私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

レオン・ライ(黎明)のコンサート(黎明演唱會2023)③

2023-12-16 20:53:51 | 香港(香港映画&中華明星)

以前、香港のコンサートを見に行った際には、その歌手のファンクラブに加入している人のつてでチケットを手配して貰ったり、又ある時はチケット購入代行サービスを利用したりしたのだが、今回はURBIXという香港のオンラインチケットサービスを利用してチケットを購入した。サイトは中国語だが、漢字なので何とか意味は分かるし、翻訳したい部分を選択して右クリックすればあっと今に日本語にしてくれる。本当に便利な時代だ。そんな風に予約したチケットは街角に設置してあるチケット発券機から予約時に使用したクレジットカードをつかって発券するシステムだ。

「機械の使い方が分からず、発券できずにクレジットカードが機械に吸い込まれて出てこなかったらどうしよう・・・」などと要らぬ心配をしたのだが、コンサート会場にある発券機には『問題がある場合はカウンターまで』という注意書きが貼ってあったので、機械に触る事なく窓口にいる担当の人に発券手続きをしてもらった。

*****

ネットで予約せずとも、当日、席がある場合は、その窓口でも購入できるようになっているようなのだが、私が行った日は窓口に「満席」の張り紙。

しかし、私も前に窓口の人と話し込んでいた70代後半と思われる男性の人は、「どうしてもチケットを購入したい」と熱心に窓口の人に頼み込んでいるようだった。(言葉は分からずとも、男性の熱意は非常に伝わって来た)男性は10分程粘った末に諦めていたのだが、チケットを狙っているのは鑑賞したい人ばかりではない。

私が窓口でチケットを貰ったのをどこかで見ていたらしいダフ屋の人が音もなく私の後ろに立ち、私が手にしたチケットの席番を確認しようと私の手元をのぞき込むではないか・・・

どうやらいい席なら、高値で買い取るということらしく「チケットを見せて!」とグイグイ近づいて来る。コンサートを見たい一念でここまでやって来たのだ。チケットは渡せない。更に広東語も分からないので交渉の余地はないのだが、私は黙っていれば地元の人も香港人と思う外見の持ち主だ。単純に無視しているだけと思われたようで、ダフ屋もなかなかひかないのだ。そうこうしているうちに別のダフ屋も登場・・・・チケットを欲しい人は見たい人だけではないのだ。

*****

K-POP等は、それぞれの歌手のチームカラーのペンライトを振ったりするのが主流のようだが、私の知る限り、香港ではそのような統一したルールはないと思う。以前はとてつもない電源を持ち込み、自作のちょっとしたネオンサイン的な応援プラカードを掲げている人もいたが、殆どの人は会場前で売っているペンライト等をその場で購入して応援したりしていた。当然、色の統一性などはない。

今は皆携帯で動画を撮影している人が多数だ。ペンライトの明かりより録画中の携帯のライトの方が多いのではと思う位だ。会場前でペンライトを売っている人も少なくなった。私はそんな数少ない人からペンライトを60香港ドルで購入し、それを振りながらコンサートを鑑賞。

翌日もそのペンライトを持参してコンサートを鑑賞したのだが、前日私が60ドルで購入したペンライトを80ドルで売ろうとしている場に居合わせてしまった。

「八十」(バーシー)と言いながら、昨日私が買ったものとそっくり同じものを、20ドルも上乗せして売ろうとしている。驚いて見ていると、その売り子の人も私に気づき、「おお 60・・・シックスティー」とバツが悪そうな顔をしている。私がずっとその場から動かなかった為、結局60ドルで売るしかなかったようだ。

 


あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。

2023-12-15 22:19:38 | 映画鑑賞

母と暮らす女子高生の百合は、学校にも今の生活にもはっきりしない不安と不満を感じ、自分でもその不安をコントロール出来ずにいる。そんな初夏のある日、家を飛び出した彼女は、突然昭和20年の6月にタイムスリップ。

状況が分からずに混乱している彼女を助けたのは、特攻隊員として出撃する日を待つ彰。彼女の不安そうな様子を見ると、詳細は尋ねずに彼女を自分たちが世話になっている食堂に案内し、食堂の女主人に彼女を託すのだ。

