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[訃報] そうかあ・・・・むのたけじが、亡くなったのか・・・。あの人が伝えた、とてもゾッとする実話を、書き残しておきます

2016-08-22 01:49:30 | きな臭くなった国防

 101歳。老衰で死去、と。そうかあ・・・・・・・

 

 尊敬していた方だった。日本に、真のジャーナリストが1人もいないなか、ソレに近い方だった、私のなかでは。

 あの方が、戦時中、中国や、東南アジア地域の従軍記者として、赴き、現地でありのまま、見たままの記事を書いていたことは、知られている。

 死去に関して、ネトウヨ、ウヨウヨのなかに、馬鹿なしたり顔のコメントがひとり。

 「戦争をあおる記事を書いていた」と。

 どこを見て言っているのか、この馬鹿!間違っている。

 当時、ありのまま、見たままを、さりげなく書くことが、どんなに怖いことであったか、記者経験を長くした者なら、少しは分かる・・・・かもしれない。

 この戦争反対、負けそう、とはさすがに書けない。

 しかし、見たままを誇張せずに、あおることも無く、書くことによって、ああ、負け戦(いくさ)になっていっているのかも?と、そこはかとなく読者に感じさせる手法は、可能だった。

 

  むのさんが言っていた、「とても、ゾッとする実話」を書こう。

 「わたし、戦時中ね、軍から、この記事、書き直せ! と、呼び出されて検閲を受けたことは、ただの一度もね、ありませんでしたよ」

 つまり、彼が当時勤めていた朝日新聞社を始め、見えぬ影におびえて、「自主規制」したばかりでなく、すり寄って行った。迎合していった、見える圧力も無いのに。その流れに、彼は戦後、一気に怒った。

 

 規制もないのに、自主規制してゆくマスコミ。規制もされていないのに、ますます自主規制していく、今のマスコミ。

 顔色をうかがい、亀頭を、ひょいひょい隠し、引っ込めるマスコミ。

 その実話に、ゾッとし、震えた。

 例えば、かつての名作映画。

 これが差別用語? これが、問題ある表現? セリフ?

 そんな程度の娯楽のたぐいまで、自主規制しているでしょう?

 

 今回のリオ五輪の、メダル狂走局。

 まるで横並びの、「国威発揚」ではありませんか?

 そんなさなかの、むのさんの死。

 やりきれません・・・・・・