ZANMAI BLOG(新アドレス)

遊べや遊べ。
素晴らしいトラウトとの出逢いを綴ります。
タックルのお知らせもこちらからどうぞ。

生き物観察会へ

2016年11月02日 | 日記
10月の半ば。神奈川の渓流が禁漁に入ってすぐに、馬入川河口での生き物観察会のお手伝いに出掛けてきました。

馬入川と聞くと聞きなれないかもしれませんが、相模川の別名で、主に下流域を指してそう呼びます。私たちがヤマメやイワナを釣りに通う、東丹沢水系や桂川、道志川などもすべてこの相模川の一部です。

この馬入川河口域、平塚市側に ‘馬入水辺の楽校‘ という、子供たちにより水辺や自然に親しんでもらうことを目的とした施設があり、ここが定期的に様々なイベントを開催していて、これもそのうちのひとつです。







お子さんたちは安全な溜まりで、我々スタッフは潮が引いた本流筋で、網を片手にガサゴソと。獲った後は県の水産課の講師より、子供たちに向けて青空生き物教室が。凄く詳しい子供たちもいたなあ。

手長エビ、ヌマエビ、ウナギ、チチブ、マハゼにヒメハゼ、メダカ、ニゴイ、ボラ、モクズガニ、カニは他に固有種などいろいろ。

河口域にメダカがいるって少し驚いたけれど、珍しくないみたい。



手長エビ、たくさん獲れました。



ヌマチチブ。よくいうダボハゼですが、愛嬌満点で人馴れする可愛いやつです。ヨシノボリとか、この手の魚も大好きなのでブクブクに入れて数匹を持ち帰り、飼育してみることに。聞いてはいたもののものすごく気性が荒く、縄張りを持つ魚なのでケンカが絶えず、現在は個体別で飼育中。



これはクロホシマンジュウダイという、死滅回遊魚の幼魚。現在2~3㎝ほど。熱帯魚にはほぼ無知な私、この魚を初めて知りました。初夏、温暖な黒潮に乗って相模湾や東京湾までやってきて、水温の低下とともに死滅してしまう熱帯魚のことを死滅回遊魚と呼びますが、これは30㎝ほどまで大きくなるそうです。

元気に餌を食べ、早くも少し大きくなりました。
 
 
このような催し、本当にいいですね。昔は誰でもやっていたことですが、危険といわれ、水辺から子供たちが姿を消して久しい昨今。貴重な時間なのかもしれません。