タイムスリップの理由は深く語られない。彰も彼女の出自は詳しく追及しようとはせず、「出撃しても勝つ可能性はない」という現代の若者らしいその物言いを批判もせずに「妹に似ている」と言い、百合が一面に咲く丘を彼女に見せて「君は素直だ」と頭を撫ぜる。不安の中出撃を待っているその仲間の特攻隊員達も、突然現れた食堂の看板娘として彼女の存在をあっという間に受け入れるのだ。(水上恒司演じる彰同様、松坂慶子演じる食堂の女主人も百合を温かく受け入れる。彼女の存在がタイムスリップというファンタジーを血の通ったストーリーにしてくれている)

特攻隊の隊員同士も会ってすぐに一生の友人だと言い合う。出撃まで残された時間が少ない彼らにとって逡巡したり、若者らしい駆け引きしたりという時間などないのだ。心の奥底の葛藤は薄っすら見えるものの、それについては必要以上に後追いはせず、青春時代の1ページは、驚く程綺麗に描かれえるのだ。

特攻隊メンバーのムードメーカー役を演じる伊藤健太郎も、笑顔を絶やす事がないのだが、その笑顔の下に隠した苦しさも静かに伝わってくる。綺麗に描かれた青春の1ページにどんな辛い思いがあったのかは、観ている側が考えなければならないんだろう・・・

*****

金曜の午後に鑑賞。劇場内は学校帰りと思われる制服姿の女子高生が8割程度。彼女たちは劇場内が明るくなってもすぐに席を立とうとはせずに「誰が一番泣いていた」などと映画の余韻に浸っている風だった。私は原作がSNSで話題だったことも帰宅後に知ったので、劇場内の様子にちょっと驚く。

 

 


5年ぶりの香港旅行の思い出⑤食事編の続き

2023-12-14 21:44:14 | なんということはない日常

中華料理が好きなので色々食べたかったのだが、時間もあまりなければ、胃袋の大きさにも限度がある。本格的な食事の気分ではないけれど、ちょっと小腹も空いたし、疲れたのでちょっとだけどこかに座って休みたい・・・

以前ならそんな時にはマンゴーをふんだんに使ったスイーツが楽しめる許留山(ホイラウサーン)に行って休んだりしたのだが、コロナ前のデモ、そしてコロナ流行による外食の禁止等もあり、赤い下地に金色のロゴが輝いていた許留山(ホイラウサーン)はすべて閉店してしまった。

「涼茶」(リョンチャー)と呼ばれる身体にいいお茶が飲めるスタンドタイプの店は多数あるものの、座って休める店は以前よりずっと少なくなってしまったような気がする。

結局暑くて疲れた時には、香港でもスタバにお世話になった。スタバの数は、日本よりも確実に多い。

たっぷりのチアシードの上にマンゴーピュレとナッツがのっているヘルシーな朝食。50ドル程度だったと思う。

昼食の時間、お粥や麺が食べたかったのだが、どこも満席で店に入るにも長蛇の列だったので、結局スターバックスに入る。ナッツ類を使ったサンドの具はチーズとツナ。そしてコーヒー。これも50ドル程度。

*****

コンサートの後、現地で合流した知人たちとバーに立ち寄る。

コロナ後は、繁華街も人が引けるのが早いと聞いていたのだが、夜でも気温は22,3度あり、外で飲むにはちょうどいい気候だったせいもあるのだろう。ホテル近辺のバー等は12時過ぎまでお客さんが沢山いた。私たちも22時半過ぎから24時頃までバーでゆっくり過ごす。

 

 

 


セブンイレブン 柿安監修 牛すきうどん

2023-12-13 21:13:40 | なんということはない日常

うどんを食べながら、口いっぱいに広がる甘辛いすき焼きの味も堪能できる。一石二鳥の美味しさだ。すき焼きそのものを食べたくなるが、「それはまた今度ゆっくり・・・」ということで、お昼にすき焼きを思い出しながら、温かいうどんを楽しむ。

