朝7時半過ぎの北の丸公園近辺の様子。
まだ、ピンク色が目立つ程ではないので、携帯で周辺の様子を撮影している人も殆どいない。
桜より目立つのは今後花見客が増えた時に、安心安全な花見に役立つであろう看板。
お濠と桜を同時に写真に収めたいがために乗り出し過ぎる事を注意する文言と、ベストポジションを確保しすぎる事を注意する文言。
『10分以上の撮影禁止』と時間設定が具体的だ。長時間とせずに10分と刻んだ時間設定。
桜には触らないでください、三脚の使用禁止、ドローン飛行・撮影禁止と各種注意事項に、昨年までの各種トラブルの様子が見える。
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会社近辺でも、桜を目当てに来日したであろう外国人の人を見かける事がある。そんな中でも、桜と一緒に写真に写りたいと、手が届く場所にある枝を自分の顔のそばまで降ろそうとする人は時々いる。昼休みに同僚とそんな姿を見ながら「(桜になった気持ちで)痛い!痛い」と小さな声で言ってみるものの、当然耳には届かない。
桜は満開になってから散るまでの時間がそんなに長くない。触ってしまうと散るのも早くなってしまう。あっという間に散る事が分かっているからこそ、遠くからその咲き誇る姿を愛でるのが花見の醍醐味。
遠方からの旅行者の人にも、触らずに遠くから愛でる楽しさも味わって欲しい。