正さん日記

世の中思いにつれて

菅下ろしに狂気な、民主党3人衆

2011-05-31 14:43:13 | 政治

 自民党による菅直人政権への不信任案は、今週中にも上程される予定だ。この不信任案には、公明党などほとんどの野党が同調することになろう。加えて、民主党内から、小沢一郎元代表に近い議員がどの位加担するか、今のところ分からないが、大方の見方では、不信任が通る82人までにはいかないようだ。しかし、いずれにしても反乱軍が出れば、民主党内は分裂状態に陥る可能性がある。

 

 それにしても、民主党内の反管グループの態度は、見苦しいばかりだ。権力に固執する小沢氏はともかくも、鳩山由紀夫前首相まで、小沢氏には首相にしてもらったという恩義があるとかで、小沢氏と手を組もうとしている。

もっと可笑しいのは、西岡武夫参議院議長が、狂気のごとく菅首相をこきおろし、野党でも言わないような罵詈雑言を自らの足場である民主党代表に浴びせている。マスコミでも言っているように、本来、三権の長である参議院議長が、立法府の長である首相の退陣を求めることは異常な行為なのだ。それならば、参議院議長を退任して、いくらでも悪口を言うべきではないのか。どうも、西岡氏は、地元長崎が反対している、諫早湾干拓潮受堤防の水門を、菅氏が自分に相談も無く開放することにしたため、憤懣やる方ないからのようだ。

 

もう1つは、西岡氏は、自民党時代から小沢氏とじっこんの間柄のためだとも言われている。いずれにしても、小沢、鳩山、西岡氏は、在所の自民党にノスタジアを感じたがごとく、自民党に擦り寄っている。しかし、自民党側は、菅下ろしに手は貸してはもらいたいが、二代目闇将軍の小沢氏、マザコンでいい加減な鳩山氏、自民党を出たり入ったり、また出たりして信用の置けない西岡氏を迎え入れることはほとんど考えられない。「関連:5月29日

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福島第一原発の工程表、実行が危機に

2011-05-30 14:20:33 | 社会

 福島第一原発事故については、後追いで、次々と実態が報道されるが、日を追うごとに悪い情報が伝えられ、それを知らされる国民の気持ちを逆なでしている。東電については、以前から情報隠しの名人という悪評は聞いていたが、世界中が注目している今回の原発事故で、よくもこれほど当てにならない情報を送ることが出きるものかと、そのくそ度胸に呆れるばかりだ。

 

 今度の情報は、1~3号機のメルトダウンにより、原子炉圧力容器の破損が明らかになったことで、作業に大きな遅れがでることは間違えなく、「年内の収束は不可能」との見方を強めているとのことだ。

 東電は、4月17日に「6~9カ月で原子炉を冷却停止状態にする」と発表、1号機のメルトダウンが発覚した後の5月17日にも工程表の見直しはしないとはっきり言っていた。

 

しかし、その口先が乾かない内、東電幹部の1人は、「9カ月という期限はあくまで努力目標だ」とうそぶいている。この分でいくと、原発周辺住民の避難見直しの時期について影響が出ることは必定で、避難している人々をがっかりさせそうだ。

 東電、安全委員会、保安院、政府と、四者一体で進捗状況を公表している筈だが、肝心の東電自体がいい加減な情報を垂れ流していては、国民に対して最大の責任を負わなければならない政府の立場は失われるばかりだ。若しかしたら、東電幹部に、最後は、国が助けてくれると言う甘えがあるのではないか。「関連:5月26日

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通りそうもない菅内閣不信任決議案

2011-05-29 14:07:36 | 政治

 今日、午前中のテレビを見ていても、自民党は今週初めに菅直人内閣不信任決議案を上程する構えで、これに対し、社民党を除く野党各党は同調しそうだ。社民党も、G8から帰国後の菅首相の態度を見極め、不信任案に賛成する可能性を残している。

