鳩山由紀夫前首相が仲立ちし、民主党代表選挙における菅直人首相と小沢一郎前幹事長のがちんこ勝負を避ける方向へ舵が切られた。立候補の受け付けは明日9月1日なので、小沢氏が出るか出ないかは、今日行われる菅、小沢会談で決まることになりそうだ。
鳩山氏の提案は、彼が言う民主党の政権奪取の源になった野党時代の菅、鳩山、小沢のトロイカ体制に復帰し、挙党一致で難局に立ち向かおうというものだ。
しかし、トロイカ体制を具体的に言えば、実は、三者が人事上で巧妙にバランスを取ることであり、実際にはいろいろな問題が生じる恐れがある。
菅首相としては、党、内閣の要には気心の知れた人物を起用したいのが人情だが、小沢氏にすれば、人、物、金を自由に扱えるポストが欲しいだろうから、自ずから利害得失になるので、何れかが妥協を迫られることになる。しかし、今回の場合、菅氏は脱小沢を鮮明にしたことにより、一定の信任を得ている分けで、余り妥協して、小沢氏の影響力を強めるような人事をすれば、菅支持派だけではなく、国民からもいっぺんに総スカンを食うことは間違いない。
従ってこれから行われる菅、小沢会談で、もし小沢氏側から人事などで無理難題が押しつけられた場合、菅氏は断固として跳ね迯けるべきである。そうして、堂々と両者による選挙戦を戦うべきだ。
ただ、世論調査で強烈な反発を受けている小沢氏は、相当ショックであることは間違いなく、例え、選挙戦に勝ったとしても茨の道が待ち受けることを考えると、ある程度、自尊心に叶えるような処遇を与えられれば、代表選から撤退する可能性は大いに考えられる。「関連:8月31日」
鳩山氏の提案は、彼が言う民主党の政権奪取の源になった野党時代の菅、鳩山、小沢のトロイカ体制に復帰し、挙党一致で難局に立ち向かおうというものだ。
しかし、トロイカ体制を具体的に言えば、実は、三者が人事上で巧妙にバランスを取ることであり、実際にはいろいろな問題が生じる恐れがある。
菅首相としては、党、内閣の要には気心の知れた人物を起用したいのが人情だが、小沢氏にすれば、人、物、金を自由に扱えるポストが欲しいだろうから、自ずから利害得失になるので、何れかが妥協を迫られることになる。しかし、今回の場合、菅氏は脱小沢を鮮明にしたことにより、一定の信任を得ている分けで、余り妥協して、小沢氏の影響力を強めるような人事をすれば、菅支持派だけではなく、国民からもいっぺんに総スカンを食うことは間違いない。
従ってこれから行われる菅、小沢会談で、もし小沢氏側から人事などで無理難題が押しつけられた場合、菅氏は断固として跳ね迯けるべきである。そうして、堂々と両者による選挙戦を戦うべきだ。
ただ、世論調査で強烈な反発を受けている小沢氏は、相当ショックであることは間違いなく、例え、選挙戦に勝ったとしても茨の道が待ち受けることを考えると、ある程度、自尊心に叶えるような処遇を与えられれば、代表選から撤退する可能性は大いに考えられる。「関連:8月31日」