こだわりが凄いなと思ったのは、長ネギに焦げ目がついており、香ばしい香りがしていた事。具材を焼きながら味付けする関西風を再現しているのだろう。私は肉や野菜を煮て作る関東風のすき焼きで育ったので、こんな風に焦げ目がついているねぎが入っているだけでも珍しく感じる。

********

割りばしに爪楊枝がつかなくなった事にはあまり驚かなかったが、割り箸が微妙に細くなったのには、ちょっと驚いたのが少し前。しかし、今回は食べ終わるまで箸が細くなった事は忘れていた。細い箸にも慣れてきたのだろう・・・


5年ぶりの香港旅行の思い出④食事編

2023-12-12 21:32:30 | 香港(香港映画&中華明星)

2泊3日の短い旅行ゆえ、食事の機会は限られている。更に基本的に一人の食事はどうしても選択肢が狭くなる。

11月21日の夕方、コンサートに行く前に源記(Yuen Kee)で食べた五香牛腩牛肚麺。

このお店は牛腩専家故、メニューの殆どが内臓ものだ。内臓好きとしてはたまらない店。

夕方の6時前だったのだが、ほぼ満席だった。飲食店はどこでも電子マネーや交通系カードのオクトパスカードが使えるのだが、この店は現金オンリーのようだった。

51ドルだったのだが、細かいお金がなく100ドル紙幣を差し出すと、「無啊?(モウア?」と聞かれる。無は無問題(モウマンタイ)モだ。「1ドルがないの?」と聞かれているんだろうと推測。101ドルだったら50ドルのお釣りを上げられるのに・・・と言われているんだろうな・・・と思ったが、残念ながら1ドルが無い。「無啊・・・・(モウア・・・)」疑問形の?を......に変換して49ドルのお釣りを貰う。

滞在中、唯一口にした広東語らしい言葉だ。

****

3日目の朝、富華冰室という港式のレストランで食べた朝食。41ドル

ベジタブルライスヌードルと自家製パン、スクランブルエッグのセット。

一人客が殆どで、皆携帯か新聞を見ながら食事をしている。


無人島のディーバ 第11,12話

2023-12-11 21:33:23 | 無人島のディーバ 韓国ドラマ

ギホ達家族の事も心配だが、ソモクとランジュは芸能界の暴露報道に巻き込まれ記者会見を開く事になる。どこまでが本当でどこまでが嘘かは関係なく、報道されてしまえばそれが真実のように独り歩きするのは、世界どこでも一緒のようだ。15年という月日を自然の真理の中で生きて来たソモクは、小手先の駆け引きなどせず、ここでも正面突破というスタイルは変わらず。同じように15年間、他人として隠れて生きて来たギホ達家族も何があっても変わる事のないギホ達の父親と正面から対決する事になるのだ。審判は逃げる事を止めて正面から向き合う事にしたギホ達家族に味方するのだが、最後まで変わる事のなかったギホの父親が選んだのは最悪の選択。しかし、その最低最悪の選択を家族愛で乗り切ろうとするギホ達家族。

夢に向かって迷う事なく進もうとするソモクの姿に元気を貰えるドラマにも関わらず、その一方で虐待という逃げる事の出来ない現実もあり。バランスを取るのが難しいストーリー展開なのではと思ったのだが、パク・ウンビン演じるソモクのキャラクターがどこまでも真っすぐで、彼女の存在を軸に必要以上に暗い雰囲気になることもなく、辛い現実とファンタジー要素を上手く取りまとめてハッピーエンドな展開に・・・

30歳を過ぎてデビューするという難しい設定も、変に流行に走る事なくフォーク調の歌で明るく前向きという、これもファンタジーと現実が上手くミックスされていていた。何よりもパク・ウンビンの歌声に説得力があり、それがこのドラマの一番の成功要因だったと思う。


ウォンカとチョコレート工場のはじまり

2023-12-10 19:43:01 | 映画鑑賞

「世界一のチョコレートの店をつくる」という亡き母との約束を守る為に、12枚の硬貨を持ってチョコレートの町にやって来たウォンカ。

夢見る青年がどんな風にして旅立ったか、硬貨があっという間に無くなっても夢いっぱいの青年が、夢見る事を禁じられたチョコレートの町でどんな風に夢を実現しようとするのか。華やかな踊りと軽やかなリズムで、彼がどんな風に夢に近づき、困難を乗り越えようとするのかが、一曲毎にテンポ良く描かれる。諦めないポジティブさと明るさが画面からストレートに伝わってくる。その綺麗な色使いに心躍り、明るい気持ちで満たされる。

