戸惑い八景

見たり聞いたりしたモノを独自に味つけしました。
飛騨の高山から発信しています。

予感って・・・当たるけど・・・

2015年08月28日 | 想うこと

予感は当たるというか、予感がしたとき、そのように行動してしまうのか・・・

あるんです。

木曜日、あるセレモニーに出席するため、夕方息子に車で送ってもらうつもりでした。

時間がきたので頼もうとしたら、息子はバイトで疲れて眠っていました。

それで、妻に会場まで送ってもらいました。

息子が眠っているのを見たとき、まずいな~、と思ったのです。

予感があったんです。

妻は迎えに来ることができないので、息子に来てもらえばいいと考えていました。

ただし、会場が分かりづらいところにあるため、送ってもらえないと、迎えに来るとき分かりづらいなとは思っていました。

会場は上枝駅前の、高山と国府の中間地点にあるのですが、土地勘がないと、分かりづらい場所でもあります。

また旧国道でもあります。

さて、セレモニーが終わり会場を出たときバスが来ていました。

聞けば、グリーンホテルまで送るということでした。

知り合いと二人、バスに乗るかどうか迷ったあげく、グリーンホテルではそこから家まで遠いので、バスに乗るのを止めました。

それで、迎えに来てもらうために電話を入れました。

知り合いの方は、携帯電話のバッテリーが切れたため家に電話をできないと言います。

それなら、送っていきますから乗ってください、とお誘いしました。

確認すべく家に電話を入れたところ、息子はすぐに家を出発したとのことでした。

それで安心して、二人で待っていました。

他にも迎えの車を待っている方が大勢おられ、私たちも広い駐車場で立って待っていました。

ですが、普通に走ってくれば15分で着くはずなのに、30分経っても来ません。

そのあいだ、次々と待っている方々が帰っていきます。

結果、私たち二人だけが、夜、暗いなか、広い駐車場の端で立ちっぱなしでいたのです。

私は申し訳ないので、その方に携帯を貸して、迎えに来てもらえるように電話してもらいました。

自分は息子が来るまで待っていますので、先に帰ってくださいと。

ところが、その方が家に電話を入れても、たぶん母親が出たと思うのですが、奥様は風呂に入っているから無理だと言われました。

それで、仕方なしに、二人で待つことになりました。

息子に電話を入れても出ませんので、家に電話を入れたところ、妻が出て、ちゃんと説明したからすぐに着くはずだから待っていれば、といいます。

「トンネルを出たら左に回ってすぐ左だから」、と説明したと言います。

それを聞き、トンネル? と嫌な気がしたのです。

息子は一昨年免許を取ったばかりのものです。

高山と国府の中間地点にある、トンネル・・・?

待っていれば、と言われてもまったく来ません。

二人黙ってひたすら待ちました。。

知り合いの方に、送っていくといった手前、申し訳なくって、タクシーを呼びますかと提案したところ、息子から電話がありました。

聞けば、国府に抜けるトンネルに入ったということでした。

やはりな、と。

息子の頭には、高山と飛騨市を結ぶ、新しいトンネルがあったのです。

旧国道の短いトンネルはイメージになかったでしょう。

それで古川まで行ってしまったようです。

場所を教え、引き返してくるように言いました。

すでに、迎えを頼んでから、50分近く経っています。

これからこちらに来るにも時間がかかりますから、知り合いの方に申し訳ないので、携帯を貸して迎えに来てもらうように再度電話してもらいました。

すると、すでに迎えに出た、ということでした。

それなら早く帰ってもらえることができますので、私一人待っていればいいだけだからと、安心して待っていました。

そうしたところ、思いの外早く息子が現れ、私はその車に乗って帰ることになりました。

知り合いの方は、まだ家族が来られていません。

結局、暗い駐車場に、その方を一人残して、私は帰路につきました。

すでに会場を出てから1時間が経過しておりました。

待たされるだろうな、という予感は確かにあったのですが、知り合いの方を引きずり込み、なおかつ置いて帰ってしまう予感はありませんでした。

本当に申し訳ありませんでした。