ブログ 「ごまめの歯軋り」

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JMM 医療問題 Ⅱ(2009年4月ー10月)(新型インフルエンザ騒動を中心として)

2009年10月18日 | 時事問題
医療に関する提言・レポートfrom MRIC(2009年9月25日)「緑虫との闘いー在宅医療車両の駐禁取締への提言」 長尾クリニック(尼崎市)  長尾和宏

 「緑虫」とは路上駐車取締員の緑の叔父さんのことで、在宅療養支援診療所の訪問診療車両が彼らに狙い撃ちにされて、駐禁違反処分を受けた診療スタッフのモチベーションが低下している。07年に成立した「がん対策基本法」は「在宅での療養と看取り」を勧めている。1年365日、24時間対応を義務つけられている在宅療養支援診療所の訪問車両が患者さんの家の前で「駐禁除外車」の標章をつけて駐車しても、緑虫は道路交通法違反(右側駐車、歩道乗り上げ、消火栓前駐車・・・・・)で切符を発行するのである。救急車、パトカーなど緊急車両であれば違反にはならない。これでは落ち着いて訪問診療はできないし、患者に駐車代や違反料金を請求するわけにも行かない。スタッフ個人の道交法違反となり、スタッフは意気消沈する。長尾クリニックではこの3年で13件捕まった。大都市では「駐禁除外車」の標章の効果があるところが極めて少ない。又緑虫はヤクザを避けて、医者看護師や介護師のようなまじめな者は効率がよいと言って狙い撃ちするそうだ。地元警察と相談しても、厚生省との連絡がないため埒が明かない。そこで政権が変わった時に「在宅医療車両の緊急車両扱い」が法的に認めるように要求したい。あるいは訪問医療や訪問介護車両の道交法適用緩和措置の通達を出すよう御願いしたい。


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