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ヤマトイワナの谷~確変編

2020年09月15日 | 渓流・本流レポート2020
橋本さんがホームとしているヤマトイワナの谷を案内いただき、二日間どっぷりと潜り込んできた。

久し振りに訪れるこの地、やはり遠いなあ。ここのところ釣りの合間に内水試の丹沢調査があったりしてしっかり身体を休める時間が無かったけれど、それでも会いたいヤマトなのだ。

初日のこの谷は確変した。それはもう、見事なほどに。二時間ほど歩いたのち入渓してすぐからポツポツ釣れたのだが、いずれもハイブリッドのように見受けられたし、ミノーを追う魚がどうも少なかった。この谷をよく知る橋本さんと`こんな時はどこかで確変があるよね`と話しながら、のんびり釣り上がった。





外観上に過ぎないので同定できるはずもないが、ヤマトの谷で少々首をかしげたくなるイワナが顔を見せる。イワナがさほど大きくない上にショートバイトばかりなので、やはり40MDや40ストレートでないとなかなかキャッチにまで至らない。



橋本さんも首をかしげて言う、こんなはずじゃないんだけどなあ。ペースは一向に上がらないまま、時刻はすでに13時近く。下山に要する時間を考えると少々焦りが滲んできたとき、確変は起こった。



きっかけが橋本さんのカラーローテについてのひと言だったのか、やはり場所だったのかは魚に聞いてみないとわからない。ただこの時から渋々だった谷が激変、カッコいいヤマトが次々にミノーを襲った。40MDグリーンバックヤマメを強めの流心に通してみたらガツンとヒット。白泡の下から食ってくるイワナはこの日ここまで皆無だったから、これだけで何かを感じるに充分だった。



ソリスト40DDブラックヤマメを丸呑みせんとばかり。











ざっと二投に一度はミノーを追うヤマトの影があり、もちろん釣れたり釣れなかったりだったが、この状態が続いた。止め時がわからなくなって、相談のうえ一時間の延長戦。二人ともこの深山幽谷の隠者に敬意を払いながら一匹ずつ丁寧に釣った。

一度だけ、瀬尻から流れ込みへと遠投した40MDにこれまでとは違うアタリがあった。これは大きそうだ。寄せ始めた途端、そこに頭を見せていた岩に岩魚が乗り上げるようにして身体をくねらせた。橙色に染まった腹と黒い身体がうねり、ヤツはそのまま消えた。ひと回りデカい見事なヤマトだった。

宿題ができたね。早くも二人して来年のプランを立てながら、最後はヘッドライトの明かりを頼りに一旦下山した。明日も楽しみだな。

ロッド:レヴェルトラウト5.0MT
リール&ライン:ツインパワーC2000、ナイロン5lb
ミノー:40MDグリーンバックヤマメ、Xmasカラー、ソリスト40DDブラックヤマメ 40ストレートクリアーチャートヤマメなど

Photo&Report by 小平

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