正さん日記

世の中思いにつれて

イランとの仲介を買って出た安倍首相だが。トランプ大統領の意向次第

2019-05-31 14:17:44 | 世界

 国賓として訪日したアメリカのトランプ大統領は、帰国後ツイッターに満足の意を表す書き込みをした。

 トランプ大統領は、安倍晋三首相に目いっぱいのもてなしを受けたことによる満足と、得意とする取引(ディール)で幾多の成果を得たことによる満足感の表明だと思う。

 貿易問題については、7月に参議院選挙があるため、結論を8月に延ばすことに同意した。

 いかにもせっかちの感じがするトランプ大統領が、8月まで待った裏には、かなりの勝算があったと思った方が間違いなさそうだ。

 安倍首相は、ウインウインの結果を得たいと言っているが、この言葉が最高ラインならば、日本にとって、もっと不利な形になる、或いは、既になっている可能性を示唆している。

 もし、選挙前にアメリカに譲歩したことが明らかになれば、選挙に不利に働くことになるので、8月に延ばしてもらったのだろう。

 選挙の後ならば、「後は野となれ山となれ」になり、政権は何とか延命できるからだ。

 さて、今回のトランプ大統領との首脳会談では、安倍首相が、アメリカと対立しているイランとの和解の仲介役を買ってでたのか、或いは頼まれたのかは分からないが、近々、訪問を予定しているイランで、その役割を任ずるとのことだ。

 もし、安倍首相の仲介で、アメリカとイランの険悪な状態が解れることになれば、これは正にノーベル平和賞ものだ。

 もちろん、トランプ大統領の言いがかりとも言える理由で、イランへの経済制裁によって、原油の輸入を閉ざされている日本にとっても、極めて有効的だ。

 しかし、イランと伝統的な友好関係にある日本とは言え、安倍首相がそんな大きな役割を演じることができるだろうか。

 答えは、残念ながらノーと言わざるを得ない。なぜならば、アメリカとイランとのこじれは、元々、上手く行っていたと思われていた2015年に締結した欧米とイランとの核合意について、トランプ大統領が横やりを入れてわざわざ亀裂させてしまったからに他ならない。

 つまり、問題はトランプ大統領側にあり、トランプ氏がその行為を改めれば、一気に、イラン情勢は正常に戻る可能性があるからだ。

 従って、わざわざ安倍首相が仲立ちをするまでもなく、トランプ大統領が、その気持ちになれば済む話であり、今のままでは、安倍首相はドンキホーテの家来サンチョ・パンサの役割を演ずる可能性があるような気がする。「関連:5月30日

 

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8月に伸ばしたのは、アメリカ有利、日本不利になっている可能性=日米経済交渉

2019-05-30 11:08:20 | 世界

 5月25日に来日、28日に帰国したアメリカのトランプ大統領は、帰国後、自身のツイッターで日本訪問の成果を伝え、在日中のもてなしについて日本国民に感謝すると語った。

 今回のトランプ大統領の日本訪問は、5月1日に令和に改元して初めて、国賓としての外国首脳の訪問だった。

 新天皇、皇后も即位後初めて迎える外国首脳として、丁重に迎え入れ、日米の親交を深めることに一役買われた。

 トランプ氏との初対面の時や、宮中晩さん会などでの両陛下の振る舞いは、通訳抜きで会話する姿がテレビに映し出された。特に雅子皇后の落ち着き払った姿は、多くの国民に安心感を与えた。

 令和初の国賓として、アメリカ大統領を迎えたことは、日本とアメリカとの歴史的な繋がりと、今日の日米同盟の観点からは当然のことと言って良いだろう。

 ただ、安倍首相のもてなし方、日米首脳間でどんな取り決めがあったのか、不明な点があることも含めて、問題が無いとは言えない。

 安倍首相のもてなし方は、冷静に考えて見ると異常に近い過剰のような感じを受けた。

 国賓として迎える外国首脳のもてなし方の基準は良く分からないが、26日は、ゴルフ 大相撲観戦、表彰状授与、居酒屋での夕食、28日は、海上自衛鑑のいずも型護衛艦「かが」へ一緒に乗り込むなど、帰国直前までほとんど行動を共にするという付き合い方だ。