 不信任案提出日は、6月1日(水)に行われる党首討論が終わった後か、翌日、菅首相がG8の報告を行う6月2日(木)になりそうだ。

 

 一方、これに同調する姿勢を見せているのが、民主党内で小沢一郎元代表についている一部議員だが、不信任案を可決できる81票まではいかないという見方が高い。

 注目される民主党内からの造反者は何人出るか。菅首相はG8から帰国後、早々に小沢、鳩山由紀夫前首相らと会って協力を要請するとのことだが、鳩山氏はともかく、小沢氏の理解を得ることは難しいような気がする。小沢氏ら、民主党内で不信任決議案に同調する衆議員は50人程度になるとの予測があるが、これだけでは可決できない。造反議員は、否決覚悟で不信任決議案に賛成する気があるのか否か、その後の行動はどうするつもりなのか。場合によっては、離党して新党を結成するのか。新党を結成したとしても、その後、明るい展望が開けるのか。まさか、造反までして、おめおめそのまま党内に居座ることはなかろう。

 

 新党を結成する場合は、まさか被疑者になっている小沢氏をシャッポに持ってくることはできないから、親小沢氏の中で、それなりの人物が党首になるかも知れない。

 いっそのこと、自民党に入党しても面白いが、いまさら自民党で冷や飯を食いたくないだろうから、それはないだろう。自民党側も、まさか闇に包まれた小沢氏とは組めないと思うので、自公プラス民主党造反組は考え難い。

 

そうなると、不信任決議案を出す自公の悩ましさは、否決後は、今までのような菅政権が出す法案を意地悪く反対できないところにある。その点、菅政権としては、災害関係法案をスムーズに通すためにも、かえって不信任決議を出してもらった方が都合が良いかもしれない。「関連:5月27日

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原発は、最高水準の安全性確保へ=ドービルサミット閉幕

2011-05-28 05:28:21 | 世界

 フランスの北部ドービルで開かれた主要国首脳会議(G8サミット)が27日閉幕した。今回のサミットの主要議題は、中東・北アフリカの民主化の支援と、東電・福島第一原発の事故を踏まえた世界の原発の安全性についてだった。

 

 殊に、原発については、事故に対する我が国の対応が注目された中で、今後の原発について、推進派のアメリカ、フランス、ロシアに対し、慎重派のドイツ、イタリアなどの議論が白熱すると見られたが、ホスト国のフランスのサルコジ大統領が、「最高水準の安全性」の合意をまとめることで、脱原発の流れをせき止め、自国を含む原子力産業を守ることに尽くした形となった。

 

今回だけは主役級の扱いを受けた菅直人首相は、冒頭の演説で、我が国の電力は、原子力、火力、自然エネルギー、節電の4本柱を遂行し、2020年までに自然エネルギーのシュアーを現在の9%から20%に引き上げたいと述べた。また、菅首相は、今年の秋に日本で原発問題を検討する会議を開くことを提唱したが、今回のG8では、世界の原発政策についての方向性は、ほとんど変化はなかった。

 

 一方、中東・北アフリカの民主化については、その動きを歓迎しつつ、リビアのカザフィ政権の即時退陣を要求、シリアのアサド政権に対しては、民衆への武力行使の中止と国民との対話を要請した。しかし、現実は、リビアの内戦は収まらず、シリアに加え、アラビア半島南西のイエメンでもデモに対するサレハ大統領の武力制圧により、多くの犠牲者を出している。このような現状に対し、G8では、ほとんど打つ手を見い出せない。

 

 1973年から始まったサミットも、38回目となったが、最近は中国、インド、ブラジル等の台頭で、G8に加えて、これらの国が入るG20の方が、経済を中心にあらゆる問題で実効性があるとの見方が強い。「関連:2010年6月28日

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自公が菅内閣不信任案上程か

2011-05-27 05:46:38 | 政治

 菅直人首相は、現在フランスのドービルで行われているG8サミットに出かけているが、今日午前、自民、公明両党の幹事長、国対委員長が都内で会談し、内閣不信任案を共同提出する方針を確認した。提出時期は、衆院東日本大震災復興特別委員会で31日に行われる集中審議と6月1日の党首討論の結果を踏まえて最終判断するとのこと。

