ブルースというタイトルがついているだけあって、耳障りの良い内容でないのがこのドラマの特徴だ。
「義理!」が合言葉の友人同士。
学生時代から誰からも注目され、皆の注目の中心にいたミラン。学生時代はそんな彼女が自分の親友であることが自慢だったウンヒ。
どんな事でも話し合い、どんな時でも助け合う仲だったはずなのに、少しずつその女の友情の中には見えない滓が溜まってしまっていたのだ。
仕事では成功を手にしても、三度の離婚で娘とは離れて暮らすミラン。ウンヒはなんでも自分の事を受け入れてくれていると思ってたのに、そうではない事に気づきショックを受けるのだ。わがままとも思えるミランの行動を全部受け入れていた事で少しずつ違和感を持っていたウンヒ。それを打ち明ける事も出来ず、我慢していた事を知りショックを受けるミラン。
「両親もおらず、結婚も結局うまく行かず・・・そんな中で親友と思っていたあなたには遠慮せずに何でも言えると思っていた。傷つけていた事は全然知らなかったけれど、信じてくれていたならその時に言ってくれていたはず。義理といいながらも、結局は私を信じてくれていなかった」というミランの言い分。
ドラマを見ている分にはミランの傍若無人な振舞いにちょっとびっくりもしたのだが、彼女の抱える悩みや不安を考えると、彼女の思いが非常に正直だったことが分かる。
ドラマの中では和解するものの、やっぱりそれは以前と一緒の友情にはならないだろう。でもそうやって人も気持ちも変化していくのだ。そんな日々にはブルースが似合うということか・・・・
そして、家族になろうと前向きなジョンジュンと自分の家族との間で悩むヨンオク。