あなたの本の世界を変えましょう!

板宿の書店主から見た、本・まち・環境を語ります!

他山の石

2011-11-21 18:46:19 | 書店

先週金曜日に競合店が閉店しました。当店に一番近い複合店でした。開店から4年半で幕を閉じました。

「良かったなぁ」と多くの方々から声をかけてもらってます。しかし、閉店の理由を探って考えないといけません。「他山の石」として見ると、自店の対策にもなります。

私が考えるに、一番大きな問題は

だろうと思います。店長は数店舗の掛け持ち、店舗の形態は本部の仕入れ、それが送られてくるので店舗に従事するスタッフは陳列するだけ。

小売店は地域の特性に合わせて、カメレオンのように変化していかなければならない。しかし、本部の一括仕入れは地域のことは無視、というか全体で売り上げが上がれば良いと考えられています。

人はただ存在すればいいというものではなく、店の理念や方針を具現化する人でなければなりません。アルバイト・パートだけのスタッフでそれができたのか? そして、本屋のみならず小売店はその商品のプロが存在しなければ、その店の信用は勝ち取れないのではないかと思います。

昨日、『「本屋」は死なない』を読了。棚に息吹きを吹き込む書店員は絶対必要です。

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板宿バル開催!

2011-11-14 09:27:51 | 地域活動

13,14日は第3回板宿おもてなしバルが開催されています。

昨日は、バルツアーも行いました。板宿地区にある平清盛に関連する名所旧跡を歩くツアー。通称権現さんの證誠神社から、勝福寺、須磨アルプス越えの妙法寺、那須与一墓所、北向神社、那須神社、そして板宿へ戻るコースでした。ゆっくり歩いて5時間。

夜はバルを嫁と次男坊で楽しみました。3軒を巡ってほろ酔いで帰宅。歩き疲れと前日の餅つきで身体は悲鳴をあげていましたので、床に付きました。

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50歳には餅つきはきつかった!

2011-11-14 09:18:30 | 地域活動

板宿銀映通商店街では

須磨区制80周年を記念してふるまい餅つきを開催しました。

搗き手が集まらず、三臼のうち、ひと臼はこの私が搗きました。

はっきり言って、酸素が不足気味になり頭痛を催しました。歳を考えないといけません!

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板宿論語塾

2011-11-13 16:59:36 | 書店

本日午前9時~ 当店にて

板宿論語塾

を開催しました。

板宿小学校の校長先生、隈下先生、そして板宿小学校の樋口さん姉と育英幼稚園の弟と当店の従業員の佐藤くんの参加で

論語を2つ学びました。

子曰わく、巧言令色、鮮し仁。

子曰わく、剛毅木訥、仁に近し。

意味がわからなくとも、できるだけ素読をして音読することに集中しました。

来月は12月11日(日)午前9時~第2回目を行います。

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百田尚樹先生講演会

2011-11-13 16:53:20 | 書店

私の所属する、兵庫トーハン会(取次会社トーハンと取引する書店の会で、トーハン神戸支店管轄の書店のみで構成されます)では、兵庫県在住の著者の講演会を毎年催しております。

昨年は、時代小説「みをつくし料理帖」シリーズで多くのファンを鷲づかみにされた、高田郁さんにお願いしました。高田さんには貴重な時間を頂いただけでなく、多くの気苦労を背負わせてしまったと反省しかりですが、作品を読むことでしか繋がれなかった高田さんのお話を伺うことでより深く著作に触れることができました。著者と読者の橋渡しの役を司る書店も、作家さんと親密になれるのが講演会と考えています。


第二回目は、11月9日(水)に新長田ピプレ大ホールにて行われました。百田尚樹さんは、毎回高視聴率を叩きだす、朝日放送の探偵ナイトスクープでは放送作家チームのチーフをされています。そんな彼がもうすぐ50歳になるなぁと思いにふけった五年前のある日、昔なら人生五十歳なんだと自らの半生を振り返り、このままの人生だと寂しい、テレビの放送作家だから字だけは書けるのだから、五十歳になるまでに小説を書こうと発起して完成したのが、『永遠の0(ゼロ)』(講談社文庫、定価920円[税込])。

 
戦地に行っていた叔父さんが一年前に亡くなり、近衛兵までした実父も病床に伏し、戦争体験をした人々が亡くなっていき、戦争世代への鎮魂の意味も込めて書かれた、特攻隊員の祖父を調べる孫のストーリーです。私の書評でも、「その人の置かれた時代や環境に生き方は大きく左右されるのは否めませんが、『生』の本質的な意味を常に考え続け、ぶれない生き方を確立することを学びました。平和な時代に暮らすからこそ、『この幸せは、特攻隊のような男たちが尊い血を流したから』という事実を忘れてはなりません。書名には『さまざまな思いを永遠のゼロにするな!』という願いが込められていると信じています。」と紹介しています。

