正さん日記

世の中思いにつれて

自民党261議席の安定多数を維持、立憲民主党減少、維新大幅増で憲法改正へ弾みつくか

2021-11-01 14:40:56 | 政治

 昨日、第49回衆議院議員選挙が行われた。投票率は55,93%で前々回、前回に次いで3番目に低い結果になった。

 自民党が261議席(-15議席)、立憲民主党96議席(-14議席)、日本維新の会41議席(+30議席)、公明党32議席(+3議席)、国民民主党11議席(+3議席)、共産党10議席(-2議席)、れいわ新選組3議席(+2議席)、社民党1議席(―)、N党0(-1議席)無所属10議席(-1議席)となった。

 自民党は、単独で過半数(233議席)を有に超すとともに、全常任委員長、委員会過半数を超す安定多数をものにした。

 立憲民主党は、100議席を割り、小選挙区では前回より9議席増やしたが、比例区で22議席減らし敗北した。

 日本維新の会は41議席と大幅に増やし、第3党に躍進した。与党公明党、国民民主党、れいわ新選組は微増ながら議席を増やしたが、共産党は後退した。

 自民党は、岸田文雄首相の初陣だったが、選挙前の予想より議席減を最小にしたものの、党の要の甘利明幹事長が小選挙区で立憲民主党の女性候補に敗れ、進退を問われている。

 今回の選挙結果をみると、自民党がそれほど減らず、日本維新の会が躍進するという保守勢力の上昇が目立っている。

 この状況を支えたのが、18歳から40歳代の青少年、壮年層であり、これから日本を背負うこれらの層の保守化は、日本の将来に一抹の不安を感じる。

 維新の会の躍進で、憲法改正に必要な3分の2の310議席は、自民、公明、維新で十分超える形になった。

 また、自民党、立憲民主党とも古参議員が小選挙区で破れ、世代交代の波が徐々に押し迫っている。

 立憲民主党、共産党が、市民連合を介して共闘を組んだが、狙いだった小選挙区で微小ながら前回を上回る議席を得、また、惜敗もあったが、両党とも比例区で大幅に議席を減らした。

 もともと、選挙前の世論調査では、両党の支持率は低く、躍進する可能性は小さかったが、それでも、両党で16議席も前回より下回る結果になったことは、共闘の有り方について十分検証する必要性が出ている。「関連:10月31日

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