先週、女子テニス協会が中国での大会全中止を発表し、それに続くかのように今日はアメリカがオリンピックの外交的ボイコットを発表との事。
オミクロン株があっという間に広がっているコロナと同様に、こちらも展開が早いような気がする。
*****
女子テニス協会、中国での大会全中止…彭帥巡る問題「権力者が女性の声を抑え込めるなら、基本理念が後退」
このニュースを聞き、3年程前に見た@バトル・オブ・ザ・セクシーズという映画を思い出す。
テニス協会までもが女子選手を下に見ていた1970年代。男女の賞金額の差は激しく、これに意見するキング夫人。そんな中、男性優位主義の代表」のリッグスが、好きなギャンブルの一環で、面白半分にキング夫人に挑戦状を叩きつけるのだ。リックスがギャンブルを止められず、離れていきそうな妻の愛を取り戻したいだけのやや情けなくがく50代後半の男性だと分かっていても、キング夫人たち女性選手にとっては男女差は自分達の尊厳を脅かすもの。自分達の正当な権利を求めて試合を行う姿がなんとも切なく思える映画だった。
映画の内容を思い出し、こういう歴史が受け継がれて、女子テニス協会の中国での大会全中止という決定に繋がっているのだろうと思ったりする。