大学野球といえば、今はたくさんリーグがありまして、実力的には首都大学野球が一番強いのかもしれませんが、やはり、東京六大学でしょう。
昔は、といって、長嶋さんがジャイアンツに入団するときですから、50年も前になりますが、プロ野球より東京六大学野球の方が人気があったといいます。
それほどまでに伝統、人気が高い六大学の中でも、早慶戦が一番の花形でしょう。
昨日決勝戦がありまして、慶応が勝ち、優勝しました。
ニュースで観たのですが、神宮球場の盛り上がっていたこと。
球場がまっぷたつに割れ、応援合戦。
方や”陸の王者”、方や”覇者”、総立ちでの応援です。
これはどこにも真似できない風景でしょう。
野球の試合より、華やかで迫力があります。
早稲田や慶応を目指すのに、このシーンに憧れる学生も多いでしょう。
さて、慶応野球部の江藤監督、ジャイアンツと、我が栄光のドラゴンズにも在籍した方ですが。
私はてっきり、首位打者にもなった、スター選手だった江藤さんかと思っていました。
実は、あの江藤さんの弟さんだったのですね。
たいしたものです、監督就任半年で優勝に導いたわけですから。
選手たちに猛練習させたということですが、そこは今の若者たちにしっかりと話して聞かせられたということです。
主将の言葉に、「プロでもこれだけやるんだとカルチャーショックを受けた」、というのがありました。
監督が言うには、「基礎ができていないのに枝葉をつけたら、頭でっかちで倒れちゃうでしょ」、だそうです。
学生たちを納得させることができたわけです。
そこが、たいしたものだと思うのです。
ところで、早稲田の斎藤投手ですが・・・残念でした・・・。
でもここからが、彼の成長なのでしょう。