 

 勿論、自民、公明両党だけでは、否決される可能性が高いが、若し、民主党内から小沢一郎元代表グループらの造反票が80票でもあれば可決できないことも無い。

 菅首相は、不信任案が可決されれば、解散総選挙に持ち込むことも匂わしており、これから大災害復旧へ向かわなければならない時期に、とんでもない事態が生まれる。もっとも、菅首相が解散を匂わしているのは、党内からの造反を抑える意図で言っていると思うので、不信任案が通れば、退陣もなくはなかろう。

 しかし、菅首相が退陣した後はいったい誰がやるのか。その場合は、民主党の分裂もあり得るので、自公と民主造反組が組むとすれば、谷垣禎一総裁にお鉢が回ってくることもあり得る。しかし、そのような想定は考え難く、やっぱり解散総選挙の可能性の方が高い。

 

 自公が菅内閣の不信任案を出す理由は何なのか。東日本大震災の対応の不味さが最大の理由のようだが、具体的にどこがどう悪かったか示すことができるのか、いぶかる声も強い。

 自民、公明と民主党内の小沢、鳩山由紀夫前首相ら反管グループが、菅首相をどうしても代えなければならない最大の理由は、やっぱり、菅氏がトップにいると、これから活発になってくる災害復旧絡みの利権を手にすることができないからだと言われている。もう1つは、菅氏が市民派から生まれた首相であるのに対し、自民党内の谷垣総裁、石原伸晃幹事長や民主党内の小沢、鳩山氏らの二世議員が、これ以上首相の地位に止まることにがまんできないからだといった見方もある。

 

 いずれにしても、今は災害復旧が最大の政治課題だ。自らの都合で、内閣不信任案を出したり、それならば解散総選挙だなどと政局にうつつを抜かしている場合ではなかろう。

 

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今、何故、東電は真相を公表したのか

2011-05-26 18:01:34 | 社会

 福島第一原発の事故については、3月11日の被災以後、1号機から4号機までの原子炉の状況や、原子炉への海水、真水注入状況、汚染水の流れなど、連日、東電、原子力安全委員会、原子力保安院、そして政府と正に現状を逐一発表していたが、実は、その内容についてはかなり推測で発表していたことが、ここへきて明らかになっている。

 

 今日の、ニュースを見ても、1号機については、地震当日の3月11日深夜から翌12日未明までの間に、圧力容器を貫通する配管部が破損し、蒸気が格納容器内に漏れた可能性があることが、東電のデータ解析で分かった。また、地震から約15時間後にメルトダウン(炉心溶融)に至り、溶け落ちた燃料で圧力容器底部が破損したとみられるが、想定が正しければメルトダウン以前に圧力容器が破損していたことになる。つまり、地震そのもので、圧力容器が破損したことが疑われ、そうなると、原子炉の安全性を根本から否定した結果になる。また、同じように、2号機、3号機も強烈な地震の揺れで、原子炉が破損し、早期にメルトダウンに至ったことが想像できる。
 

 一方、衆議院特別委員会の集中審議で、1号機で震災発生翌日に、東電が冷却用の海水注入を中断したのは、菅直人首相が、班目春樹原子力安全委員長の「海水を入れると再臨界に至る」という助言を受けて、指示したとして、谷垣禎一自民党総裁に詰め寄られたが、今日、東電の武藤栄副社長は「注入中断はなく、継続していた」と発表し、21日に政府・東電統合対策室が公表した調査結果を訂正した。実際には、同原発の吉田昌郎所長が、事態の悪化を阻止するためには注水継続が必要と判断し、中断を見送っていたという。
 

 この2つも誤りは、相当、罪が重い。前段の原子炉の破損が地震によるものだとすると、どの原子炉も、津波に限らず、危険性を帯びていることになり、原発政策の根本的な問題になる。

