今日15時から約45分間、鳩山由紀夫政権になって2回目の党首討論が2月17日以来1カ月半ぶりに行われた。
前回の党首討論で、党内の一部から、攻め口が甘かったと批判された自民党の谷垣禎一総裁が、今回は最初から厳しい口調で鳩山首相に質疑を挑んだが、やはり、人柄は隠しきれず、比較的穏当な形で終始した感じだ。
2番目に立った公明党の山口那津男代表が、それならば俺がとばかり、谷垣氏以上に強い調子で、鳩山首相の誠意の欠如をなじったが、これも人柄で、10分間の短さもあって、鳩山氏にあっさり体を交わされた。
谷垣総裁は、先ず、鳩山政権になっての不祥事を並び立て、極め付きとして中井洽国家公安委員長のSP抜きの行動は無責任だと質したが、鳩山首相は、それぞれが責任を果たすことによって、期待に応えていきたいと答え、自身の金が子分に回ったという新聞記事は捏造であるとはねのけた。
谷垣総裁は、普天間飛行場の移転問題については、迷走を極め、沖縄県人の期待感をもてあそんでいると追及したが、鳩山首相は、13年も掛って合意した辺野古沿岸への移転も、ほとんど手つかずの状態になっていると、逆にこれまでの政権を批判、今は公表できないが、自身には腹案があり、責任をもって5月中には決着すると断言した。
これに対し谷垣氏が、若し、5月中に決着ができなかった場合には、総理として責任を取るかと質したが、鳩山首相は、始めからできないことを前提に、相手との交渉はできないと突っぱねた。また2014年までの移転も成し遂げると明言した。
山口代表は、鳩山政権は政治資金問題や、予算の個所付けなど、政権発足時の国民の期待を裏切っていると非難したが、鳩山首相は、平成22年度予算が通り、子ども手当、高校授業料の無償化など具体的な政策が実行されれば、必ず国民の支持を取り戻せると述べ、さらに山口氏が、郵政改革は、以前の民主党政策とブレていると追及したが、鳩山氏は、これまでの反省を踏まえた上での改革であり、民営を圧迫するものではないと答えた。
今回の、党首討論は、前回のように、政治資金問題だけに時間をかけなかったことは前進だった。また、鳩山首相が、普天間飛行場移転問題で、自信たっぷりの答弁を行っていたが、現実の、政権内の紆余曲折の検討状況といかにもかい離しているような感じは拭い切れない。
しかし、鳩山氏は、はっきり腹案があると言い切っており、それが、現状、表に出ているいくつかの案との整合性があるのかは不明だ。この辺が宇宙人総理鳩山氏の面目躍如というところだろうか。「関連:2月17日」
前回の党首討論で、党内の一部から、攻め口が甘かったと批判された自民党の谷垣禎一総裁が、今回は最初から厳しい口調で鳩山首相に質疑を挑んだが、やはり、人柄は隠しきれず、比較的穏当な形で終始した感じだ。
2番目に立った公明党の山口那津男代表が、それならば俺がとばかり、谷垣氏以上に強い調子で、鳩山首相の誠意の欠如をなじったが、これも人柄で、10分間の短さもあって、鳩山氏にあっさり体を交わされた。
谷垣総裁は、先ず、鳩山政権になっての不祥事を並び立て、極め付きとして中井洽国家公安委員長のSP抜きの行動は無責任だと質したが、鳩山首相は、それぞれが責任を果たすことによって、期待に応えていきたいと答え、自身の金が子分に回ったという新聞記事は捏造であるとはねのけた。
谷垣総裁は、普天間飛行場の移転問題については、迷走を極め、沖縄県人の期待感をもてあそんでいると追及したが、鳩山首相は、13年も掛って合意した辺野古沿岸への移転も、ほとんど手つかずの状態になっていると、逆にこれまでの政権を批判、今は公表できないが、自身には腹案があり、責任をもって5月中には決着すると断言した。
これに対し谷垣氏が、若し、5月中に決着ができなかった場合には、総理として責任を取るかと質したが、鳩山首相は、始めからできないことを前提に、相手との交渉はできないと突っぱねた。また2014年までの移転も成し遂げると明言した。
山口代表は、鳩山政権は政治資金問題や、予算の個所付けなど、政権発足時の国民の期待を裏切っていると非難したが、鳩山首相は、平成22年度予算が通り、子ども手当、高校授業料の無償化など具体的な政策が実行されれば、必ず国民の支持を取り戻せると述べ、さらに山口氏が、郵政改革は、以前の民主党政策とブレていると追及したが、鳩山氏は、これまでの反省を踏まえた上での改革であり、民営を圧迫するものではないと答えた。
今回の、党首討論は、前回のように、政治資金問題だけに時間をかけなかったことは前進だった。また、鳩山首相が、普天間飛行場移転問題で、自信たっぷりの答弁を行っていたが、現実の、政権内の紆余曲折の検討状況といかにもかい離しているような感じは拭い切れない。
しかし、鳩山氏は、はっきり腹案があると言い切っており、それが、現状、表に出ているいくつかの案との整合性があるのかは不明だ。この辺が宇宙人総理鳩山氏の面目躍如というところだろうか。「関連:2月17日」