皆さん帰路について、賑やかだった夜の宴も二人きりに。眠い目をこすりながら、静かに祝杯をあげた。
貴子さんの88㎝をネットイン直後に。テールフックになんとか掛かっていた。
朱鞠内湖は数年前からシングルバーブレスが2本まで、とレギュレーションが定まった。獲れない魚も出てくるけれど、この釣りを長く楽しみたいから、歓迎すべきレギュレーションだ。シングルルールはすべてが上手くいかないとなかなかキャッチが難しい。あの88㎝、シャローで顔を見せてから凄い暴れっぷりだったけれど、バレることなくよくネットに収まってくれたと思う。すべてが幸運だった。
さて最終日、仲良し4人組がやってきた。彼らが幸運とともにありますように、よき風に恵まれますように。
‘ヤアヤア‘
‘ようこそ北国へ‘
挨拶ののち我々は朱鞠内をあとにしたが、翌日すでに自宅で仕事をしていた私のもとに小林さんから嬉しい便りが届いた。
小林さん82㎝、お見事です。
シュンヤ君が前回に80オーバーをキャッチしているので、たった2回の釣行で親子そろって80オーバーキャリアとは。おめでとうございました。
仲良し4人組内では特に小林さんが幸運とともにあったようで、こののちこんなメールまで。
「8.2MTL、使いやすかったです。飛距離が違います。
実は、あの後、8.2で、もう1本イトウをかけました。ピックアップ寸前で竿先5㎝位でかかり、ドラグがなって3メートル位離れて、左でバタバタ、右に移動してバタバタ、また左でバタバタ。
隼也も、あまりの近さと大きさに慌ててしまい、ネットホルダーからネットを外せず
何故か私は落ち着いていて、「焦らなくて良いから」と声をかけていました(笑)
結局、最後右でバタバタの時にハズレてしまいました。アワセも弱かったのでしょう。
目測90はるかに越えていました。
落ち着いていられたのは、8.2のバットが負ける感じしなかったから?
どっちに振られても、ついていけました。」
ご本人の許可をいただいて掲載させてもらっています。82㎝を獲ったあとの出来事なので、目測90にも説得力があるなあ。なかなか訪れないさらなる大物のチャンス、惜しかった。
小林さんのタックル
ロッド:レヴェルトラウト76MT、82MTL
ミノー:ファット85など
ランディングネット:オリジナルコラボ48㎝
竹多さんも60㎝をしっかりと。リリース前の一瞬とのこと。いい顔してるなあ、おめでとうございました。
我々の最終日の話を少しだけ。リーダーを結び直していたら大声が聞こえてきた。ヒットしているようなので一枚
この日も70㎝をキャッチした貴子さん、いいなあ。ミノーはファット70type1 キンクロ。
私はここでも安定のレギュラーサイズ。なんでだよう。どうしてだよう。
でももちろん1本1本すべてが嬉しい出逢いだった、相手をしてもらったイトウやアメマスには感謝のほかない。
この最終日もよい風だったけれど、ビートアップはまったく不発だった。ちょっとしたことからこのことに気が付いて、揃ってファットにチェンジ、これが功を奏したのかも。ファット85type1スローシンキング 手割りシェル クリアー蛍光ピンクベース
手割りシェルで仕上げたらスローシンキングになったので、自分用とさせてもらった1本。
ちなみに数が出た日はこのビートアップ100のアワビ キンクロが当たりミノー。タイミングが合ったら連続して3本出たこともあった、振り返るとあの時が私の今遠征のピークだった。
私のタックル
ロッド:レヴェルトラウト82MTL
リール:ステラc3000+PE1号+ナイロンリーダー16lb
ミノー:ビートアップ各サイズ、ファット各サイズなど
今遠征で出合った皆さん、お世話になりました。お陰様で楽しい遠征でした。また来年、もしかして今秋かも。
Photo&Report by 小林さん 小平