「ゆるちょ・インサウスティ!」の「海の上の入道雲」

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あの時代、あの孝謙天皇に比するほどの女丈夫だった!「日野富子」さん!

2014年08月06日 | 夜の日本学


一人の髪の毛の長い背の高い細身の女性が机に座り、ノートパソコンを叩いています。

彼女の名はレイカ(31)・・・とある雑誌の取材記者です。

「えー、それでは、タケルさん、夜の日本学「先人考察(女性編)」・・・お願いします。今日は誰について語ってくれるんですか?」

と、レイカはノートパソコンを叩きながら、赤縁のメガネを手で直し、こちらを見つめます。

「うん。そうだな・・・月曜日に日本の妖怪政治家・・・というか、わがままなだけの人を見たから・・・今回は女性の妖怪政治家「日野富子」さんを見ていこう」

と、タケルは話し始めます・・・。


さて、今日の「夜の日本学」はじまり、はじまりー・・・・。


「日野富子さんと言えば、その昔、大河ドラマ「花の乱」が1994年に放送されて・・・その時に僕は日野富子さんの人生を初めて全体的に理解した・・・」

「そんな経験が懐かしい女性ということになるねー」

と、タケルは言葉にする。

「日野富子と言えば、「一般的に金儲けにすべてを賭けた女性」とか「守銭奴」的な悪いイメージがありますが・・・」

と、レイカ。

「それはそうなんだけど、そういう儒教的な一般的な評価は別として、僕は金儲けも一種の才能だし、あの時代の「御台様」は強力な政治力を持っていたのだから」

「ある意味、女性が目標にしてもいい女性だと思っているんだけどね・・・」

と、タケル。

「なるほど・・・タケルさんは、ポジティブな目で日野富子さんを評価していると・・・」

と、レイカ。

「ま、とりあえず、いろいろ見ていこうや、レイカちゃん・・・」

と、タケルは言葉にした。


「まずはレイカちゃん、日野富子さんについて、簡単に説明してくれないかな?」

と、タケル。

「はい・・・資料によりますと、日野富子は、足利将軍家と代々姻戚関係を持っていた日野家に生まれ、1455年、16歳で足利義政の正室になり」

「1459年には第一子を生みますが、その日のうちに夭折しています。まあ、その後、オトコの子が生まれないのが日野富子の悩みとなったようです」

と、レイカ。

「彼女の性格的な特徴は?」

と、タケル。

「えーと、その第一子夭折の折も、「今参局が呪いをかけたせいだ」と琵琶湖沖島に流罪としたり、義政の側室4名を追放したりしていて」

「かなり気の強い女性と見受けられます。逆に義政は芸術家肌で、隠遁生活を好む性格だし、基本的に決断力の無い人間と見受けられるので」

「義政からすれば逃げ出したいタイプの女性だったようで、長く別居生活を続けています」

と、レイカ。

「なるほどね・・・足利義政という人は政治家としては最悪の決断力の無い、優柔不断な無能政治家とも呼ばれているけれど、僕は日本文化の基礎を作った芸術家として」

「彼を高く評価しているんだ・・・四畳半の日本間のカタチを完成させたのが、足利義政だからね・・・今の日本文化の原点を作り上げた芸術家」

「・・・と言ってもいいくらいだ、彼は・・・」

と、タケル。

「政治の実権を取り上げられたために、政治に対する関心を無くし、芸術的趣味に走り・・・そちらに重きを置く生活になってしまったんですね、足利義政は・・・」

と、レイカ。

「そう。そして、その足利義政の政治の実権を取り上げた一人こそ、正室である日野富子なんだから・・・政治家としての力量は足利義政の遠く及ばない高い所に」

「日野富子は、あったんだ・・・政治力抜群の女性政治家・・・として、僕は日野富子を評価したいね」

と、タケル。

「なるほど・・・で、話を戻しますけど・・・日野富子に男子が生まれないので、足利義政は、1464年、義政28歳、日野富子24歳の時」

「僧になっていた弟を還俗させ、自らの養子にして、足利義視として次期将軍に立てます。足利義政は、この足利義視の後見役に実力者、細川勝元を配するんですね」

