ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

垂直の軸に真上から荷重をかけるときは軸には力は働かない

2012-07-01 08:26:35 | 座禅

  タイトルは物理で学んだことですが、坐禅を行うときに上半身を真っ直ぐにして、殆ど平らな状態で構えるお尻で上半身を支えると、床からの反力が上半身に伝えられて、上半身には力がかからないということを意味します。

  頭のてっぺんが天から引っ張られているような感じで、上半身を維持しながら胡座を組んで座ります。 姿勢を良くしようとして胸を反らすと、筋力がかかります。 座禅の姿勢は、力がかからないようにすることが大切です。

  長時間、同じ姿勢でいるときには、出来るだけ力が抜けていることが、必要なのです。 究極的に体のあらゆる細胞レベルまでもが、力が抜けた状態を作ります。

  従ってお尻は、そのまま座布団の上に、お尻全体で乗っかることが必要です。 座布団の半分しか乗っからない写真を見ることがありますが、そのような座り方をすると、上半身の軸から重心が移り、体のどこかに力がかかってしまうのです。

  私も夢中で3時間坐禅を行なっていたことがありますが、身体から力が抜けていなければ、到底できてはいなかったでしょう。 その時の胡座は、普通の胡座でした。

  両膝は、あくまでも点灯しないように、床面に接しているだけで良いのです。



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