12月11日、午前中に、鳥取県警(左写真)からの、公式発表ではないものの、書類送検をしたのか? まだ、していないのか? という、この庁舎内の記者クラブ詰めからの確認的問い合わせに応じて、書類送検は致しました、との確証を得て、全社一斉報道された。
2度目の、しかも、なぜか、「被疑者」では無く、あくまで「参考人」という立場で、鳥取県警へ、事情聴取に出向いた際、ダヴァーニャム・ビャンバドルジは、鳥取空港で、このようにマスクをしたまま、自分の携帯電話で会話している素振りを見せた。
並行して歩きながら、問いを発し続けている取材記者に、一切答えることもせず。無視しまくって。
それなら、10月25日の深夜1時過ぎ。
鳥取市にあるラウンジ「ドマーニ」で、自分の説教を無視して、携帯電話の画面を見ていた、しこ名「貴ノ岩」の態度に腹をたて、
「礼儀と礼節が、なっていないので」と、叩き、殴り、機器まで掴んで裂傷を負わせた行為は、同じ無視がキッカケなんだけど、記者会見では「正しいことをしたのに・・・・」と。
自分の無視は正しくて、相手が無視すると、とたんに無視・虫の居所が悪くなる、朝青龍とは違う、こちらのドルジって・・・・・・。
書類送検報道を受けて、鳥取空港で、このドルジの前を歩いていた、矢田次男(やだ つぎお)弁護士が、マスコミ向けに書面を明示した。
示談交渉とも受け取れる、呼び掛けも書かれていた。
この弁護士。元・東京地検特捜部検事。
実は、草なぎ剛、中村七之助、石原慎太郎など、有名人の弁護や助言を、これまでもこなしてきている、俗にいう、「辞め検」。
通常一般人が同様の犯罪行為で裁かれるならば、公判請求されて当然の件も、裁判の一歩手前で防いできた力量と、らつ腕の持ち主。
そういう背景も考え合わせると、すでに記事化したなかで明言しているが、おそらく公判廷での正式裁判まで持ち込まれず、略式起訴され、罰金額50万円以内で終幕するのではなかろうか。
自分の意思で引退したという理由で、戦略的に手中にした慰労金や、丸13年間にも及ぶ懸賞金の積立金など、総計3億6000万円ほどを手にするので、そのなかの50万円ぽっちは、金銭的には、痛くもかゆくもないであろう。
そんななか、この「千秋楽①」で書いたように、九州から沖縄をめぐりまわっている「冬巡業」は、この日曜日の10日に鹿児島で行われた日も、最安価格の席が8000円という破格にも関わらず、8割の入り。
思い上がり持続。相撲人気を勘違いしたままの、公益財団法人、日本相撲協会。
巡業最終日の17日まで、早くも全日、「満員御礼」の告知を出している。
本場所でも、6割のチケットが売れりゃ、「満員御礼」の垂れ幕を垂らす協会とはいえ、反省や、やり直しの本気度は、またも疑われる有り様。
さらに、本来であれば、「傷害事件」に関して、お詫びの言葉を、土俵上に上がって、毎日して当然の立場の八角理事長は逃げ、春日野・巡業部長代理にさせる始末。
どうでも良いコメントを、対面拒否して、紙1枚で処理しておいて、平然。
その性格に、いつもながら、あきれ果てる。
書類送検の一報が、北九州市にも流れているさなかに、開かれた「北九州場所」。
こんなに客、値段バカ高くっても、平日の朝から詰め掛けちゃう!