 ほぼ3日間、トランプ大統領夫妻に付き添う安倍首相夫妻の姿は、異様に感じた人も多数いたはずだ。今後、別のアメリカ大統領を国賓に迎えた際は、今回の接待が基準になるのか。安倍氏以後の首相は大変だ。

 まあ、気難しいトランプ大統領を満足させるためには、今回くらいの接待をしなければならないかも知れないが、安倍首相の目的が、トランプ氏には見え見えなので、考えようでは滑稽にも見える。

 つまり、今回のトランプ大統領の訪日の目的は、もちろん、国賓として新天皇との会見だが、現実的には、日本との経済交渉だろう。

 具体的には、牛肉を中心に農産物の売り込み、それに伴う関税の引き下げ、日本からの自動車輸出の抑制と、これにはアメリカ側の関税引き上げなどが代表的なものだ。

 また、イージス・アショアや、F35戦闘機の売り込みなど、トランプ氏の頭の中には、来年の大統領選挙での再任のことしかなく、これを優位にするための手段の1つとして、貿易で実績を上げることだろう。

 そのためのターゲットは、中国に次ぎ日本であり、トランプ大統領は、安倍首相が、これらの経済問題で、お手柔らかにして欲しことが手に取るように分かっている。濃密な接待の目的もそのためだと思っているのだろう。

 そこで、日本は令和で祝賀ムードでもあるし、折角のおもてなしをむげにする分けにはいかないとして、敢えて、「8月には良い結果になるだろう」と述べ、経済問題の結論を先延ばしした。

 7月に参議院選挙、若しかしたら、衆参同一日選挙があるので、日本が不利になるかも知れない経済交渉を先延ばしし、安倍首相には、今回の接待のお礼と、反面、恩を着せたのではなかろうか。

 裏を返すと、ゴルフや、居酒屋での夕食、首脳会談などの会話の中で、日本には、かなりシビアな注文をつけた可能性がある。

 もし、日本優位か、ウインウインの内容で話が進んでいれば、選挙前に公表する筈だ。トランプ氏が自信満々に、8月には良い発表ができると言っているのは、現段階で、日本が不利、アメリカ優位に交渉が進んでいる可能性が高い。「関連:5月27日

 

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10数秒の間に19人を刺したか、けが人は快方に向かう=川崎殺傷事件

2019-05-29 14:15:10 | 社会

 

 昨28日、神奈川県川崎市で小学生ら19人が男に包丁で刺され、2人が死亡した事件で、男が、十数秒の間に19人を刺したとみられることがわかった。

 この事件は28日、神奈川県川崎市の登戸駅付近で、小学生ら19人が男に刃物で刺されるなどして、東京・多摩市の小学6年生・栗林華子さん(11)と、世田谷区の小山智史さん(39)が死亡した。

 警察は28日夜、男を、川崎市麻生区の岩崎隆一容疑者(51)と特定した。岩崎容疑者は犯行後に自分の首を刺し、死亡した。 

 その後の警察への取材で、岩崎容疑者が、最初に小山さんを刺してから、ほかの18人を襲った後、自分の首を刺して倒れるまでの時間が十数秒だったことが分かった。

  岩崎容疑者は犯行の際、小走りのような形で次々と児童を切りつけたという。

 また、凶器とみられる包丁2本は、いずれも刃渡りおよそ30センチの柳刃包丁で、岩崎容疑者のリュックサックの中には、別の包丁2本がワイシャツに包まれた状態で入っていたこともわかった。

  警察は、29日にも岩崎容疑者の自宅などを家宅捜索して、事件の状況や犯行の動機などを詳しく調べる方針だ。(日本テレビ系NNNより)

 この事件で、女子児童5人が搬送された川崎市の新百合ヶ丘総合病院が会見を行い、笹沼仁一院長は、「5名の患者さんたちは、少しずつ快方に向かっている。(けがは)頸部(けいぶ)、顔面、うでのあたり、大体上半身。身体的な治療が終わった後に精神的な心のケアも既に始まっている。今後どのように経過するかわからないので、継続的に関わる必要があると考えている」と説明した。

 5人は徐々に落ちつきつつあるということだが、中には、退院には時間がかかる児童もいるという。また、精神的なケアについては、児童の家族に対しても行っているという。(日本テレビ系NNNより)

