中国・上海市場に端を発した株価急落は日米に波及、世界的な同時株安に発展した。
以前から過熱気味の中国経済や好調な米景気により、バブルの危険性が問われていたが、しかし、今回の株価急落は一時的なもので、米国経済のファンダメンタルズ(基礎的諸条件)に大きな変化があったわけではなく、世界の株式市場がこのまま下落局面に入るとの見方は少ないようだ。
また、中国など新興国への巨額投資の背景には、日本の低金利で円を借り新興国通貨に替えて運用する「円キャリートレード」で世界的に資金が過剰になっていたといういびつな状態があった。さらに、イランの核開発問題などのリスクもここにきて顕在化してきたとも言える。
市場では「米中景気が一気に底割れする恐れは小さく、株価も一時的な調整局面」との見方が多い。ただ、株価の調整が長引くと、堅調に推移してきた世界経済の波乱要因となりかねないとの見方もある。
今回の株安の震源地になった中国では、好調な経済による豊富な資金の行き場を株式に求め、株式市場は活況を呈しており、今度のように、世界の株式市場への影響力を持つまで伸びてきたが、反面、中国全体の経済レベルはまだまだ低く、国全体としては、いびつな状態になっていることに、今後へ大きな不安を残していることには変わりない。
以前から過熱気味の中国経済や好調な米景気により、バブルの危険性が問われていたが、しかし、今回の株価急落は一時的なもので、米国経済のファンダメンタルズ(基礎的諸条件)に大きな変化があったわけではなく、世界の株式市場がこのまま下落局面に入るとの見方は少ないようだ。
また、中国など新興国への巨額投資の背景には、日本の低金利で円を借り新興国通貨に替えて運用する「円キャリートレード」で世界的に資金が過剰になっていたといういびつな状態があった。さらに、イランの核開発問題などのリスクもここにきて顕在化してきたとも言える。
市場では「米中景気が一気に底割れする恐れは小さく、株価も一時的な調整局面」との見方が多い。ただ、株価の調整が長引くと、堅調に推移してきた世界経済の波乱要因となりかねないとの見方もある。
今回の株安の震源地になった中国では、好調な経済による豊富な資金の行き場を株式に求め、株式市場は活況を呈しており、今度のように、世界の株式市場への影響力を持つまで伸びてきたが、反面、中国全体の経済レベルはまだまだ低く、国全体としては、いびつな状態になっていることに、今後へ大きな不安を残していることには変わりない。