私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

The Crossing -ザ・クロッシング- Part I

2019-06-09 19:36:03 | 映画鑑賞

国民党のパーティで出会った将校と結婚する女性。幼馴染を思う台湾人の日本軍医師。家族配給が欲しいために、見ず知らずの女性と写真を撮る国民党の兵士。

国民党と共産党が激しく戦う内戦時代にこの3組の話が少しずつ交差しつつ語られるのだが、時代に引き裂かれた人々の苦しみを描くためには、争いの場面は避けることが出来ない。

劣勢になるも最後まで戦い続けようとする将校を中心に物語が進む。妻は台湾の基隆で夫の帰りを待つ。そしてそこで同じように時代のために日本人の幼馴染と再会することが出来ない医師と出会う。

台湾でヒットしたことが分かるストーリー展開だ。

香港ノワール時代のジョン・ウー作品と違い、この映画では3人の女性の存在はストーリーに欠かせないもの。ただ、戦闘部分にかなりの比重を置いている映画は、妻を基隆に逃し、一人厳しい戦いに臨む将校を演じたホアン・シャオミンの目線で見た方が分かり易いものになっていて、やっぱりジョン・ウーだと思わせるものがある。(チャン・ツィイー演じる出征した恋人を探す女性は非常にたくましいが、それは演出というよりも演じる彼女自身の力強さのように思える・・・)

 映画は前後半合わせて1本の映画のようなので、前半部分のみ見ての感想はどうかと思うが、たっぷり2時間の映画だったので一言語らずにはいられない。

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私が見たのは、『The Crossing ザ・クロッシング Part I』(原題:太平輪 乱世浮生)で、時代に翻弄される人々の話が中心だ。

後半は『The Crossing ザ・クロッシング Part II』(原題:太平輪 彼岸) はというタイトルで後日公開されるらしい。

 太平輪 は上海から基隆市に向けて運行された客船の名前で、パートⅡではこの客船を舞台に時代に翻弄される人々が描かれるらしい。

『The Crossing -ザ・クロッシング- PartⅠ, Ⅱ』予告編



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