「ゆるちょ・インサウスティ!」の「海の上の入道雲」

楽しいおしゃべりと、真実の追求をテーマに、楽しく歩いていきます。

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秋の夜長、理想の結婚話!(んなん、わかるか!(笑))

2011年11月01日 | お昼間カフェ

先日、仕事仲間のゆうこちゃん(29)と、都内のとあるバーで飲んでいた時のことです。


「ゆるちょくんさー。理想的な結婚って、どういうのかなー?」

とゆうこちゃんは、少し酔った感じで、僕に聞いてきます。

ちなみにゆうこちゃんは、未婚のお嬢さんです。

「え?結婚したい彼でも、出来たの?っつーか、未婚の俺に聞かないで、くれよ」

と僕が返すと、

「未婚だからこそ、聞くんじゃない。既婚者は、現実見えちゃうから、理想なんて語らないんじゃない?」

と、ゆうこちゃんも、そこは、いろいろ考えているみたいです。

「うーん、そうだなー」

と、僕も少し考えます。

「別に好きなひとが出来たわけじゃないのよ。ただー、結婚について考えてみたかっただけ」

と、言い訳するゆうこちゃんです。

「そうだなー。実は俺、もし、俺が女性だったら、理想の結婚相手は誰かな?って考えたことあるんだよ」

と、僕も素直に話します。

「えー、誰誰?かっこいいひと?」

と、ゆうこちゃんは、途端にはしゃぎだします。

「かっこよくはないんだけど、桁はずれにでっかくて、暖かいひとって、感じかな」

と、僕が言うと、ゆうこちゃんは、

「え、誰ー?」

と考え込みます。

「まあ、俺がちっちゃい時からいたけどさ。大橋巨泉さん」

と、僕が言うと、

「あー、わたしあんまり巨泉さんの現役の頃を知らないけど・・・でも、わかるような気がする。わざと憎まれ口たたくひとでしょ?」

と、ゆうこちゃんは、そこは、素直に言います。

「そうそう。それで楽しんでいる・・・なんつーかなー、このひとと一緒に生きてたら、そりゃあ、毎日楽しいし、やさしくしてくれるだろうし・・・」

と、僕が素直に説明しだすと興味深く聞いてくるゆうこちゃんです。

「なにより、結婚したら、人生波乱万丈になりそうで、おもしろそうだしねー」

と、僕も続けます。

「そうかー、一緒に人生歩みたいって、感じってこと?」

と、ゆうこちゃんが、僕に聞きます。

「そうそう。こいつと一緒に人生歩んで行ったら、そーりゃ、楽しいことたくさんありそうだって、素直に思えるじゃん」

と、僕が言うと、

「そうかー。人生、一緒に歩きたいって、思うかどうかって、すごい大切かもしれない。結婚決める時!」

と、ゆうこちゃんは、まじめに考えています。

「なんか、テレビで奥さん紹介してたんだけど、とってもいい夫婦って感じだったし、かみさんが巨泉さんを尊敬しているし、信頼しているのがわかったからね」

と、僕は巨泉さんご夫婦の話を例にして、説明します。

「そうかー。旦那さんを尊敬するってのも、大事なポイントよね。あと、信頼できるか、どうかも・・・」

と、ゆうこちゃんは、自分の結婚の条件を考えているみたいです。

「まあ、巨泉さんって、なんだかんだ言って暖かいし、しあわせそうだったよ。奥さんも」

と、僕が言うと、

「なにより、暖かい人間性が、大事よねー。そうかー、なんか、いろいろ勉強になるなあ・・・」

と、ゆうこちゃんは、理想の結婚について考えをまとめているようです。

「で、今の話からすると、理想の結婚は、どんな感じになるわけ?」

と、僕が改めて聞いてみると、

「うーん、でも、結局、一緒に人生歩きたいか、どうか、これに尽きるかな。暖かい人間性とか、尊敬とか信頼とか、そういうのは、あとからついてくるもんだし」

と、ゆうこちゃんは、結論づけています。

「うん、そうだねー。確かに、それに尽きるかもねー」

と、僕も、そこは、納得です。

「でもさ、ゆうこちゃんは、さっき、かっこいいか、どうかを問題にしてたじゃん?」

と、僕も気になったことをツッコミます。

「ああ、そうねー。でも、必ずしもかっこよくなくっちゃいけないって、わけでもないな・・・」

と、ゆうこちゃんは、少し右上を見るような感じで話します。

「かっこいいひとだと、浮気されそうで、結婚生活で、そういうの気にするのは、あまり・・・」

と、ちょっと否定的なゆうこちゃんです。

「まあ、男は浮気をする動物なんて言われているけど、尊敬できたり、信頼できるひとなら、浮気もないんじゃないの?」

と、僕が言うと、

「そうねー。逆にそういうひとが、浮気したとしたら、わたし立ち上がれないかもしれないな」

と、ゆうこちゃんは、少し笑います。

「そうだねー。そこまで、考えとかなきゃいけないかー」

と、僕も少し考えこむようです。


「でもー、やっぱりフィーリングかな。ずっと一緒にいたいって、思えたら・・・それが結婚につながるんじゃない?」

と、結局、ゆうこちゃんは、自分で結論を出してしまいます。

「なんだよ、結論でてるんじゃん・・・考えて損した」

と僕が言うと、

「ううん。そうじゃなくて、ゆるちょくんが話し相手になってくれたから、結論に辿りついたのよー」

と、ゆうこちゃんが珍しくフォローしてくれます。

「そうお?まあ、それならいいけど・・・。ずっと一緒にいたいかあ・・・そう思える時が来るんだろうねえ、そのうちに」

と、僕もそこは、適当に合わせます。

「まだ、出会っていない、誰か・・・あるいは、もう、出会っている誰かかも?」

と、ゆうこちゃんは、にこっと笑うと、

「マスター、グラスホッパーお代わり!」

と、お代わりを頼むのでした。

「出会っている誰か・・・ねえ」

と、僕もサイドカーを飲み干すのでした。


理想の結婚についてのあれこれ。

まだ、何もわかっていない、未婚同士の二人でした。

秋の夜長は、静かに更けていきました。


11月1日(オトナの味!)