ホテルの女支配人に騙されても、チョコレート作りを独占する三人組になんとかして対抗しようとする姿も、憎しみや苦悩に彩られたものではなく、若さゆえの悩みのように思えてしまうのは、ウォンカを演じるティモシー・シャラメの初々しい感じが画面から溢れているせいだろう。

とにかく、歌も踊りもその初々しさがまぶしいのだ。その初々しさが映画全体を明るく温かいものにしている。シニカルな部分はウォンカを恨み彼にちょっとしたいたずら(嫌がらせか・・・)をするヒュー・グラント演じるウンパルンパに任せて、彼は自分の夢だけを追い続ける心優しい青年に徹しているのだ。

*****

私はジョニー・デップのチョコレート工場の秘密は未見。予告編のジョニー・デップのやや毒気のある雰囲気に気圧されてしまったからなのだが、それ故、今回は新鮮な気持ちでウォンカを演じるティモシー・シャラメの姿を楽しむ。

追記

昨日はシャラメの初々しさと書いたが、それだけではちょっと言葉が足らなかったと思う。彼から感じられるエイジレス、ジェンダーレスな自由な雰囲気が、画面に自由な想像力の風を吹かしている。

 


12月初旬玉川上水沿いの様子

2023-12-09 19:31:22 | なんということはない日常

12月なのに最高気温が18度で風もない温かい土曜日。「早めの大掃除日和だ」と思いながらも、特になにもせずにノンビリ過ごす。

寒くなり、風が強く吹けば雑木林からまた沢山の落ち葉が飛んでくるだろう。

そうなったら本当の12月を実感する事になるだろうが、今日の所は秋のような暖かい土曜日を満喫する。

 


香港(2023年秋から冬)

2023-12-08 21:47:24 | なんということはない日常

香港、「爆買い」しない中国人観光客

中国の国慶節に合わせた連休に香港を訪れた中国人観光客は100万人超と急回復も、国慶節の連休中の団体客は本土客全体の2%程度。高額商品を買わずに体験を重視する個人旅行が主体になっているとの事。

香港の新規上場、勢いに影

2023年1月から9月の新規上場による資金調達額は、2022年の4位から8位に後退。海外マネーが敬遠するだけでなく、中国企業が上場先に本土を選んでいるケースが増えた事も要因。市場の低迷は不動産市況にも影響。

香港ディズニー、世界初の「アナ雪」エリア開業で、8年続く赤字経営からの脱却を目指す

香港ディズニーと検索すると、日本旅行の「香港おすすめツアー 日本旅行のベストツアー

というサイトがヒット。JTBはパックツアーを発売していないが、日本旅行はディズニーに特化したパッケージツアーを発売しているようだ。

 

 


セブンイレブン 三國シェフ監修 ビーフシチューオムライス

2023-12-07 21:21:38 | なんということはない日常

味がしっかりして、口にいれた途端に濃厚な味が広がるデミグラスソースに、とろっとした玉子の口当たり。

器がプラスティックでなく、綺麗な陶器のお皿に移し替えられていたらコンビニで購入したとは思えないだろう。

ビーフシチューもオムレツも、トロっと柔らかくて、味もしっかりしている料理だ。口にいれ、その柔らかい舌ざわりから旨さが伝わってくる料理は、なかなか箸が停まらない。

650円でカロリーは750カロリー程度。


5年ぶりの香港旅行の思い出③

2023-12-06 21:37:58 | 香港(香港映画&中華明星)

2泊3日の短い旅行。夜はコンサートだったので、2日目の昼間、スターフェリーを降りた後、中環(セントラル)や上環をちょっとだけブラブラする。

欧米人たちが24時間いつでもお酒を楽しんでいるイメージだった蘭桂坊(Lan Kwai Fong)。駅から蘭桂坊(Lan Kwai Fong)へ向かう案内板は残っていたが、メインストリートのお店はすべて閉まったままだった。

