昨日は近畿ブロックトーハン会楽市楽座に参加しました。楽市という名の商談会で、「ムーギー・キムさん 最強の本の売り方」というトークイベントがあり、これも何かの縁と思い、聴講者となりました。その前に著書を読まないと失礼と判断し、『最強の働き方』を前日に読了しました。
グローバルエリートとして、香港、シンガポール、フランスなどで働いて、上司から叱られたり、アドバイスを受けたことを一冊にまとめた、ビジネスマンの教科書です。仕事の基本から自己管理、心構え(マインドセット)、リーダーシップ、自己実現まで網羅しており、生き方の手引書の態まで成しています。
昨日の講演でもおっしゃられていた通り、どこの国のビジネスマンが読んでも納得する普遍的なことを知的に、また読めば自己肯定感が芽生えるように、ユーモアも交えて書かれています。誰が読んでも楽しめるようにイラストなども細部にこだわり、まさに新人からビジネスマンまですべての人が手に取ってもらえるようになっています。
私自身が一番感銘を受けたメッセージは「会社にレガシーを残す-あなたが会社を去っても、会社に残るものは何か?」、すなわち、「ビジネスパーソンなら給料をもらっている以上、自分がやるべき仕事で目標を達成するのは当然である。それができたうえで、追加的に『どんなレガシーを組織に残せるか』がライバルに差をうける重要なポイントになる。」です。さらには、
「レガシーを残す生き方」
を読者に問うていることが本当に素晴らしい。働いている間だけでなく、自分の人生におけるレガシー、遺産は何かを突き詰めると、生きる目的も明確になり、豊かな人生を歩めるのでないでしょうか?東京五輪でどれだけレガシーが残こせるか?の前に、自身を振り返ってみましょう!
『最強の働き方』(ムーギー・キム著、東洋経済新報社、本体価格1,600円)