2011年11月01日 | 毎日のしあわせの為の知恵

おはようございます。

最近は、朝が冷えて、昼間暖か、という日が続いていますねー。

まあ、朝はコートを着て仕事に出るんですが、結局、昼間は、脱いで手持ちな感じで、

まあ、着ていると普通に暑いですし、なんかまだまだ、昼間夏日だなんて、いってますけど、

こーれは、気候が変じゃないですか?

まあ、暖かなのは、うれしいですけど、なんか、変な感じに思いますねー。

というか、天候不順なのが、普通になっているような、そんな錯覚すら覚えます。

まあ、いつまで、暖かなのか・・・作物とかに影響しないのかなあと、ちょっと心配な今日この頃です。はい。


えー、僕は作家の池波正太郎大先生を、勝手に自分の人生の師にさせてもらっているんですけど、

池波先生の作品でおもしろいなあと思うのは、やっぱり、こう、食事のシーンが頻繁に出てくるところですかねー。


「季節感を感じさせるために、食事のシーンは、とりいれているんだ」


と、大先生は、おっしゃっておられましたが、季節感はもとより、いかにも、おいしそうな食事のシーンなんですよね。

こう、冬の寒い日に、だしをはった鍋に、千六本に刻んだ大根をいれて、続けてあさりを投入!なんてのは、おいしそうですよね。

はふはふ言いながら、大根とあさりをやる。

そして、冷や酒を湯のみで、くいっと煽るなんてのを読んでいると、思わず、同じ料理を味わいたくなる。

そういうあっさりした料理がまた、味わい深いんですよねー。


そういうのは、オトナになって、わかったことのような気がしますね。

若い頃は、

「イタ飯最高」「いやいや、デートにはフレンチでしょ」「ロシア料理も渋いよね」「とにかく、女の子を喜ばせなきゃ!」

的な価値観で生きていましたから、まー、オトナの味がよくわかっていなかったんですよねー。

女の子が喜べば、それでよかった。


でも、オトナになると、人生いい事ばかりじゃないことに、気づきますね。


仕事でいろいろあって・・・ひとり、静かに、居酒屋で、飲む・・・そんなこともありますねー。

ひとには言えない・・・つらい苦しい酒を何度味わったことか。

そんな時には、和のものを肴に、静かにやるに、限る・・・。


「仕掛人・藤枝梅安」シリーズでは、そういう生きる上で苦渋をなめてきたオトナのおとこの飲みの場が再現されていて、

味わい深いですよねー。

というか、読んでいて、主人公たちの気持ちがわかる・・・。


なんていうのかな。若いころには、決して味わえなかった、生きる業とでも言うんですかね。

こう、言葉に出来ない、重いものを背中に背負って歩いて行くからこそ、出てくるつらさを一刻忘れるための時間がやってくる。

そういう時間が、男同士の無言の酒の酌み交わしだと思うんですね。

そういう、なんとも言えない、オトナの男達のシーンが「仕掛人・藤枝梅安」シリーズにたくさん、出てくる。


あるいは、ちょっとだけ、現実をうっちゃって、楽しい気持ちで、旨い季節のご飯を食べる梅安達がいる。


どっちも人生には、大切な時間ですよねー。

そういう時にこそ、和食が良い味わいになるんだなー。


「俺もね、もう、長くはない気がするんだ」

梅安さんは、よくこう、言っていますけど、なんかこう、一杯一杯で、生きている時って、そう感じられる時って、実際ありますよね。

自分で辞めたいけど、辞めらない、そんな人生。

だからこそ、誰かに止めてもらいたいんでしょうね。

それが、

「長くはない、気がする」

という言葉につながってくる。


まあ、そんな時代も、長く生きてりゃ、ありますよねー。

そんなことを言い合いながら、ちょっとした旨いものを食べあう、梅安達のシーンが、やっぱり、こころに残るわけです。


こう、湯のみで、冷や酒をくいっと・・・なんて、いい感じじゃありませんか(笑)。

オトナの男ってのは、それくらいが、いいんじゃないですかねー。


人生をしっかり味わってきたからこそわかる感慨とでも、いうんでしょうかねー。

そのあじわいが、池波正太郎大先生の作品の味でもあるんだなー。


いやあ、冷や酒を、くいっとやりたくなってきました(笑)。


って、朝から酒の話かよ(笑)。

いやあ、だって、まだまだ、暗いから(笑)。


今夜は、気のおけない奴らと、酒でも酌み交わしてきますかね。

秋の夜長をそんな感じで、楽しむのも、おつな感じです。

池波正太郎大先生も、そんなことを思いながら、飲んでたんでしょうね。


オトナの味が、やっとわかるようになってきた、そういうことでしょうかねー。

秋には、そんなオトナの味わいが似合う気がしますねー。


なんか、今晩は、旨いものつくって、冷や酒でも、やりますか。


ま、その前に、楽しく仕事をかたづけて、きましょうねー!


ではでは。