少し離れた場所ではイベントが行われていたが、こちらも人影はまばら。

いつか一度は飲んでみたいと思いながら、チャンスがなかった蛇スープ。今度こそと思い、お店のある上環に向かったのだが、駅のすぐそばにあった蛇スープの店は閉店してしていた。

しかし、シャッターには店舗が移転したとの張り紙。時間がなくて新しい店舗は探せなかったが、次はチャレンジしたい。。。

上環では、おかゆでも食べたいと思ったのだが、テイクアウトのみの店も多く、店内飲食出来るお店は、丁度会社員の人達の昼食時間にぶつかってしまいどこも行列が出来る程の混み様だった。

食事は後にして壁画が見られるというグラハム・ストリートへ行こうと思ったのだが、午後1時、気温25度という暑さに負けて、断念。。。

人の流れは変わっていないように見受けられたが、並んでいるお店の雰囲気が以前とはちょっと違う街角に、時間の流れとコロナの影響を感じる。

 


無人島のディーバ 第9,10話

2023-12-05 20:58:48 | 無人島のディーバ 韓国ドラマ

突然ソモクが姿を消した事で深く傷つくランジュ。期待した後輩達に裏切られたという過去の辛い思い出が蘇り簡単に彼女を許す事は出来ないのだ。

そうは言っても番組効果は絶大で、ソモクの元には沢山のデビュー話が舞い込む。芸能は水物。鉄は熱いうちに打てだ。無人島で経験した事がすべての判断基準とも言えるソモクは、ランジュから事務所を奪った代表の元でデビューを目指すという、敢えて敵の懐に潜りこむような選択をする。(いろんな意味で逆張りか・・・)

*****

かつての後輩にギホの指紋照合までを頼もうとするなど、自分を捨てた家族に異常な執着を見せるギホの父親はとどまる事がない。

しかし、身分を偽造する事でギホ達家族を助けた元公務員の現在の父親は、もう逃げきれないと悟ったのだろう。家族に内緒で自ら出頭して調査を受けていたのだ。更に彼らが身分を偽るのに使った家族の遺体が見つかった事から、あっという間にボゴル達家族の身分偽装は公になってしまう。

ギホの父親はいつまでも自分の非を認めず、ウハクとボゴル兄弟は事が事だけに放送局での勤務は難しく、ランジュはソモクに兄弟と距離を置くように厳しい言葉をソモクに告げる。

自分の行動を疑わないギホの父親以外は全員厳しい人生の岐路に立たされるのだ。

無人島での経験則で今までの難局を乗り切って来たソモク。今回はどんな風にしてこの難局を乗り切るんだろうか・・・

 


5年ぶりの香港旅行の思い出②

2023-12-04 21:29:46 | 香港(香港映画&中華明星)

2泊3日の短い旅行だったので、職場を休んだのも最小限だった。

職場で私が空港で購入した香港ディズニーランドのクッキーを配っていると、何人もの同僚から「ディズニーシーに行ったんですか?」と確認された。あっという間に職場復帰したので海外旅行だとは思われなかったらしい。

更に「香港の治安はどうなんですか?」と心配そうに確認もされた。どうやら香港のイメージは完全にデモや雨傘運動になっており、短い期間で旅するアジアは韓国や台湾で、香港は観光で行く場所とは思われなくなっていたようだった。

「今はデモはないから・・・」と一応説明はしてみたが、「でも、やっぱり心配ですよね」という人が多かった。「心配」と言われてしまうと、それ以上説明のしようもない・・・・

ただ、心配と言っても、実際に今香港がどんな状況なのか知っている人も関心がある人も殆どいないのだった。

*****

香港の民主活動家 周庭さん「世界で香港に関心を」 カナダに事実上亡命

「自由に生きたい」 “亡命宣言”の民主活動家・周庭さんが心境 香港警察「手遅れになる前にやめるように」


5年ぶりの香港旅行の思い出①

2023-12-03 18:53:13 | 香港(香港映画&中華明星)