 亡くなった栗林さんは、思いやりがあり、元気な女の子だったようだ。また、小学生の父の小山さんは、外務省で主にミャンマー語に長けていて、スーチー女史が来日の際には、通訳を務めるなど、同省にとってはかけがいの無い人材だった。

 怪我をした女子児童5人が、快方に向かっていることはもちろん朗報だが、他の子供たちも含め、充分な精神的ケアを施さなければならない。

 岩崎容疑者は凶行後数秒後に自ら首を切り自殺した。彼の目的は何だったのか、果たして家宅捜査などでその目的を見出すことができるのか。本人が死亡したのでは真相究明が困難性があるが、できる限りの解明に努め、今後の再発防止に結び付けなければならない。「関連:5月28日

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川崎で、児童ら18人が襲われ小6女児と男性死亡 容疑者の男は死亡

2019-05-28 14:44:22 | 社会

 また、子供が犠牲になった。今日、午前7時45分ごろ、川崎市多摩区登戸新町の路上でスクールバスを待っていた小学生らに男が近づき、刃物で次々と刺した。

 小学生16人と近くにいた成人2人の計18人が襲われ、小学6年生の女児と別の小学生の保護者とみられる30代男性の2人が死亡した。

 また、40代女性1人、小学生女児2人の計3人が重傷を負った。110番で駆けつけた神奈川県警の警察官が、刺したとみられる男を確保。男は自分の首を刺しており、搬送先の病院で死亡が確認された。

 警察は、現場近くの植え込みの横で体から血を流して倒れている男を発見、近くに血が付着するなどした包丁2本が落ちており、県警はこの男が事件に関与したとみている。

 死亡した男は、川崎市麻生区に住む51歳とみられ、他にも2本の包丁を所持していた。県警がさらに身元や動機の解明を急いでいる。

 事件現場は小田急線登戸駅の近くで、県警によると同駅から北西に約1・5キロにある私立「カリタス小学校」(川崎市多摩区中野島)のスクールバスを待っていた小学生らが襲われた。

 小学生らを迎えに来たバスの運転手は「両手に包丁を持った男がバスに向かってきて、いきなり並んでいる子どもを刺した」と話している。

 その運転手が男に「何をしている」と言うと、男はその場で自分の首を切ったという。現場の状況から通り魔事件の可能性があるようだ。

 「カリタス小学校(内藤貞子校長)」は、学校法人カリタス学園が1963年に設立した。カトリック教育を重視し、系列の幼稚園や中学校、高校がある。昨年度の児童数は647人(男子63人、女子584人)で、小田急線・JR線の登戸駅から学園まで、スクールバスを運行しているという。

 私事だが、事件のあった7時45分は、連日、鎮守の森入り口で見守りをして、丁度引き上げる時間だ。事件に遭遇した子供たちも、スクールバスで暫く行けば直ぐ学校に着いたであろう。

 このところ、子供を含む自動車死亡事故が続き、多くの国民は心を痛めていた矢先、今度は、思いもよらぬ50歳男の蛮行で幼い命と、多分、父兄と思われる方が尊い命を落とした。やり切れない気持ちでいっぱいだ。

 犠牲者の方々のご冥福を祈り、ご遺族に心からお悔やみを申し上げたい。併せて。負傷された方々の一日も早い回復を祈る。

 加害者が死亡したため真相解明が困難な面があるが、可能な限り真相を明らかにし、再発防止に努めて欲しい。

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トランプ大統領に最大限のおもてなし。国技館は観客総立ちのスマホフラッシュ

2019-05-27 14:15:32 | 世界

 昨日のブログで、肝心なところでミスを犯した。夏場所優勝の朝乃山を朝の山と、朝乃山の出身地を富山なのに、石川と書いてしまった。読んでいただいた方は、無知を笑われたであろう。生来の早とちりで時々失敗する。大いに反省しなければならない。

 さて、その大相撲を25日に来日したアメリカのトランプ大統領が、安倍晋三首相と共に夫人を入れて4人で観戦した。

 誰が希望したのかは分からないが、桟敷4面分に椅子をしつらえての正に大統領観戦だった。席に着くまで観客総立ちのスマホフラッシュなどで約7分間相撲が中断した。

 当初は「これより三役」の3番みの観戦予定だったらしいが、優勝した朝乃山と御嶽海の対戦からに変更したため、結びまで5番を見た。

 何時にない風景と雰囲気に、力士は取り難かったのではなかろうか。前日に優勝が決まっていたため、ある程度は緊張が緩んでいたかも知れないが、若し、千秋楽決戦にでもなっていたら、どうなっていただろう。