と、レイカ。

「ま、9年待っても、男児が生まれないのなら・・・日野富子に男子がもう授からないと見るのも、頷ける話だね」

と、タケル。

「ところが、翌年の1465年、日野富子は待ちに待った男児、足利義尚を生みます。これがすべての騒動の大元になる出来事で」

「政治力抜群の日野富子は、幕府内で細川勝元に匹敵する実力者、山名宗全を義尚の後見役に頼み、実家の日野家の力も最大限利用するんですね」

と、レイカ。

「となると・・・細川勝元と山名宗全・日野家グループの対立が広がりを見せるわけか・・・」

と、タケル。

「そうです。結局、この対立が応仁の乱の発火点になり、各武家の相続問題なども絡み合い、応仁の乱は全国的な広がりを見せるようになるんです」

と、レイカ。

「その時の、日野富子の動きは?」

と、タケル。

「その応仁の乱の最中、日野富子のした事は、東西両軍の武将に多額のカネを貸付、米の投機なども実施し、多額のカネを稼ぎました」

「まるで、戦争を金儲けのいい機会に利用する戦争商人そのものの手腕です・・・」

と、レイカ。

「ははは。日野富子が「絶対の知恵者」だったいい例じゃん。「知恵者」は金儲けの機会をシビアに察知し、ビシバシ金儲けをするものさ」

「応仁の乱はいつ終わるともしれないから武家にとって戦費の調達は最も重要な義務になるんだから・・・そりゃあ、日野富子は金儲けしまくったろうね」

と、タケルは嬉しそうに笑った。

「織田信長が上洛した際、将軍足利義昭から「管領にならないか?」と誘われたのを断り「ならば、代わりに堺、大津、草津、に代官を置かせてほしい」と頼んで」

「オーケーを貰った織田信長のやり方と一緒じゃーん」

と、タケルは笑う。

「いいね、日野富子・・・やっぱり、知恵者だったんだ、この女性」

と、タケルは嬉しそうだ。

「タケルさんは、知恵者を見つけ出すと、ほんとに嬉しそうにしますね」

と、レイカも微笑む。

「そりゃあ、歴史上の宝物みたいなものだからね、知恵者は・・・」

と、タケル。

「さて、幕府の実力者で、応仁の乱の指導者でもあった、山名宗全、細川勝元は、1473年に相次いで亡くなります。この時、足利義政は37歳、義尚は8歳で」

「義政に将軍職を譲られています。その時、日野富子は33歳・・・富子とすれば、我が子を将軍職に就けることが出来て、絶頂の時期だったと思われます」

と、レイカ。

「この時、幼い将軍を補佐する将軍代が置かれるんだよね?」

と、タケル。

「はい。それが日野富子の兄、日野勝光です。日野勝光は、将軍家の代わりとして、日野富子と協力しながら、絶対の権力を振るいますが」

「それもつかの間、1746年、日野勝光が没すると、自然、権力は日野富子自身に移り、幕府の実質的な指導者として、その指導力を振るうようになるんですね・・・」

と、レイカ。

「すごいじゃん、日野富子・・・女性で幕府の実質的な指導者になった例って・・・僕はあまり聞かないぞ・・・」

と、タケル。

「そうですね・・・確かに、将軍を差し置いて、幕府の指導者になっちゃった女性って、寡聞にして聞きません」

と、レイカ。


「さて、1467年に発生した応仁の乱も1477年、西軍が軍を引き上げたのを契機にして終り・・・その時、東軍側に終始いた日野富子は」

「「土御門内裏が炎上しなかったのは西軍の大内政弘と申し合わせておいたから」と言葉にし、その政治力が非常に高かった事もわかりました」

と、レイカ。

「すげーじゃん。大内政弘と言えば、西軍の山名宗全の次の大物・・・その大内政弘とネゴしてたんだから、日野富子の高い政治力と軍資金あるいは賂(まいない)が」

「いや、その両方がモノを言ったんだろうね・・・すげー、大物政治家だぜ、日野富子・・・」

と、タケル。

「日野富子の面白さって応仁の乱後にも出てくるよね。有名な京都七口の関所からあがる税金を日野富子はちゃっかり自分の懐にいれているのね」

「これって、もちろん、内裏の修復費とか祭礼の費用にあてられるんだけど、日野富子が自分のモノにしちゃったから、公家にも嫌われているんだけど」

