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ZANMAI BLOG(新アドレス)

遊べや遊べ。
素晴らしいトラウトとの出逢いを綴ります。
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さあ、リップ取り付け

2020年12月23日 | 制作状況
昨日は朝からバリ取り、ここで塗装ムラなどをチェックします。イマイチがあれば再塗装などをしてまたコーティング。

夕方からはいよいよリップ取り付け開始。



仮の差し込みをしたところ。OKなら接着し、防水と強度を高めるため差し込み口をコーティングします。

せっかく作った顔にナイフが入ってしまったら元も子もありません。それでいて強度的に必要な差し込み口幅が確保できるよう、デザインの段階から考えておく必要があります。

それでもハンドクラフトですから顔付きにも個性があるため、リップ幅を微調整しながらギリギリのところで差し込んでいきます。

ここでナイフが滑ったり、手元の感覚を誤ればこれまでの積み重ねが台無し。より集中して、根気よく。

皆さん今日もほどほどに頑張りましょう。

Photo&Report by 小平

ワカサギ×ビートアップ

2020年11月21日 | 制作状況
少し表現を変えてみたワカサギ。

先日もご紹介しましたが渓流用サイズだったので、今回はもう少し大きなサイズで制作してみました。



ビートアップ100と115でのワカサギ。これから来春に向けてワカサギの制作数が増えそうですね。



納品が終わったばかりですが、今回分もここから。

各辺をカッターで落とした状態のブランクをサンディング。渓流用は一年中オーダーをいただくのでオンもオフシーズンもなく削り続けますが、湖の大型ミノーに気合いが入るのはこの時期からです。

画像にある一番大きいのは150ストレート、中禅寺湖などでビッグワンを狙う熱いユーザーさんに熱烈支持をいただいています。すべて溜まってしまっていたオーダー分なので、一気にいきましょうか。

Photo&Report by 小平

ペイントベースカラー

2020年11月02日 | 制作状況
アルミやシェル貼りの他にも、希ですがペイントベースで仕上げることもあります。



チャートベース・蛍光グリーンバックの70MD。
ユーザーさんから依頼をいただき、先月いくらか制作したチャートベースのうちの一本です。

もしかするとアルミなどよりも簡単に見えるかもしれませが、難易度はその上を行きますね。

Photo&Report by 小平




ワカサギ、オイカワ

2020年10月23日 | 制作状況
ワカサギとオイカワカラーに手を入れてみました。





新しいワカサギは部分的にオーロラを取り入れています。色合いや顔付きを変えても、長くご愛用いただいてきたイメージを失わないよう留意しました。

写真のモデルは50ストレート、大きなサイズもお楽しみに。





オイカワも同様です。下の写真は我が家のオイカワ水槽で現在のところ婚姻色が出ている最後のオス。このオスは凄く頑張っています。婚姻色が出てからざっと8ヶ月以上が経過しているでしょうか。飼育に適合した個体ならでは、自然界ではあり得ない長期間。そろそろ限界も感じますが、もうひと頑張りといったところ。

このオイカワに敬意を表して。

我が家では9つの水槽が稼働していますが、この90cm日淡水槽では幼魚も入れてオイカワ×10、タモロコ、カマツカ×3、トウヨシノボリ、シマヨシノボリ、ゴクラクハゼ、ボウズハゼ×3、ドジョウが元気に混泳しています。混泳していたウグイは別水槽へ移動、スミウキゴリ2匹は立派に大型化し、少し前にお星様となり旅立ちました。

Photo&Report by 小平

サビアマゴ、銀毛アマゴ

2020年10月20日 | 制作状況
こちらも今回から新色に仲間入り、サビアマゴです。





落ち着いたトーンでまとめています、写真のモデルはソリスト50DD。





前回制作から新色に仲間入りの銀毛アマゴ。モデルになってもらったのは写真上がソリスト60DD、下が70MDです。

ソリスト60DDと70MDで何かを変えているのがわかりますか。

正解、目玉の色ですね。モデルごとに意識して変えているわけではなく、無作為にいろいろ試しています。この銀毛アマゴもウロコの剥がれ方が一本ごとに異なりますし、当然、世界中でたった一本のミノーです。新色ですがワンオフとも言えますね。

Photo&Report by 小平

削って組んで

2020年06月13日 | 制作状況
4月~5月のOO期間中にまとめて削り、組み上げておいたブランクが前回納品分で尽きてしまったので、またイチから削って組んでいます。





組んだブランクをノギスでチェック。バルサって比重だけで無く板厚にもけっこうバラツキがあるから。

ノギスを出さずとも、目視で違和感を覚えるレベルのものまであるから困ったもの。もう少ししっかり製材して欲しいな。

今日もバルサと格闘、、いや仲良くします。

21年目の70ストレート

2020年05月16日 | 制作状況
今回制作分のミノーは全国に旅立ちました。

こちらの事情でお届けが再来週ぐらいになるお店分もあります。



サツキマスやサクラマス、本流ヤマメに本流イワナ、アメマスなどの遡上・本流魚だけでなく、銀山などの湖でも特に流れ込みを中心にして出番が多く、私もボックスから欠かせない70ストレート。

作り続けて21年目になります。

一昨年だったかリップ形状を少し変え、ウェイトも以前は割とストンと落ちていくシンキングでしたが、よりスロー気味に調整し直しました。オーソドックスなストレート形状ですが、アイチューンひとつでガラッと表情を変えたりするので面白いミノーです。

この時期はリクエストが多く、集中して制作します。

見つけたら本流の大鱒相手にぜひ。

ようやくここまで

2020年05月11日 | 制作状況
苦手なパッケージ作業ですが、ルアー完成の喜びが苦手意識をなんとか打ち消してくれます。



でもこのあとにはもっと苦手な伝票書きが待っているので、ここで挫けるわけにはいきません。ここで挫けてしまっては一銭にもならないですから。

今日はその天敵である伝票書きと梱包作業に終始。書き間違えてないよね。

一ヶ月半の長い工程もこれにて終了です。

皆さんに喜んでもらいたい。ああこのミノーでいい魚が釣りたい、釣ってもらいたい。

パッケージの前に

2020年05月09日 | 制作状況
昨日はパッケージでほとんど一日が終了。



パッケージされる直前。リップ切断面は研磨だけだと粗いので、ちょい仕上げを施します。

今回は溜まってしまっていた特注カラーなども集中して制作できました。おもに昨年いただいていたものです。





追いかけてきた60本は三度の塗装と最終コーティングを終えたので、今日これからリップを取り付けます。