んでもって、自分が当事者にも関わらず、まるで他人事のように、悪童ダヴァ、
「二度とこのようなことが、起こらないように、願うばかりです」との、コメント。ごめんととは、言わず。
このように、4人も子供がおりながら、モンゴル人の長年の金髪愛人がいたダヴァ。
すでに、別れた・・・・らしいとはいえ、チン格、人格は、いかがなものであろうか・・・・・・。
締めの、ダヴァと、来年初場所途中で引退予定の鶴竜こと、マンガルジャラビーン・アナンドの加害者の御仲間たち。
自らの取り組みは? っちゅうと、ちょいと投げを打って体勢をくずさせ、今度はヨッコラショと
さらに、慎重にダメ押しや、突き飛ばし、転がしも・・・・・せず。
ま、花相撲、んなもんさ。
高いカネ払って、お客さん・・・・・は、は、は、拍手だもんなあ・・・・・・。
12月7日に、大分県宇佐市(うさし)で行われた「宇佐場所」でも、チケット高額にもかかわらず、朝の8時からお客が詰め掛けて、嘉風(よしかぜ)を始め、地元近隣からの出身力士の登場には、大きな拍手と歓声が沸いた。
とりわけ、モンゴル互助会の両横綱である、ダヴァと、アナンドの取り組みは、この日も行なわれたが・・・・・。
はい、またお互いに持ち上げて、釣り上げて・・・・・・はいっ、土俵の外にヨイショと降ろす。
何の迫力も無い、予定通りのモンゴル互助会相撲で、本日も一丁あがり。
で、被害者の立場の貴乃花親方は、相撲協会の幹部が、都内の「貴乃花部屋」に、4度目の、「冬巡業休場理由に代わる証明書面としての、診断書提出願い」を手に訪問。
大きな封筒には「貴乃花理事」と書かれていた。
しかし、正式には、協会員としての誓約書や、身分確認書も、弟子全員とともに、提出していないので、「理事」には当たらないのじゃないのかなあ・・・・・・。
貴乃花こと、花田光司。45歳にもなって、居留守を使って、こちらも無視の態度。
せめて「居るす」と、言うべきが、まっとうな神経なのだが、彼の素顔は違う。
この20日に、「臨時理事会」開催。と同時に、「危機管理委員会」による、最終報告書も公表される手はずには、なっている。
しかし、ソレ、協会の都合。
貴乃花にすりゃあ、もう、診断書は取れていないし、細かに事情説明をしなければならないことに迫られるなかで、矛盾や、ウソや、当時の巡業部長として、自身の言う「総責任者」としての責任も、法的にも合わせて、厳しく問われる羽目になる。
診断書の1枚が、この時は貴乃花が申し出て、完治した日のモノなのだが、済生会の福岡総合病院。
それぞれの病院が独自判断で、死に至る誤診や診療ミスを処理している医療団体なのだが、いくつかの病院で誤診や診療ミスを起こしている済生会だけに、診断書の内容にも疑義が抱かれたのは、当然の流れ。
もし、危機管理委員会の事情聴取を受けたならば、貴乃花の話す事実内容と、貴ノ岩の言質とも、矛盾、ズレは多く出てくる。
聴き質す相手は、これまた検事出身者の、高野利雄。
名古屋高検検事長まで勤め上げて退官した、こちらも名うての「辞め検」弁護士。
厳密に言うならば、法的に貴乃花部屋そのものが、日本相撲協会員と、傘下の部屋では無いだけに、理詰めで攻められたら、オシマイだ。
ミス、報告せず。管理責任。拒否理由の正当性、認められず・・・・と、たちまち次々と列挙され、理事解任におさまらず、非協会員の相撲部屋の存続は認めがたく、協会から除外。
したがって、今年年末をもって、貴乃花部屋所属の全力士が、事実上、土俵に上がる場が消滅し、部屋の閉鎖を余儀なくされるという、最悪の処遇、及び処分も充分に考えられる。
20日までには応じないで、逃げ回る往生際の悪さを、世間の人にも、思い知らせる苦い結果になりそうだ。おそらく、おそら苦。
そんな花田光司。
かたくななまでの信念の持ち主。弟子想いの、人間教育にたけた人物のように、誤解されている。
しかし、新弟子の頃。
当時部屋があった、都内の中野新橋界隈での、評判は、決してかんばしいものでは無かった。
自転車で、稽古後、歩道を暴走。
「ほらほら、ジジイ、ババア、危ないから早くどけろ!」などと、兄弟揃って、走りながら叫んでいたことを、記憶している人がいる。
「若貴人気」絶頂の頃。
彼に、21歳も年上の「貴ノ山」という付き人が付いていた。
十両に1場所いただけの、万年幕下以下の力士。ヘタすると、自分の息子くらいの年齢の人気力士の世話をしなければならない身。
すっかり、ふてくされていたようにも見えたとはいえ、その言葉遣いと態度は、あまりにもひどかったし、貴乃花ファンからも不評をかっていた。
たかが付き人。されど、付き人。人間教育も出来ていない、元・横綱道ってなあ・・・・・。
人気が有れば、独占インタビューをしたがるのが、世のマスコミ。
彼の現役時。その謝礼が、それぞれの足元をみて、ある出版社は5万円だったのに、他では50万円と吹っかけられたり。
むろん、自身が交渉の場に立ち会って請求したわけではないだろうが、ずいぶん、馬鹿にしたもんだよなあ・・・・・と、業界記者の愚痴として、流れた時期があった。
まだ、統一料金であった方が、どれだけ、人間性を疑われずに済んだことであろうか・・・・。