「逆に内裏が焼失した際には、ちゃんと日野富子がお金を出しているんだよ・・・つまり、日野富子にすれば」

「「政治力の高い、権力を持っている自分に、判断力の高い自分にすべて任せなさい・・・あなた達じゃ、上手く出来ないでしょ!」っていう理由を持っているわけ」

「そのやり方のおかげで、農民なんか怒り狂って、富子は、徳政一揆なんかにも会っているんだけど、平気の平左・・・「知恵者」は打たれ強いね」

と、タケル。

「そういうやり方が庶民にわかりにくかったんでしょうね。日野富子は、「金儲けに執着した悪妻」的な評価が今でもあるし・・・」

と、レイカ。

「結局、それをどう政治に使うかだよ・・・結果として、実際、西軍いわゆる敵側の実力者大内政弘が土御門内裏を焼かなかったんだから」

「そういうところに政治の結果が出ているんだよ・・・お金って、そういう使い方をすべきなんだよ・・・特にベテラン政治家は・・・」

と、タケル。

「その後、子の義尚は、1489年、義尚25歳の時、六角高頼討伐の際に没します。日野富子も気を落としたと思うんですが、足利義視と富子の妹との間に生まれた」

「足利義材を将軍に擁立するように義政と協議し、承諾を受けています。翌年1月義政が永眠すると義材が10代将軍として即位しています」

と、レイカ。

「自分の息子が死んでも、政治の火は絶やさず、自ら動いて、打開策を表明し、実際に将軍家を選んでいるんだから大したものだよ」

「この仕事、本来、足利義政の仕事だよ・・・その頃、義政は、銀閣とか建ててるわけだから・・・つーか、女将軍そのものを妻にしちゃったのが、運の尽きだな、義政の」

と、タケル。


「その後、将軍の後見役となった、足利義視は、権力を手放さい日野富子と争いますが、翌年、あえなく死去します。そして、将軍として親政を開始した義材も」

「日野富子と争うようになります」

と、レイカ。

「ま、日野富子からすれば、危なっかしい政権運営だったんだろうね。だから、ツッコミもいれたくなる。ベテラン政治家だもん、日野富子は・・・」

「義材のような甘ちゃんとは、別次元でモノを見ているよ・・・」

と、タケル。

「事実・・・1493年、その義材が河内に出征している間に、日野富子は、細川勝元の子である細川政元と共にクーデターを起こして義材を廃し」

「義政の甥で、堀川公方足利義澄を11代将軍に就けています。その3年後、日野富子は没しています」

と、レイカ。

「このあり方・・・どこかで見たと思ったら、先週考察した孝謙天皇とまるで一緒じゃん・・・彼女も自ら天皇とした淳仁天皇を廃帝にして自分が践祚していたよ」

「結局、ベテランの女性政治家は洞察力が高いから、男性政治家のダメさを簡単に見抜いちゃうんだね・・・孝謙天皇と日野富子の共通点がわかったよ・・・」

と、タケル。

「こう見てくると、日野富子は、どこまでも日本の事を考えて政治をしているんですね・・・それがわかっただけでも、今日の意味があった・・・」

と、レイカ。

「そうだね・・・彼女の力の源泉はなんだったんだろうね?」

と、タケル。

「日野富子さんの政治力の高さと軍資金の豊富さが・・・すべてのような気がします・・・」

と、レイカ。

「それは認めなくっちゃいけないだろうね・・・女丈夫そのものだね・・・彼女に対する、僕の評価は相当高いよ。孝謙天皇並にすごい女性だ・・・」

と、タケル。

「それが今日の結論のような気がしますね」

と、レイカ。

「そうだね。そういうことになるだろうね・・・」

と、タケルは笑顔で言葉にした。


「さて、結論も出たようだし、仕事はこれくらいにして、飲み行こうか、「知恵者」のレイカちゃん」

と、笑顔で立ち上がるタケルでした。

「はい。もちろん、お供しますわ」

とレイカは立ち上がり、赤縁のメガネを取り、髪を解いた。


(おしまい)


いやあ、しかし、日野富子が、これほどの女性だったとは・・・。

女将軍と言ってもいいくらいの「知恵者」の・・・日本の事をどこまでも考えた女性だったんですね・・・。

ちょっと日野富子さんの見方が変わりました。

これが考察の醍醐味だよねー。


さて、今日も、楽しく、飲みますか!


