昨日は事務局を担当しているNPOボランティア団体の創立20周年記念総会と会員交流会を行った。
思えば、20年前、退職案内を出したところ、すかさず「NPO団体を立ち上げたいので事務局を担当してもらえないか」との誘いを受け、暗中模索の中で引き受けた。
NPOを立ち上げるためには、関係法を会得しなければならず、また、申請するために様々な手続きを踏まなければならなかった。
何より、行政へ申請するためにはパソコンをある程度使えなければならず、現役中はパソコンと縁のなかった身としては、まず、パソコンを初歩から習得しなければならなかった。
会員募集の大きな手段として、大物教授の講演会を大胆にも市民会館大ホールで行うことを計画、そのためマスコミや市広報などの協力を得なければならず、その要請に仲間と奔走した。
学校、企業、労組などへチラシを持って来館を要請、その甲斐あって大ホール1階席をほぼ埋めることができた。
その効果もあって、一定数の会員を集めることができ、次いでNPOの認可を得るための臨時総会を開催し、一応県へ申請する手はずが整った。
しかし、覚えたてのパソコン能力では、申請書類のダウンロードもままならず、パソコンの先生の手を借りなければならなかった。
そんな苦心の結果、何とか難関を乗り越え晴れてNPO法人の認可を得ることができた。
あれから早20年、創立当初からの会員は、徐々に減少、自身を含め会員の高齢化が進み、また、ここ3年のコロナ禍もあって思うような活動ができていない。
しかし、昨晩、20周年記念総会と、交流会を行い、20年間の活動を振り返った。長いようで短かった20年、多くの人の支援と協力を得て、活動の評価をともかくとして、事務局を務めさせていただいたことに深い感銘を覚えている。「関連:3月1日」