映画「聖の青春」

2021年05月05日 | 映画

今日、4月26日に録画した「聖(さとし)の青春」(NHK-BSP)の映画を見た。
(原作:大崎善生 監督:森義隆)
心動かされるほどの映画ではなかったが、いい映画でした。
私はこの原作本を読んでいるので、物語のことは知っていた。
なので映画の進展は分かっていたのであまり興味がなかった。
俳優それぞれの演技をゆっくり見ていた。
聖役の松山ケンイチがよかった。
あの役をやるためにかなり太って撮影に入ったとニュースで聞いたことがある。

原作本を読んだのは、昨年の11月だった。
8月末に手に入れたのですが、自分が膀胱がんだと知り、膀胱がんの主人公の本を読む気がしなかった。
2回目の手術入院のときに、その本を持って行き、手術後にずーっと読んで読了した。
しかし、膀胱がんの人間が、主人公が膀胱がんになり、前立腺と膀胱を全摘出した話を読むのはつらいです。
それはそれとして思ったのですが、
なぜあんなひどい状態に膀胱がなるまでに、医者に診てもらわなかったのか?
将棋対局なんて何時間も坐っていなければならない。
私の膀胱がんの経験では、私が手術するまでには頻尿で血尿だった。
なので私は、紙オムツをして仕事をしていた。
なのに村山は、最悪の状態になるまで将棋を指していた。
それが信じられない。
医者が嫌いなんてことを言ってられなかった。
頻尿・血尿・紙オムツ、とてもじゃないが普通の暮らしはしていられないはずだ。
それとも村山は、精神力が強かったのか?
でも、頻尿は、精神力ではがまんできないはずだ。

羽生と互角に闘っていた村山。
先に死ぬことはくやしかったろうな。
村山が、NHK杯将棋トーナメントで闘っている姿を20代の私は何度かテレビで見ている。

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