ではでは。

8月6日 この日本で、しあわせになりたいなら!(不幸の呪文は唱えちゃダメ!)

2014年08月06日 | 毎日のしあわせの為の知恵


おはようございます。

先日始まった「昨日の体脂肪燃焼!」のコーナーですが、

昨日は1000キロカロリー、燃やしました・・・いやあ、結構、激しい数値ですよ、これ・・・。

にしても、体脂肪125グラム分、燃やした事になりますからね・・・これ、一週間続けると、単純計算で、875グラム燃やすことになりますから、

僕の体脂肪1%は、480グラムなので、優に1%以上燃やすことに・・・つーか、4日間で、500グラム燃やすので、4日で1%燃やす計算になりますね・・・。


それは、相当、激しい労働力ですよ・・・。


ま、つったって、急に仕事が入って、エアロバイク・トレも300キロカロリーしか出来ませんでしたーとか、急に風邪引いて、ゼロです・・・なんて事もあるでしょうから、

出来る日に、燃えておこうと、そういう感じになりますね。


ま、人生、何があるかわかりませんから、そのあたり、存分に楽しんでいきましょう!


さて、その時、僕はジュンコママの店で、マンハッタンを飲んでいました。

「ゆるちょくん、この所ご無沙汰だったじゃなーい?やっぱり、夏はいろいろ忙しかったかしら?」

と、ジュンコママは、少しすね気味。

「いやあ、いろいろ、僕も顔出さなきゃいけない場所があるから・・・特に夏はどうしても忙しくなっちゃうんだよね・・・」

と、僕。

「ママったら、ゆるちょさんが来ないもんだから、ちょっと不機嫌気味だったんですよ、このところ」

と、小さい声でリナちゃん(21)が教えてくれる。

「まあ、いいわ・・・こうして顔出してくれたから・・・もう、不機嫌な過去はすぐに忘れることにしてるから」

と、ママ。

「ママの作るマンハッタンは絶品だからね。それに僕の大好物のスペイン風オムレツも、ママは得意だから」

「やっぱり、胃袋掴まれるとオトコは弱いよ・・・それにママは美人だしね。銀座の山本陽子・・・と言われていたくらいだもんね・・・」

と、僕。

「まあ、いいわ。ゆるちょくんはサービス精神旺盛だからね・・・あとでスペイン風オムレツ、作ってあげるわ・・・」

と、ママは上機嫌。

「どう、最近、何か変わった事あった、リナちゃん・・・」

と、僕。

「そう言えば・・・結構大きな企業の偉い人が・・・ねえ、ママ」

と、リナちゃん。

「ああ、その話ね・・・わたしの銀座時代からのお客さんが、この店にはよく来てくれるんだけど・・・一部上場企業のお偉い方も見えるのよ・・・」

「その方々が、来年から中途採用の社員を増やして、新規の採用を減らすみたいな事を言ってたの・・・」

と、ママ。

「その人達が使ってた言葉で・・・「オワコン世代」っていうのがあるの?今・・・リナちゃんくらいの年代の人間を指すいい方らしいんだけど・・・」

と、ママ。

「へー。今度は「オワコン世代」か・・・そのお偉いさん達は、そういう使い方をしていたのか・・・」

と、僕。

「ゆるちょくん知ってる?「オワコン世代」・・・なんだか、その方達の話だと」

「「「オワコン世代」の人間を育てるより、中途採用組の人間を育てる方が将来見込みもあるし、お金も安くあげる事が出来る」」

「「・・・コミュニケーション能力が低い「オワコン世代」はそもそも仕事も出来ないだろうから、教育しても無駄だ・・・採用は控える」だそうよ・・・」

と、ママ。

「へー、企業のトップの意識はそこまで進んでたの・・・今までだって、就職氷河期と言われていたのに・・・さらに厳しくなりそうだなあ・・・「オワコン世代」にとって」

と、僕。

「その企業のトップの方達が言っていたのは、「就職氷河期で、今まで採用を見送っていた人間を発掘する方が全然安上がりだ」・・・ということだったわ」

「今の日本の若い層って、大企業のトップから、そんな風に見られているのね・・・全然知らなかったわ・・・」

と、ママ。

「ふーん、でも、大企業のトップがそういう意識になったってことは、今の若い世代に相当危機意識を感じてるってことだろうね」