 トランプ大統領は、天皇杯、安倍首相が自ら渡した総理大臣杯に次いで3番目にアメリカ大統領杯をスリッパを履いて土俵に上がり、笑顔で朝乃山に手渡した。

 表彰状は英語で呼んだが、「レイワワン」と呼んだところは、リップサービスだろうか。

 ただ、観戦中のトランプ大統領は、拍手するでもなく、見た目はさほど興味を持って相撲を楽しんだ様子は伺えなかった。しかし、たった5番では楽しむだけの時間的な余裕はなかったのだろう。

 この日、トランプ大統領は、朝から千葉県茂原カントリークラブで、安倍首相と5回目のゴルフを楽しんだ。日本のかつてのエース青木功プロを交えての接待ゴルフだ。

 大相撲観戦を挟んで、夜は六本木の炉端焼きで、夫妻同士4人による会食をした。ゴルフ、大相撲、炉端と安倍首相は、一日目一杯トランプ大統領をもてなした。

 今日は、国賓として、天皇皇后両陛下と会見、本命の日米首脳会談、拉致被害者との面会、夜は、宮中晩さん会と矢継早にスケジュールが進み、明日は、帰国の途に就く。

 日米双方の成果はいかに。というのはこれから評価されるだろうが、少なくともとんとんにならないと元が取れない。「関連:5月20日

 

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平幕朝乃山が初優勝、三役経験なしでは58年ぶり、富山県出身者では太刀山以来103年ぶり

2019-05-26 11:53:10 | スポーツ

 大相撲夏場所は、昨日14日目、前頭8枚目の朝乃山(25)が、大関豪栄道に完勝、結びで横綱鶴竜が、関脇栃ノ心に敗れたため、千秋楽を待たず平幕優勝を遂げた。

 三役を経験していない平幕力士の優勝は、後に横綱になった佐田の山以来58年ぶりとのことだ。また、大横綱太刀山以来富山県出身力士としては103年ぶりの優勝で、郷土は喜びに沸いたようだ

 朝乃山は、富山商業から近畿大学に進み、平成15年に高砂部屋に入門、大学4年の時に全日本相撲選手権大会ベスト4の実績を残したことで、同年年5月に創設されたばかりの三段目付で初土俵を踏んだ。

 身長187センチ、体重177キロと力士としては申し分ない体躯で、2017年の秋場所新入幕、その後10場所幕内を張り、勝ち越し5場所、負け越し5場所、最高位は西前頭5枚目で、期待されつつ、このところやや伸び悩んでいた。

 朝乃山は、今場所、13日目、大関復帰をあと1勝で果たすところ2連敗していた栃ノ心と対戦、土俵際で突き落とされ一時は軍配は栃ノ心に上がったが、6分間の協議の結果、栃ノ心のかかとが先に出ていたとの判定で勝ちを拾った。

 しかし、スロービデオを見る限り、誰の目にも栃ノ心のかかとは浮いていて、俵の外の砂を踏んでいたとは思われず、朝乃山にとっては幸運の1勝となった。審判員の大失態だろう。

 優勝が決まった後、鶴竜を破って大関復帰が決まった栃ノ心から、祝福されほっとしたという。

 前日、涙で悔しさを見せていた栃ノ心は、やけっぱちで、鶴竜に交わして勝ち、大関復帰を果たしたことは、褒められた勝ち方ではなかったが、前日、審判のミスで負けたので良しとしよう。

 今場所は、新大関貴景勝が、怪我で休場した翌日再出場した結果、また別の箇所を痛め再度の休場というハプニングがあった。

 貴景勝は、来場所早くもカド番になった。ただ、また無理をして出場し、さらに大事にならないよう、まだ22歳の若さなので、周辺の気遣いが肝要だ。

 先場所42回目の優勝を果たした横綱白鵬は、初日から休場、一人横綱の鶴竜は、14日まで優勝戦線にいたことはよかったが、終盤、息切れした感じだった。

 大関豪栄道は、ストップを掛けるべき朝乃山戦で有利な体勢になりながら完敗、大関高安は場所中通して良いところが無く、最低線で辛くも勝ち越した。

 今場所の1つの注目点は、幕内下位だが新入幕の炎鵬はじめ軽量3力士の相撲だったが、炎鵬は7勝した後、今日千秋楽に勝ち越しをかける他、照強、石浦は既に負け越しが決まった。しかし、3力士とも期待にたがわず面白い相撲を見せてくれた。

