今日、衆議院選挙が行われる。10月4日に岸田文雄首相が就任して27日目という史上最短の期間での選挙となった。
午後8時に開票されるが、NHKではその瞬間に各党の獲得議席を予測して発表するという。
今回は、与野党とも政権選択選挙と位置付けての選挙となっており、野党4党が市民連合を介しての共闘を立ち上げ、217の選挙区で自公対4党共闘の直接対決となるため、接戦が予測され、激戦区で当落が決まるのは深夜になるとも言われている。
衆議院選挙の投票率は、前々回が51%強で史上最低、前回が52%強で2番目に低くなっており、今回は首相も代わったので投票率が上がることが期待されている。
そのためもあってか、今回は、芸能人などの協力を得て、特に若ものを対象に投票所へ行くようメディアを使って投票を呼び掛けている。
シルバー民主主義と揶揄されているように、高齢者は選挙に行くが、せっかく年齢を18歳まで下げて若ものも投票機会を増やしたのに、どうも若ものの投票率が低いため、全体の投票率が下がっているのが実情のようだ。
若ものからすると、とかく各党の政策が、高齢者向けの年金、医療、介護などの社会保障制度に重点が置かれているため、自分たちには余り関係ないと感じて選挙に興味を持たないようだが、それは全くの思い違いだ。
社会保障制度は、いずれ若もの自身にとって不可欠なものになるし、現行の税金、雇用、賃金などは総て政治により決められる。
殊に、膨大な国の借金はいずれ国民の税金によって支払わなければならず、近い将来、若ものの手で対処しなければならないだろう。
つまり、政治による様々な影響は、年々高齢者より若ものに比重が掛かってくることを直視しなければならない。
そう考えると、選挙の棄権は、ことと場合によっては必ず自身に負荷が掛かってくることを自覚し、貴重な選挙権の行使を怠ってはならない。