「だいたい今後、それこそ、人材の確保こそが、企業の生き残る為のサバイバルゲームの最もキモになるんだからね・・・そうか「オワコン世代」には見切りをつけたか」

と、僕。

「なんだか、その「オワコン世代」って言われ方、ちょっと心外ですけどね・・・わたし的には・・・」

と、リナちゃん。

「そっか・・・リナちゃん以下の世代の事を「オワコン世代」って言うんだものね・・・でも、リナちゃんは違うし、それと同じように「オワコン世代」であっても」

「光る卵はあると思うんだけどね・・・どんな世代でも、「十把一絡げ」視しちゃあ、間違いの元になるよ・・・しっかり個人の資質を見ていかなくては、ね・・・」

と、僕。

「でも、リナちゃんだからこそ、その「オワコン世代」の特徴みたいなモノもわかるんじゃないの?」

と、僕。

「そうですね・・・確かに高校時代のデートはお金は各自持ちだったし、おごって貰ったことなんて一度もなかったし、だいたい、かっこいい男性が少なかった・・・」

と、リナちゃん。

「それを言うなら、わたしも言いたいけど・・・最近の若い女性にかわいい子、美しい子が減ったわね・・・リナちゃんは、ほんと掘り出し物だったもの・・・」

と、ママ。

「それにこの間、企業のトップの方が言ってたけど」

「「フジテレビのアナウンサーが不美人になった。どこにでもいるような女性がフジのアナウンサーをやってると言うことは今の若い世代に美人が少なくなった証拠だ」」

「なんだって・・・確かに、フジの若いアナウンサーを見ると・・・どこにでもいるような女性よね。女子アナとしての華やかさがないわ・・・」

と、ママ。

「ママの女性に対する審美眼は、それこそ、只者じゃあ、ないからね・・・僕は日テレの水卜アナがいいね。最も、娘的な可愛さを買ってる感じだけどね」

と、僕。

「ゆるちょさん、最近、女性を見る目が娘を見る目になっているんじゃないですか?前にも19歳の未成年の女の子と仲良くなって」

「・・・あれってエキナカの店員さんの女性でしたよね?ほら、「バイトの時間が終わったら、ビールでも飲みに行こうよ」って誘ったら」」

「「わたしビールだめなんです」って言われて、「じゃあ、カクテルでも飲みに行く?」って聞いたら「わたし未成年だから、アルコールだめなんです」って言われて」

「ひっくり返ったって話、してくれたじゃないですか・・・」

と、リナちゃん。

「ああ・・・あれね・・・あの頃は、女性の年齢がイマイチよくわかっていなくて・・・今もわかっていないけど・・・」

「それで失敗したんだけど、確かにあの子も娘的な可愛さと言うか・・・ドジっ子的可愛さで、父性本能をバリバリに刺激されてた感じ・・・」

と、僕。

「確かに、水卜アナもドジっ子体質ですしね・・・」

と、リナちゃん。

「そういうキュートな子がいいと思うんだけどなー。ま、もちろん、ちゃんとした大人な美人の女性が僕的には、ドストライクだけど・・・」

と、僕。

「キュートな子は、一緒にお酒が飲めるくらいの女性でいいって感じよね、ゆるちょくんだったら」

と、ママ。

「うん、そうだね・・・ママの言うとおりかな」

と、僕。

「ゆるちょくんは人間性が大きすぎるから・・・複数の美しい女性と仲良くやれるじゃない?でも、超がつくくらいクソ真面目だから・・・ステディは絶対ひとり・・・」

「そういう生き方だもんね、ゆるちょくんは」

と、ママ。

「まあ、そういう生き方に自然となっちゃってるね・・・というか、そういう僕の生き方を信頼して、許してくれる人間性のデカイ、オトコマエな女性じゃないと」

「僕はステディには、しないから・・・」

と、僕。

「ま、ソフィーはそういう女性だから・・・ってところね、ゆるちょくん的には・・・」

と、ママ。

「まあ、そういうことです。はい・・・」

と、僕。

「でも、リナちゃんに聞くけど、最近の若い子に、美しい女性が減った理由は・・・何なの?思いつく理由みたいなモノはある?」

と、僕。

「ワタシ達の世代の女性って・・・「多様な価値観があるから、「女性は女性らしく、男性は男性らしく」っていう育て方は古い」・・・」