 2番目の訂正は、国会で与野党首脳が真偽の程をやりあった問題であり、その帰結によっては、政局の動向に大きな影響をもたらす問題だからである。

 東電は、何故、今になってこのような根本的な問題を公表したのか。何となく、IAEA調査団や、国内の事故調査・検証委員会の調査につじつまを合わせてのではないかと疑念が消えない。「関連:5月19日

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布川事件の2人無罪=重罪事件で逆転判決7件目

2011-05-25 16:40:56 | 社会

5月24日、水戸地裁土浦支部で行われた「布川事件」の再審判決で、犯人とされ無期懲役となっていた桜井昌司さん(64)と杉山卓男さん(64)が無罪となった。

 この事件は、1967年、茨城県利根町布川(ふかわ)で大工の男性(当時62歳)が殺害され、窃盗など別件で逮捕された2人の犯行として、1978年7月に最高裁で無期懲役が確定し、仮釈放中だった。

 

 2人を殺人の犯人と確定したのは、捜査段階の自白と複数の目撃者がいたことだったが、今回の裁判では、自白の信用性が否定され、自白は誘導された可能性があること、「バイクで現場付近を通りかかった際に2人を見た」との目撃証言も「供述経過や視認状況などから信用性に欠ける」と指摘した。また、現場には2人の髪の毛などはなく、物証は見当たらなかったと述べた。検察側は、自白も目撃証言もいずれも信用できると主張してきたが退けられた。この判決について、検察側は控訴しない公算が大きい。
 

 死刑か無期懲役が戦後確定した事件の再審無罪判決は昨年3月の「足利事件」以来で、7件目になる。
 この事件でも、検察側のでっち上げ体質が露呈された形となったが、44年間も殺人犯としてレッテルを貼られた2人は、最早、その間の空白期間を埋めることはできない。ほくそ笑んでいるのは真犯人だけで、もちろん被害者は浮かばれない。「写真は無罪判決の2人 朝日」関連:2010年12月25日

 

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時間が無駄な、与野党首脳対決

2011-05-24 09:26:24 | 政治

 福島第一原発の1号機の初期対応について、昨日の衆議院東日本大震災復興特別委員会の集中審議で、自民党の谷垣禎一総裁が、菅直人首相が、海水注入を中断させた結果、水素爆発を誘発し、それが以後の事故処理を困難にさせたと追及した。谷垣氏によれば、菅首相が海水注入を中止させたのは、班目春樹原子力安全委員長から、海水を入れると再臨界が起こるとのアドバイスを受けての判断によりものと追及したが、菅首相はこれを否定、班目氏も、当初の真っ向否定を覆し、「再臨界の恐れがある」と言ったと述べた。

 

 しかし、結果的には、55分間に亘り、海水注入を中断したことが、その後の処理に大した影響がなかったことが判明、首相と野党総裁の直接対決も結局不毛の議論だったことが分かった。

 それにしても、班目春樹原子力安全委員長は学者にしては発言が軽く、以前、我が国における原発事故は起こり得ないと発言したことが、今でも多くの人の脳裏に刻まれている。言わば、原発神話発生者の重鎮で、今度の大事故に全く無関係だとは言えない。

 

 福島第一原発事故の検証については、国内でも、政府の要請を受け、その道の実力者が手掛けることになっているのに加え、IAEA(国際原子力機関)でも、英仏ロなどの精鋭を派遣、徹底的に検証することになっている。これら、国内、海外の専門機関の検証の結果、政府、原子力安全委員会、原子力保安院、東電の対応について、内容が明らかになり、その評価が下される。

 国会で、原発に素人の議員があれこれ突っつき合い、不毛な議論に時間を費やすよりも、原発事故の補償や、避難所対策など、政治が直ぐやらなければならない問題を、早急に審議することの方が専決だ。「関連:5月12日

 

 

