国会は明日から鳩山由紀夫首相と2閣僚の演説に対する代表質問が行われる。衆議院本会議では、今回も民主党は代表質問には立たない。ただ参議院では輿石東民主党参議院会長が質問に立つことになっている。
衆議院で代表質問に立たないのは、小沢一郎幹事長の持論である「政府と党は一体」という理屈からだが、傍から見ると、代表質問に立てば、鳩山政権の政策をさらに際立たせることができ、国民に理解を深めてもらう良いチャンスになると思うのだが、理屈が先行するあまりわざわざ不戦敗になるようなものでもったいない感じがする。代表質問には、次代に党を担う有望議員を登場させれば、テレビで顔も売れるし、その議員の得難い経験にもなる。どうもその辺が、下手だなと感じてならない。
ついでに言うと、小沢幹事長の新人議員143人の扱いは、教育と評して、議員を数班に分け、それぞれに班長をつけて5カ条の約束事の履行を強要しているとのことだが、新入職員の研修でもあるまいし、それぞれの議員は、多くの有権者の得票で当選した国会議員であり、国民の代表である。余りにも稚拙なやり方と言わざるを得ない。それに反発できない議員も情けないが、こんなやり方は早く止めた方が良い。
さて、国会審議で気になるやり取りがある。閣僚や与党議員が、長期にわたり政権の座にいた自民党や自公連立の積み重なる失敗と責任を追及すると、特に自民党議員が、「いつまでも前のことを言うのは稚拙だ」とあたかもルール違反をしているように批判していることだ。これに対して、閣僚や与党議員が声を弱めてしまっていることも気が弱すぎる。
今日の800兆円にも上る国の借金や、様々な社会のひずみは、長期にわたり政権の座にいた自民党や、これを助けた公明党の政策の結果であり、当然2党の責任であることは論を待たない。これに対して、旧来の政権を否定し、新しい施策で国家の立て直しを図る目的で政権を奪取したのが民主党などの3党連立政権だ。
従って、新政権の閣僚や与党議員が、旧政権の失敗や責任を国民の前に明確に示し、それとの対比で、新政権の政策を際立たせることは当たり前のことだ。自民党などは、結果責任を国会で白日の下にさらされることは覚悟すべきことなのだ。それを言われたからといって、逆切れすることはいかにも見苦しい。閣僚や与党議員は遠慮することなく、自民党などの責任を具体的に追及することが必要だ。「関連:1月30日」
衆議院で代表質問に立たないのは、小沢一郎幹事長の持論である「政府と党は一体」という理屈からだが、傍から見ると、代表質問に立てば、鳩山政権の政策をさらに際立たせることができ、国民に理解を深めてもらう良いチャンスになると思うのだが、理屈が先行するあまりわざわざ不戦敗になるようなものでもったいない感じがする。代表質問には、次代に党を担う有望議員を登場させれば、テレビで顔も売れるし、その議員の得難い経験にもなる。どうもその辺が、下手だなと感じてならない。
ついでに言うと、小沢幹事長の新人議員143人の扱いは、教育と評して、議員を数班に分け、それぞれに班長をつけて5カ条の約束事の履行を強要しているとのことだが、新入職員の研修でもあるまいし、それぞれの議員は、多くの有権者の得票で当選した国会議員であり、国民の代表である。余りにも稚拙なやり方と言わざるを得ない。それに反発できない議員も情けないが、こんなやり方は早く止めた方が良い。
さて、国会審議で気になるやり取りがある。閣僚や与党議員が、長期にわたり政権の座にいた自民党や自公連立の積み重なる失敗と責任を追及すると、特に自民党議員が、「いつまでも前のことを言うのは稚拙だ」とあたかもルール違反をしているように批判していることだ。これに対して、閣僚や与党議員が声を弱めてしまっていることも気が弱すぎる。
今日の800兆円にも上る国の借金や、様々な社会のひずみは、長期にわたり政権の座にいた自民党や、これを助けた公明党の政策の結果であり、当然2党の責任であることは論を待たない。これに対して、旧来の政権を否定し、新しい施策で国家の立て直しを図る目的で政権を奪取したのが民主党などの3党連立政権だ。
従って、新政権の閣僚や与党議員が、旧政権の失敗や責任を国民の前に明確に示し、それとの対比で、新政権の政策を際立たせることは当たり前のことだ。自民党などは、結果責任を国会で白日の下にさらされることは覚悟すべきことなのだ。それを言われたからといって、逆切れすることはいかにも見苦しい。閣僚や与党議員は遠慮することなく、自民党などの責任を具体的に追及することが必要だ。「関連:1月30日」