 さて、今日千秋楽は、アメリカのトランプ大統領が、安倍晋三首相と升席に陣取って観戦する。優勝した朝乃山にはトランプ大統領杯が渡される。

 持ち物チェックなど、国技館に来た観衆には迷惑な点もあるが、世界に大相撲を広めてもらうと思えば仕方がないか。「関連:5月13日

 

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景気、下向きだが緩やかに回復=月例経済報告発表

2019-05-25 10:11:32 | Weblog

 

 政府は、5月の月例経済報告を発表、景気は前月に比べ下向きだが、緩やかに回復しているとした。

 中国経済の落ち込みを受け、輸出は停滞、企業の生産や輸出は伸び悩んでいるとしている。

 しかし、令和への改元や、ゴールデンウイークの10連休により、個人消費は持ち直しているとの見方を示した。

 また、雇用や所得環境も改善し、企業収益も高い水準にあるとし、茂木経済相は、「政府として、現時点では景気回復は途切れていない」と述べた。

 しかし、3月に発表した景気動向指数では、既に景気が後退局面に入った可能性を示す「悪化」の結果が出しており、また、先のGDPでは、消費、設備投資ともマイナスの数値になっている。

 また、米中経済摩擦が激しくなっており、特にファーウェイに対し、日本企業の離反が目に見えてきているように、決して先行きは楽観できない。

 今回、その点、政府月例経済報告は、楽観的に見えると言うか、アベノミクスの終焉を認めたくない安倍政権が、来る7月の参議院選挙に向け、後退とは言えない政治的配慮を働かせたとも言える。

 これで、リーマンショック級の波乱がない限り消費税を引き上げると言う政府は、言葉通り、消費税を10%に引き上げることが確実になった。

 ただ、素人目には、経済の数値そのものが当てにならない中で、政府が手前味噌に言葉で示す景気判断は、余り信用できないものに映る。

 それよりも、内閣府で行っている、タクシーの運転者の景況感の方が、実態に近いものになっているような感じがする。「関連:5月21日

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続いた87歳の晩節を汚す自動車事故

2019-05-24 13:49:15 | 社会

 明日は我が身と思うと、緊張感がみなぎる思いだ。緊張し過ぎて慎重さを疎かにしてはいけないと思う。

 高齢者の運転については、周りの声が厳しくなっている。当然のことだと思う。それほど、このところ、超高齢者で立場のある人の無謀運転により、母子や、幼児などかけがえのない命が失われ、或いは、大怪我を負って生活に支障を来した人が続出している。

 池袋の87歳は、ブレーキを踏んだが利かなかったと言っているが、実際にはブレーキは全く踏んでおらず、アクセルを目いっぱい踏んでいることが分かった。パニックになってしまったらしい。

 この人は、元経産省のお偉方だ。被害者の家にお詫びに行こうとしたが、遺族に断られたのでまだ行っていないそうだ。

 しかし、何度もお詫びに行きたいと、お願いしたとの情報は入っていない。一度、二度のお願いで断られたから、まだ直接のお詫びを済ませていないとは何と情けないことか。そんな事態ではない筈だ。

 運転操作もウソを言い、かけがいの無い命を奪ったのに、お詫びも済ませず、逮捕もされていない。これでは、亡くなった人は成仏できなかろう。

 同じ87歳の元福井放送社長が、運転中に衝突事故を起こし、そのまま逃げたとして、福井署に道交法違反(ひき逃げ)の疑いで逮捕された。

 この人は、何かにぶつかった覚えがあるが、大したことはないと思いそのまま現場を離れたとのことだ。

 特別に思わざるを得ないのが、この人が、元公共機関である放送局の社長であることだろう。これでは世の中に示しがつかない。

 87歳の、元重要な立場にいた2人が、事故の大小はあるにせよ、晩節を汚す自動車運転による罪を犯した。高齢運転者は肩身が狭い思いだ。

 と言って、自分ならどのように振舞ったかは、決して偉そうなことを言えるだけの自信はない。言えるのは、この2人の振る舞いを他山の石として、絶対事故を起こさないよう心に誓うことだ。「関連:5月19日