2泊3日の短い旅行から戻って来てから既に1週間以上経ったのだが、今でも意味なく「香港時間なら・・・」などと時差の1時間分を差し引いて時間を考えたりしている。寒いのが苦手な為、10度以上は気温が高い香港の気候が羨ましいのだ。思い出をテキストにして少しでも残しておきたい気持が消える事がない。

*****

移動時間を考えれば、九龍と香港島の行き来は地下鉄を使えばいいのだが、5年ぶりの香港故、今回は尖沙咀から中環(セントラル)行のスターフェリーに乗る事にした。

ホテルのある尖東地域から海沿いを歩いて尖沙咀スターフェリー乗り場に向かう。

スターバックスの前にはブルース・リーの銅像。

尖沙咀にある時計台。九広鉄道尖沙咀駅で唯一残された建築物との事。

現金でチケットを購入してもいいし、ICカードであるオクトパスカードでも乗船出来る。それぞれの乗船方法によってキチンと改札が分かれており、今は携帯でオクトパスカードを使う人も多いようで、ICカード用とは別の改札があった。

*****

20年近く前、朝の出勤時間に乗船した際には、サラリーマン風の人が朝食替わりにスーパーで購入したと思われる食パンの袋からパンを取り出して食べているのを見てびっくりしたのだが、今回は平日の10時過ぎに乗船したせいだろうか。地元で移動の足として使っている人が誰もいないようでほぼ全員が観光客の様だった。

聞えてくる言葉から察するに、8割強は本土から、残りの2割弱が欧米人、韓国人等とその他という感じなのは、街中の観光客の割合と一緒か・・・

******

今回の旅の費用の一部は、JTBの旅行券を利用。旅行の手配の為、JTBの店舗をネットで予約したのだが「今現在、香港行のパック旅行を取り扱っていないため、完全な個人旅行の手配になります。来店予約のキャンセルをなさいますか?」と折り返しの電話連絡が入り、ちょっと驚いてしまった。パック旅行以外は取り扱いたくないのかな・・・と思いつつも、「用事があるので、渡港します」と手配をお願いしたのだが、店頭で話を聞く限り、今後も香港・マカオのパッケージ旅行の復活の可能性は限りなく低いようだった。書店でも、地球の歩き方以外の香港関係のガイドブックは2019年度版で止まっているようだった。

街中を歩いていて、日本人に遭遇したのは一組だけだったのもそんな理由からだろう・・・


バッド・デイ・ドライブ

2023-12-02 20:35:00 | 映画鑑賞

ベルリンで、富裕層の顧客から多額の資金を預かり運用を手掛けるマット。ジムでの早朝トレーニングの間でもビジネスの打ち合わせを欠かさず、流ちょうなセールストークで顧客が資金を引き揚げようとするのを阻止する。妻や子ども達との間はうまくいっているとは思えないが、彼にとってはビジネスが好調であることが一番の重要事項なのだ。

そんな彼の一日は、「車に爆弾を仕掛けた」という1本の電話で、最悪の1日に様変わりする。

フライト・ゲームでは飛行機に乗った保安官、トレイン・ミッションでは電車の中で謎のミッションを持ち掛けられる元警察官。密室の中で謎を解きつつ闘う男を演じてきたリーアム・ニーソンに与えられた新しい密室は所有している新しい高級車の中だ。

裕福なビジネスマンと言っても、特別なスキルなど持ち合わせていない男が、息子と娘を乗せた車を走らせるしかない状況に追い込まれる。手がかりは犯人が掛けてくる電話だけだ。目の前で簡単に爆破され燃え上る車に、シートから離れれば爆発するという犯人からの通話はただの脅しではない事を悟るも、手がかりも逃げ出す術もない。

子ども達に疎まれる存在だった父親が子ども達を守る為に電話を駆使して情報を得ようとし、爆破を避ける為にアクセルを踏み続ける。逡巡する余裕はなく、犯人の指示の元、ベルリンの街を駆け抜ける間に自分が爆破に関係する容疑者になっている事を知っても、車から降りることもかなわない。

これらすべてが91分という時間の中にギュッと盛り込まれているのだ。緊張感が途切れる事はない。