この作品は原稿用紙900枚に及ぶ長編。文学新人賞に応募しようと調査しても、応募原稿は500枚が相場。それでは出版社に直接送ってみようと、文藝春秋編集部へ送ると、開梱されることもなく逆送。10年前に知り合った新潮文庫の担当者に「読んでください」と懇願するも、無名で作品が長いなど六つもの理由で断られ、最後にすがったのが太田出版の岡さん。番組に投稿された疑問を基に書かれた、「探偵!ナイトスクープ」プロデューサー・松本修著の『全国アホバカ分布考』(新潮文庫、定価820円[税込])の出版社が太田出版、そして、担当者が岡さん。文芸書をほとんど出版していなかった太田出版がGOサインを出した時に、角川書店からも百田さんに電話がありました。著作の多い、精神科医の和田秀樹氏に「なんとかならんか?」と渡していた原稿が、林真理子さん経由で角川書店編集部に漂着していた! このことに関して百田さんが礼状を書いた林真理子さんからは、「チャンスは強引なものです」という返信をもらい、迷いに迷った挙句、売れなくてもいいから、義理ある岡さんに希望を託しましたが、結局売れず…。私は太田出版の単行本で読み、感動しましたけどねぇ。

『永遠の0』は講談社文庫化され、現在90万部を超えました。やはり、広告・販売力がモノを云うんでしょうか。


   
太田出版からは、高校ボクシング部を舞台にした青春小説『BOX』を出版、この作品は映画化され、本は文庫化されて売れ続けています(上下とも各578円、太田出版)。ここから多くの出版社からの執筆依頼を受け始め、講談社さんから次々と作品が出されていきました。「オオスズメバチの作品を書きます」という百田さんに対し、講談社編集部は渋ったが、ここは百田さんの思いが勝ります。『風の中のマリア』(講談社文庫、定価580円[税込])はハチたちが擬人化されることなく、ハチの世界を書き綴っていく中で、結局人の世界を描いている感に至ったと述べられていました。
   
百田さんは同じジャンルの小説は書かれませんが、「同じことを二度とやらない性分からだから、どれも一所懸命書いています。読み終わって、明日から元気に生きるぞって思ってもらうために書いています」と講演を締めくくられました。


  

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一周忌

2011-11-07 08:22:06 | 家族

昨日は義父の一周忌法要と納骨でした。雨が止んでいたので、納骨は無理なくできました。一年間はあっと言う間でした。

すべての行事が終わり、須磨寺さんのお坊さんと一緒に出席者一同の会食になりました。私の隣にお坊様がお座りになったので、書店事情をお話しました。すると宗教とのクロスオーヴァーになり、とても興味深かったです。

「世の中は過渡期で、私たち書店にも電子書籍が到来して、書籍だipadだと言ってますが、お経は電子化されませんよね?」

「それはありませんが、その前に人々が宗教から離れていってます。」

「それは本離れとおなじですね。」

「宗教と同じく、生きる苦しみを和らげるためには昔から読み継がれている本と親しまないと、辛さばかりが増幅し、より苦しむことになります。」

「今、日本人は苦しむことから逃避し、現状のシステムに乗り遅れないようにもがいているばかりで、新しいメディアが登場したら、通勤時の満員電車じゃないですが、乗ることに精一杯なんでしょうか?」

「弘法大師も、天皇から京都にお寺を授けられましたが、2~3か月間は京に滞在し、自然豊かで人の少ない、つまり雑音が少なく、仏教に集中できる高野山を訪れていました。すなわち、システムに寄り添いながらも離脱する勇気がなくてはなりません。」

ここまでで、先日ここに書いた、「ダウンシフターズを思い出しました。

仕事一辺倒でもダメで、人としての生き様が問われる時代になっていると感じました。これも義父のお導きでこんなお話ができたことを感謝しました。

 

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同窓会の前、雨の中の自慢の逸品展

2011-11-06 17:41:30 | 地域活動

昨日は『自慢の逸品展』に参加しました。

あいにくの雨。昨年も雨でしたので、実行委員会の誰かさんが雨男か雨女?

原田のびりん と さわともかさん がMCをする PRのコーナーもあり、

私もステージに上がり、須磨の紫を紹介しました。

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小学校の同窓会

2011-11-06 09:47:49 | 出会い

昨日、11月5日は年に一度の同窓会。小学校卒業後40年近くも経ちました。

大阪は西九条の居酒屋で16人が集まって、わいわいがやがや。みんなの元気な姿を拝見すると、こちらも笑い、気持ちも高揚してきます。

西九条から阪神なんば線で尼崎、そして、山陽特急姫路行きでぐっすりと眠ってしまい、目を覚ますと

「次は滝の茶屋、滝の茶屋」

板宿へ帰す電車はあるのか・・・。東須磨行き最終電車に乗ることができてひと安心。しかし、切符が板宿までなので、どうしょうかしらと思って、滝の茶屋駅のベンチで座っていると、酔った目に飛び込んできたのは

「滝の茶屋 → 400円 西代110円」の11月5日の切符。

おぉ、神のお恵み。落し物は小市民の私の電車乗り越し料金もペイしてくれました。

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11月になって、大阪づくし

2011-11-06 09:40:43 | 家族

11月3日は文化の日。オヤジの誕生日でもあります。そして、今年で

80歳。

親戚一同集まってお祝いをしました。

お祝いの品に

手づくりの傘。80歳は傘寿なので、新聞の折り込み広告で色合いを考えながら作ったものでした。

 

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