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丸山議員の処分をきっちとして、国内外に「日本の憲法による非戦」を明確に示せ

2019-05-23 11:12:30 | 政治

 戦争発言の丸山穂高衆院議員(維新の会が除名処分)に対する衆議院の処分については、野党6党が「辞職勧告決議案」、与党2党が「譴責決議案」とし、双方話し合いがつかず継続協議になっている。

 しかし、衆議院がこのまま曖昧な処分にし、両案が廃案扱いになって、議会として何らの処置を取らなかった場合、国際社会には、日本が戦争に対し、厳格な規律を持たず、一部で容認したような誤解が広がりかねない。

 その意味から、衆議院として改めて「日本は戦争をしない国」として、しっかりした意思表示を示すことが必要だ。

 特に、丸山氏の、国後島へのビザなし訪問が、衆議院の代表として派遣されたのであり、その点からも、衆議院が明確な処分を行わなければならないとする意見がある。

 今日の民間テレビでは、衆議院の懲罰委員会に掛けて、本人の弁明も聞き、同委員会の定めに基づき、処分を決める方法を取ったらどうかと言ったことが伝えられていた。

 この中には、最も重い処分として「除名」もあるようなので、この方法ならば、国民にも分り易い気がする。

 懲罰委員会の委員長は、現在、国民民主党の議員になっていて、この方法についても国民民主党が提起しているようだ。

 いずれにしても現在、与野党で「第3の案」を検討しているようだが、要は、衆議院で、丸山議員の戦争発言についてきちっと処分を行い、国内外に「日本の憲法による非戦」について、改めて示すことが必要になっている。

 蛇足だが、丸山氏は“戦争暴言”の後、「俺は女を買いたいんだ!」と禁じられている外出を試み、事務局スタッフや政府関係者ともみ合いになったという。売買春は日ロ両国で共に違法行為である。この男こそ、「売国奴」と呼んでも叱られないだろう。「関連:5月22日

 

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丸山穂高議員に、与党が甘い対処、野党提出の議員辞職決議案が暗礁に

2019-05-22 13:48:57 | 政治

 北方領土を戦争で取り戻すことの是非について、返還運動の団長に問いかけるという憲法無視の暴挙を犯した日本維新の会の丸山穂高衆院議員(維新の会は除名処分)に対し、立憲民主党や維新など野党6党派が衆院に辞職勧告決議案を提出した。

 これに対し、自民党、公明党の与党は、「議員の身分に関わることは慎重に取り扱う必要がある」として、同調を避け、「猛省を促す」などとする譴責決議案を衆院に提出した。

 自公は、野党の出した決議案は、「今まで、議員の発言で辞職勧告決議を行ったことはない」「議員の出処進退は自ら決すべきことが基本だ」といったことから適切ではないとしている。

 一方、自公の提出した「譴責決議案」は、今まで例がなく、国会としては初めてのことのようだ。

 今回の丸山氏の発言については、国会で何らかの意思を示すことは、与野党が一致しており、21日に、衆院議院運営委員会の理事会で両案について協議したが、一致点を見いだせず、今後も協議を続けることを確認した。

 理事会では、与野党両案の折衷案を創案する意見もあるようだが、若し、話がまとまらないと、両案とも廃案になりかねない。

 戦後、国会議員が実質的に戦争を肯定するような発言をした例がなく、その意味で丸山氏の発言は万死に与えすると思うが、何だかんだ理屈とつけて野党6党の「議員辞職決議案」に乗らない与党の本質は、丸山氏と似たか通ったかではないかと疑わざるを得ない。

 しかし、平和の党を自認する公明党が、自民党と変わらない態度を示していることは残念だ。平和の党を名乗るのであるなら、もっと、戦争には絶対反対の意思表示をしなければならない。丸山氏への議員辞職勧告はそういった意味のある行為と言える。

 与党の甘い対応を見て、丸山氏は意を強くしたのか、「どんなことがあっても議員は辞めない」と国民に背を向けた厚顔無恥の態度を変えていない。「関連:5月16日

 

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