ひでんかの”雅でない”日々

庶民の"ひでんか"の日々はちっとも雅じゃないけれど、いろんな人達と楽しい毎日を過ごしています

会社が「学級崩壊」(?!)

2009-09-02 22:58:00 | ひでんかの「日々の徒然」

「出稼ぎ先」のワガママ社長。
夏が過ぎても「夏バテ」などとは無縁で、あいかわらずパワー全開です。

今日は「伝票を書きたくない!」という「ダダこね」から始まりました。
請求書を出すために伝票なり書類なりを出すのは、ごくごく「当たり前」のことだと思うのですけれど、それを書くのが面倒くさいとは以前からたびたび言っていました。
そのたびに、新しいフォーマットやパソコンの入力の方法を考えて
「じゃあ、これでやる」と言うのですが、翌日にはもう
「やっぱり、これヤダ!」と。

またまた
「今日こそ俺はコイツをなんとかする!」
と言いだしました。
社長としては、自分のノート(私には「メモ」にしか見えないのですけれど)から直接、データを入力したい(自分ではやらないので「してほしい」)ようです。
一応、ノートに線は引いてあって、項目毎には分かれているのですが、文字は”お達者”ですし、自分だけがわかるような記述もあり、なによりこのノート「鉛筆書き」なのです。
修正は「消しゴム」で消すので、コピーやFAXだと、その部分が不鮮明になってしまいます。

「このノートから直接入れられない?」
「ムリです!」
「もってとキレイに書くから」
「じゃあ、鉛筆じゃなくてボールペンでしっかり黒々と書いてください!」
「ヤダ、鉛筆じゃなきゃ。ねぇ、お願いだからなんとか考えてよ」
「じゃあ、自分で入れてください」
「そんなこと出来るわけ無いじゃないかぁ!なんでそうやってオレをイジメるんだ!!」

一応こちらも、まじめに考えて、
「この項目を追加してくれたら」とか「書き方をこうしてくれたら」とか提案するのですが、全て「ヤダ!」という返事。
あまりの”ダダっ子ぷり”に、今日は思わず大笑いしてしまいました。

「何がそんなに可笑しいんだ?」
「だって、ウチの子の保育園時代にも、こんなダダっ子居なかった」
と言うと、
「こういう社長じゃないと、会社は延びないんだ」
と意味不明な理論を唱えます。

結局今日も最後は、
「わかった。じゃあ、今まで通りに伝票書く」
ということになりました。
(が、またいつ同じ事を言い出すことか...)

その後も、請求処理をしていると
「おい、先月の売り上げはいくらだ?」
 (まだ処理が全部終わっていないので出ません!)
「○○の資料どこだ?」
 (社長のファイルの中です!)
「そうだそうだ、こういう資料作ってくれ!」
 (これが終わったら)
「で、あの資料はいつ出来る」
 (あの、は、どれ?!?)

数字(お金)を扱うことなので、こちらが集中してやっている最中に、
「知ってるか?○○さんがなぁ...」
と話しかけて黙っていると(話は聞いているんですけど)
「オイ、相づちくらい打てよ」と。

更には、唯一、自分で入力するExcelのフォーマット(私が作ったモノ)に数字を入れていて
「オイ、これ、計算できてないじゃないか?どうしたんだ」
パソコンを覗くと、カーソルはまだ入力したセルの中。
Enterキーを押してあげたら、当然、きちんと計算されます。
「おぉ、おまえスゴイな!!」
 (当たり前のことです)

とにかく席にいると、10分に1回くらい
「オイ!」と言い、そのたびに今やっていることとは別のことを言います。
急ぎの請求処理もあったので、今日は思わず言ってしまいました。
「学級崩壊のクラスってこういう状態なんでしょうね。
お願いですから、私に授業をさせてください!!」

なんだか、社長はコレが気に入ったらしく
「生徒ひとりで学級崩壊か...ウチの会社は学級崩壊だ!あはははは」
と、喜んでいました。
そして、夕方、早い時間に
「さあ、お腹空いたから、か~えろっと。おまえまだ終わんないの?じゃ、先帰るね」
と消えていきました。

あぁ、これからやっと「お仕事」ができる.....。

コメント
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