ブログ 「ごまめの歯軋り」

読書子のための、政治・経済・社会・文化・科学・生命の議論の場

韓国政府の真意は

2006年08月20日 | 時事問題
asahi.com 2006年08月20日18時53分
北朝鮮の地下核実験、韓国が監視強化
 韓国軍は20日、北朝鮮の地下核実験に備え、24時間監視態勢を取り始めたことを明らかにした。韓国メディアが一斉に伝えた。政府筋は「7月5日のミサイル発射以来、北朝鮮が核実験に踏み切る可能性は過去のいつの時点よりも高まった」とみているという。

asahi.com 2006年08月19日19時12分
韓国、北朝鮮へのコメ支援再開決定 水害復旧で
 7月の集中豪雨で大きな被害を受けた北朝鮮に対する支援について、韓国と北朝鮮の赤十字は19日、北朝鮮・金剛山で実務協議を行った。聯合ニュースによると韓国側が10万トンのコメ支援を行うことで合意。韓国統一省によると、北朝鮮側は韓国の支援計画を尊重し感謝の意を伝えたという。

韓国政府の真意はいずこに
 先の北朝鮮のミサイル発射実験に対して、韓国政府は人道支援を中断すると発表したばかりである。水害が発生すると韓国もその被害を受けたはずだが、早速米を北に送るという。人道支援中断の決定は何処へ行ったのか。「太陽政策」とはなんと優しい政策であることか。北は笑いが止まらない。国民を養うはずの金をミサイルや核開発につぎ込んでいる現実を韓国政府は見たくないのだろうか。そうかと思うと韓国軍は北の地下核実験に対してして24時間の監視体制をとるという。韓国政府は先の緊急事態に軍指揮権を米国から返還させることに国の自主性をかけて推進しているが、軍隊は反対のデモをしている。昔の韓国なら恐らくクーデターが起こっていた事態だ。民族統一を悲願とするのは分かるが、北をこれほど恐がって貢物外交をする金大中の流れにある盧武鉉現韓国大統領は軍の支持を失いつつあると見られる。(余計なことかもしれないが、ひょっとすると金大中は北に併合されてでも民族統一を願っているのかもしれない)早晩権力は換わるだろうが、その間に北からの奇襲攻撃には十分ご注意を。在韓米軍と在日米軍が情報網によって十分に監視していると思いますが。ところで韓国軍や自衛隊の戦闘能力は本当のところ、北を撃破出来るのか怪しいものだ。結局米国対中国の戦いの構図になるだろうが。

決勝・駒大苫小牧―早実、延長15回引き分け再試合に

2006年08月20日 | 時事問題
 夏3連覇を狙う駒大苫小牧と初優勝を狙う早実の試合は壮絶な投手戦となった。
駒大苫小牧の田中、早実の斉藤は死力を尽くして投げ、どちらも崩れず延長15回を投げぬいた。田中は3回からの出場で160球、斉藤は178球であった。
試合時間は約3時間45分
見るほうも息をつけずに疲れ果てました。明日また決勝戦を見ようね。

中東問題

2006年08月20日 | 時事問題
asahi.com 2006年08月20日01時05分
イスラエル、停戦後初のレバノン本格攻撃
 イスラエル軍は19日、レバノン東部バールベック近郊を18日夜から19日未明にかけて攻撃したと認めた。イスラエル国内の報道では、イスラム教シーア派武装勢力ヒズボラの戦闘員3人、イスラエル人将校1人が死亡した。国連安全保障理事会の停戦決議が14日に発効してからイスラエル軍による本格的なレバノン領内への攻撃は初めて。

asahi.com 2006年08月19日19時05分
イスラエル軍が自治政府副首相を拘束 ハマス穏健派
 イスラエル軍は19日未明、パレスチナ自治区ヨルダン川西岸の中心都市ラマラで、自治政府のシャエル副首相を拘束した。副首相はイスラム過激派ハマスの幹部だが、穏健派といわれる。

中東問題は何が何やら訳がわからない
 中東問題は祖国を持たないユダヤ人と土地を奪われたアラブ人の戦い、キリスト教とイスラム教の宗教戦争、石油メジャー資本(欧米系)と産油国会議OPECとの戦い、アメリカと悪の枢軸国(イランテロ国家)との戦いなど切り口はいっぱいあって、複雑怪奇である。何回かの中東戦争で戦闘停止は恒久平和への第一歩ではなくあくまで戦闘準備の時間稼ぎにすぎなかった。
 欧米の支援を受けるイスラエルは第2次世界大戦後にユダヤ人大虐殺と引き換えに強引に生まれた移植国家である。これがユダヤ人のさらなる試練の開幕となった。土地を奪われたパレスチナ人とのゲリラ戦、イスラム国家包囲網を敵に回しての全方面戦争を、そのすばらしい頭脳と世界の金融機関を支配するユダヤシンジケートを背景に、ずば抜けた軍事力で周辺イスラム国家を圧迫してきた。
 埋蔵石油がなくなれば、イスラム国家は自壊することは火を見るより明らかである。王朝政冶、自爆テロと聖戦など宗教指導者による時代錯誤的政策など社会が良くなる点が見えない。
 とかく中東問題は霧の中、対岸の火事、日本にとっては石油供給体制の維持のみが関心事項に過ぎないとなっては、理解と解決の展望は全く出てこない。そこで中東問題を勉強しなおすか。「悪魔の詩」を翻訳した筑波大学助教授刺殺事件も今年で時効を迎える。