ささやんの天邪鬼 座右の迷言

世にはばかる名言をまな板にのせて、迷言を吐くエッセイ風のブログです。

風刺の力を見た

2020-03-14 11:44:00 | 日記
厳重にウソのつき方注意され

きょう3月14日の「朝日川柳」欄に掲載されていた一句である。これを目にして、私はガツンと一発食らった気がした。お見事!完全に脱帽である。敬意を込めて、この句の詠み手を紹介しよう。埼玉県の佐伯慎一氏である。

この川柳は、「安倍首相が森法相を厳重注意した」という一件を風刺している。これだけのことを言い表すために、私はきのうの本ブログで、以下の通り、大量の文言を垂れ流したのだった。比較すれば、どちらが優れているかは一目瞭然である。ああ、佐伯氏の爪の垢でも煎じて飲みたいものだ。我が非才を恥じるばかりである。

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「安倍首相が森法相を厳重注意した。(中略)
この(森法相の)発言が飛び出したコンテクストは解ったが、それでもまだ私は釈然としなかった。この「大震災のとき、検察官が最初に逃げた」という発言と、検事長の人事をめぐって法解釈を変更した理由とは、どうつながるのか。まったくチンプンカンプンである。あの東日本大震災のとき、被災民を置き去りにして、検察官は我先にと一目散に逃げだした。検察官はそれほど弱腰の卑劣漢になったのだから、こういうご時世では、検察官の定年を延長しなければならない???????はあ????

この答弁は、ぼけ老人の寝言以上に支離滅裂、デタラメとしか言いようがない。一国の法務大臣がこのような発言をするとは、驚き、桃の木、山椒の木である。この件に対して、安倍首相はさっそく厳重注意を行い、森法相は陳謝して発言を撤回したというが、そうでもしなければ、この火事場の紛糾は収まらなかっただろう。」

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目下、本ブログの次なるネタとして、胸にあたためている題材がある。新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、日本政府は中国や韓国からの入国制限を強化したが、この措置に対して、韓国政府が例のごとく、激しく反発している。風刺の格好の素材になりそうなこの韓国政府の反応について、気の利いた私なりの見解を提示できないかとあれこれ知恵を絞っているのだが、さてどう料理したものか、なかなかうまい知恵が浮かばない。佐伯氏の爪の垢ほどの才能があればなあ、と歯軋りする、きょうの天邪鬼爺である。
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