親方と、女将との間に産まれた息子のひとり、花田優一、22歳。靴職人で、同棲していた大相撲の親方である娘と、やっとケジメを付けて入籍したものの、その言動って・・・・・人間教育、キチンとされた若者には、とても思えないのだが・・・・・。
女将でありながら、相撲界唯一の通い女将と言う、自由さ、異質さ。
どこまで、弟子の面倒をみて、気を配っているのか?と思いきや、しっかり、その有名なお立場をフルに利用して稼いでいらっしゃる。
今、流行り言葉の美魔女なのであろうか、雑誌のグラビア撮影や取材を受けているだけでなく、広告紙・誌の撮影にも応じて、自分の事務所も経営維持。
そして、全国各地へ行き、巡り歩く、「講演会」。
演題と、テーマは、「人を育てる、支える」、「支え、育てる。わたしの生きがい」、「女将として、1人の女性として」、「母として、妻として、女将として」などなど。
まあ、各日。順序並べ替えての、演題。ハナシは大体、同じようなものであることも、取材して判明した。
だが、広島県因島市(いんのしまし。現・尾道市)、埼玉県の川口市や、越谷市、茨城県の小美玉市(おみたまし)など、部屋の力士が全国各地を巡業中の時も、呼ばれれば、赴き、講演。
つい最近の11月23日も、九州場所開催中のさなかで、夫と力士が大変な目にあっている真っ只中にもかかわらず、愛媛県の西予市(せいよし)で、堂々のご講演。
さらに、ビックリさせられたのは、問題の「傷害事件」のあった、その10月25日に、新潟県新潟市まで行き、講演をこなしていたこと。
弟子の貴ノ岩と、夫は、その夜は、先乗りして、鳥取県鳥取市に。
まさに、全国を股にかけ・・・・。かいがいしく、心の通っているはずの弟子たちの面倒は、はてさて・・・。
それだけではない。
弟子が、ここ数年で14人から9人に激減していったとはいえ、女将を自認するのであれば、本場所直前や、本場所開催中は、いかに何でも講演は手控えるはず、と思いきや、
先の、愛媛県西予市だけではなく、昨年の初場所の行なわれている1月15日、宮城県の登米市(とめし)で講演。
さらに、今年の渦中の九州場所開幕の直前の前日、11月11日、茨城県の東海村でも講演。
もう、こうなると、貴ノ岩のケガの心配どころの騒ぎなんか、どこへやら・・・・という印象が、ぬぐい切れない。
すでに、来年の初場所中にも、講演のスケジュールが入っているやに聞いた。
東京の相撲部屋を曲がりなりにも「女将」が、留守にまでして、稼ぎまくる姿勢って・・・・。
まさに、「1人の女性として、女将として、妻として、母として」いかがなモノでしょうかねえ?
そんな貴乃花部屋が、明日から、どのようになっていくのか?
かたくなと想える「信念」が、「新年」を迎える今、どのように揺らいでゆくか? 揺るがされるか?
親方の誰もが、ついていけない「改革」ならぬ、「怪覚」。進むべき道を、大きく誤ったとみるのは、誤りか?
静かに、見つめていきたい・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
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《 2017・12・12 夕刻 》
以前と同様、現・親方夫妻は、別の自宅から、相撲部屋へ通い、と想っていたが、今は、部屋住まいに変わったのかも知れない。
確認の意味も兼ねて、貴乃花部屋へと☎をいれてみたが、まったく通じない状況。
とはいえ、他とは変わった相撲部屋であることは、依然として変わることはない。
また、ホントかよ? と、思うほか無いテレビニュース報道が。
貴ノ岩。精神的に不安定になっており、彼のモンゴルにいる兄の嫁によればだが、入院してるそ~な。
だから、危機管理委員会の事情聴取には、もはや応じられませんよ・・・・という屁理屈か。
もはや、勝手にしろよ、というほか無い。
遅くとも、今月28日までには、新・ドルジ。
略式起訴で、罰金払って、この事件。一応、閉幕に成るって言うのに・・・・・・・
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《 2017・12・14 午後4時 追記 》
渦中の、意固地・貴乃花部屋には、連絡つかず。
いつから、弟子たちと、寝食を共にする、当たり前の、従来ある相撲部屋になったのか?
気になった。
仕方ない。
日本相撲協会へと問い合わせた。
意外や、「個人情報で、教えられません」などという、従来のような、お馬鹿な返答が返って来るかと想ったら・・・・・・
「今年の春からですね」との、答え。
理由を聞いたところ、「それは、分かりません」という。
今年の春といえば、3年半前には14人の弟子がいたのに、1人減り、2人減りして、部屋を去って、引退していって、ついに9人にまで落ち込んでいった時期に符号する。
親方や女将がいない、「自主管理」の日々の中で、問題や、何らかのトラブルが明らかになったからか、さすがに危機感を貴乃花自身が、痛感したからか・・・・・
カネの問題では、無い。
「貴乃花部屋後援会 事務局」も、その名も「貴乃花オフィス」にと改めた。
やっていることは同じなのに、それもまた、彼の言う「改革」か?
にしても、決してクリーンとはいえない、閉鎖的な部屋であることには、変わりが無いし、記事の本旨は揺るがないが・・・・・