私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

11月中旬の玉川上水沿いの様子

2022-11-12 20:32:34 | なんということはない日常

私の個人的な感想だが、玉川上水沿いで紅葉を楽しむというのはあまり身近でないような気がする。

多分紅葉を楽しむというより、落葉に悩まされるという事に気持ちが行ってしまうせいだと思う。

何となく赤くなり、何となく黄色が目立つな・・・と思っているうちに、あっという間に大量の落ち葉が舞い散り、気が付いた時には木々の間から空がはっきり見えるようになり、冬が来た事を実感するのだ。

今は、落ち葉に悩まされる前の幸せな時間だ。


エージェントなお仕事 第1,2話

2022-11-12 20:31:04 | エージェントなお仕事 韓国ドラマ

俳優をマネジメントする会社を舞台にしたいわゆる業界ドラマ。

会社内でのマネージャー同士の足の引っ張りあいもあれば、業界内での綱引きもある。どこの業界でもありそうな出来事だが、そこは芸能界。工業製品でなく、生身の人間の動きがダイレクトに感じられる芸能事務所。どんな業界よりも生生しいやり取りがある事は簡単に想像出来る。

40歳を迎えてもなおシミのない皮膚と年齢を感じさせないスタイルを保つチョ・ヨジョン。
事務所の看板女優は、タランティーノ監督作品に出演を打診されるも、契約寸前に40歳という年齢がネックとなり契約は白紙に。それを女優にどんな風に伝えるか・・・長年タッグを組んできたマネージャーがなんとか事を穏便に済ませようとするものの、何も知らない新人があっさりと結果を直接本人に伝え、更には「ファイティン!」などと軽い応援を送るのだから、事は何気に大きくなる。
しかし、そこを乗り越えられたのは、彼女を「ヌナ(年上の女性に対する親しみを込めた呼称)」と呼ぶ、マネージャーのジュンドンとの妙に濃い人間関係。芸能界は仕事の表も裏も非常に生生しいやり取りが多い場所らしい・・・

そして休暇中の代表の客死により混乱を極めるプロダクション。所属するマネージャー陣の精神的支柱だけでなく、彼に見いだされた俳優一人一人の心の拠り所だったのだ。当然代表が直接マネージメントに関わっていた俳優たちは、プロダクションとしても宝だ。代表が居ない事が縁の切れ目になっては困るとそれぞれ担当を決めて俳優たちの混乱を収束させようとするが、その混乱に乗じて事務所を辞める事を止めるマ・テオ(当然、この混乱に応じて自分が代表の座に就く事も計画のうちなのは、皆お見通しだ)や、なんとかして実力俳優を自分の傘下に置きたい野心満々のジェインなどなかなか抜け目がない。

そんな中、大学時代からの友人で、お互いにマネージャーとして切磋琢磨してきたジェインとジュンドンに起こる映画キャスティング問題。クランクインまで時間が僅かなのに「代表の死がショックだから降板したい」と言ってきた俳優の枠をどうやって埋めるかで二人が揉めるのだ。

「マネージャーとしての手腕の見せ所」VS「俳優は代役でも大役を得たいのか問題?」が複雑に絡み合って大事件勃発だ。

精進落としの場でもめ事が起これば、噂話が好きな業界人たちに格好の話題を提供しているようなものだ。そして揉めに揉めた後のもめ事回収は「二人を起用して新しいスタイルのラブストーリーを作って欲しい」というプロダクション側からの逆提案。転んでもただは起きぬという芸能界魂だ満載の解決方法だ。

そして多分父親であろうマ・テオの反対を押し切り事務所で働きだしたソ・ヒョンジュ。
親しくなった俳優がマ・テオの実の息子であることを知りショックを受けるソ・ヒョンジュの事を何もケアせず、保身だけが大事らしいマ・テオ。いつかマ自身にしっぺ返しがあるはずだし、あって欲しいと思う。
演じるイ・ソジンの嘘っぽい笑顔が何とも憎たらしいのだ。

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芸能界に身を置いている人が、芸能界の裏側を描くドラマに出演するというのは、「演じるという事が仕事だから、特に違いはない」と思うのか、「やや微妙な気持ちもありながら、演じるという仕事を全うする」という事なのか・・・。
多分、演じる本人たちより見ているこちら側の方が色々ある事ない事を想像しながら見てしまうドラマかもしれない。

アイドルのマネジメント中心の事務所でなく、俳優のマネジメント中心の事務所が舞台ではあるが、昨今の日本芸能事務所事情を色々思い出しながらドラマを見続ける事になりそうだ。