「「今はそれぞれ個性を伸ばす生き方こそ、価値のある生き方だ」みたいな価値観がそもそもあったんだと思います・・・だから、個性教育とか、たくさんあったし」

「皆、個性を伸ばすことに躍起になってったけど・・・それって逃げ道の多い生き方で・・・結局、美しくなる努力をせず」

「・・・オトコっぽい、がさつな女性を増やす結果につながったと思います・・・女性の魅力を育てられなかった女性が増えたのは、それが原因だったと思います・・・」

と、リナちゃん。鋭い。

「そういえば・・・わたしもリナちゃん世代の女性をうちの店で使いたくて、面接したことがあるのよ・・・リナちゃんを見つける前に、ね・・・」

と、ママ。

「その女性・・・うちの店で面接をやるって言うのに、まったくのすっぴんで来たの・・・それで、そのすっぴんが美しいのなら、商品になるんだけど」

「肌のトラブルを一杯抱えていて・・・見ている方が女性としてつらくなるような女性だったわ」

と、ママ。

「その時、その女性が言ったセリフを今でも覚えているわ・・・「キャビン・アテンダントが美しいのは、美しく見える化粧法があるからでしょう?」」

「「わたしもそれをやれば、美しく見えると思うんです・・・」って言うのよ・・・」

「だから、わたしも「その方法、あなたは知ってるの?知ってるんだったら、どうしてやらないの?」って言ったら」

「「必要になったら、やればいいし、普段は、面倒くさいから、やらないんです・・・」って言ったから、わたし、すぐに切ったの」

と、ママ。

「ママが一番キライな女性が不幸になるおまじないこそ・・・「面倒くさい」って言葉ですものね」

と、リナちゃん。

「そ。結局、自分勝手なだけなのよ、そういう女性は・・・この日本では自分勝手ばかりしてちゃ、しあわせになれないわ・・・特に女性は、ね・・・」

と、ママ。

「女性は男性を本能から笑顔に出来なければ・・・そうして貰いたいからこそ、男性のお客達は、この店に来てくれるんだもの」

「・・・それが出来ない女性はうちの店には、いらないわ・・・」

と、ママ。

「なるほどね・・・だから、この店の女性達は美しいし、真面目だし、明るいんだね・・・ママの審美眼はやっぱり只者じゃないね」

と、僕。

「でも、実際そうでしょ?自分勝手な人間は、この日本では、しあわせになれないでしょ?」

と、ママ。

「そうだね。「俺偉い病」の人間は、この日本では完全にふしあわスパイラルを起こす人間達と言うことになるからね・・・」

と、僕。

「そういう意味じゃ、「オワコン世代」の人間達って、企業のトップからも忌避されているようだから・・・どういう表現をすればいいの?ゆるちょくん」

と、ママ。

「そうですね・・・カタチとしては若いうちからずーっと現実からの「逃げ込み者」をやっていたってところですかね・・・これもふしあわせスパイラル一直線」

「「関係性は切るのがベター」と日本人全員に評価されて・・・社会で活躍出来ずに消えていく層って事になっちゃいますかね・・・」

と、僕。

「わたしは、ぜーったい、そういう風にはならない!」

と、リナちゃんが拳を固めて言葉にした。

「あら、リナちゃんは美しいし、何より賢いから大丈夫よ。なにしろ、お客の男性達を本能から笑顔に出来るんだから・・・ねえ、ゆるちょくん」

と、ママ。

「それはそうだよ・・・リナちゃんは大丈夫。僕ですら、味方になりたいと思うもの!」

と、僕。

「だったら、ゆるちょさん、今度、海に連れて行ってくださいよ・・・もちろん、二人きりで」

と、リナちゃん。

「ね、言った通り、リナちゃんは賢いでしょう?」

と、ママは目の笑ういい笑顔で笑った。

「ほんと、賢いね、リナちゃんは」

と、僕も笑顔でマンハッタンを飲み干した。


(おしまい)


さてさて、今日は水曜日・・・週の真ん中、仕事に燃える日ですねー。

ま、仕事充実させて、存分に「ハッピーエナジー」を体内生成して、気持ちよくなりたいですね。


さーて、今日あたり、新しい出会いもありそうで、楽しくなりそうですね。


さ、燃えよう!


ではでは。