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白鵬が7場所連続で19回目の優勝=大相撲技量審査場所

2011-05-23 05:08:51 | スポーツ

 大相撲の技量審査場所が終わった。優勝は常勝横綱白鵬で13勝2敗だった。千秋楽、2敗でまだ優勝の権利があった前頭6枚目栃ノ心が日馬富士に負け、その時点で白鵬の19度目の優勝が決定したが、結びでベテラン魁皇に敗れたのはいただけない。ただ、白鵬は7連覇となり、朝青龍の同記録に並んだ。来場所も優勝すれば、8連覇となり、記録を更新する。大関魁皇の元気さには驚く。今場所9勝を上げ、千代の富士の持つ、角界通算最多記録の1045勝にあと1勝に迫った。来場所は、この記録も更新されよう。

 

 関脇琴奨菊が2場所続けて10勝を上げ、来場所に大関を掛ける。4人の大関は今場所も体たらくに終わった。琴欧洲が11日目まで3勝しか上げられず、12日目から休場して来場所はかど番となる。いつも、期待される関脇稀勢の里は、千秋楽にようやく勝ち越すと言う情けなさだ。上位では、モンゴル出身の小結鶴竜が12勝、前頭5枚目豪栄道が後半白星を重ね11勝を上げたが2人ともよくやった。それに比べ、小結豊ノ島、前頭の栃煌山、豊真将は大きく負け越し期待を裏切った。新入幕の日系ブラジル人魁聖は、初日から9連勝し注目されたが、後半崩れ10勝止まりだった。

 

 場所前に、八百長事件で、幕内6人、十両9人が引退に追い込まれ、この15人を入れた星取表は歯が抜けたようだった。相撲協会は、何項目かの刷新項目を打ち出し、八百長の防止に万全を期すことを約束して、7月は、本来の名古屋場所として再開を目指している。大相撲には、昔から八百長相撲を大目に見る傾向があるが、スポーツと言っている以上は、八百長は決してあってはならない。

 15人も関取が止めたため、来場所の番付は正に大判振る舞いになって、力の差のある相撲が増えるかも知れないが、常にがちんこ相撲を取っていれば、ファンは必ず大相撲に帰ってくる。八百長が疑われないスポーツ相撲で、来場所はテレビ中継が見られることを期待したい。「関連:2月11日

 

 

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普天間基地、嘉手納統合案が浮上するか

2011-05-22 09:44:34 | 政治

 日米で合意している、沖縄の米普天間基地の辺野古への移転については、沖縄県や辺野古のある名護市で総スカンを食っているため、デットロックに乗り上げている。

 これに対し、アメリカ軍事委員会のレビン委員長(民主)、マケイン筆頭委員(共和)、ウエップ上院外交委員会東アジア太平洋小委員長(民主)の3人が、普天間飛行場の米嘉手納基地への統合案を示した。

 アメリカでも、軍事委員会の重鎮が示したこの案に対し、無視できないという機運が生まれているようだが、日本側では、政府が一応、現行合意案の実行を目指すと言ってはいるが、沖縄の仲井真知事は、内容によっては玄関払いはしないという意向を示した。

 

 朝日新聞とのインタビューで、ウエップ委員長は、嘉手納基地との統合案について、「普天間を単純に嘉手納に統合するとは言っていない」と強調、嘉手納基地にある戦闘部隊の一部をグムのアンダーセン米軍基地や日本国内の他の米軍基地に移すことで、普天間の部隊が統合されても、全体として嘉手納の騒音は減らすことが出きると述べている。

 さらに、嘉手納基地の敷地内の約半分は弾薬庫であり、これを他に移せば、基地の一部を沖縄に返還することが可能との見方を示し、「我々は嘉手納基地を強化する話をしている分けではない」と強調している。

 果たして、この話が、日米政府、沖縄間で、現行の日米合意に代わって浮上してくるのか、その場合、新たな問題が出てこないか。今後の成り行きが注目される。「関連:3月10日

 

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