マニアックなマイルをためるだけの旅行や追っかけの旅行はいざ知らず、旅行は全般的に五感を鍛えると思います。私みたいな突発的に思い立った旅行は、感覚的なところが六感までも使っていると言えるかもしれません。
今回釜山に2泊3日で行って慶州まで一日バス旅行をしました。
駅名をきちんと耳をそばだてて聞く。人の話しを聞くのが苦手な私も注意して聞きましたね。道を覚えるよう方向音痴の私も要所要所目で見て確認作業を行う。ただし、観光バスのデザインをぼうっとして覚えておらず、どのバスに帰っていいかわからず、大あせり。
トイレに入ったとき慶州の観光地の手洗いはとて上品な香りの芳香剤を使ってましたね。一体どんな芳香剤なんでしょう。韓国に行ったら必ずアカスリとパックをしてもらうのですが、今回きゅうりパック、きゅうりの匂いがすがすがしくさっぱりしました。
つたない言語能力でもカムサムニダだけは音楽のようになめらかに発音よく覚えておくと笑顔の返事が間違いなく返ってきますね。今回一人旅だったけど、色々な人とコミュニケートできて旅してるって実感がわきました。個性の強い友人と旅するときはこの人といるという印象がより強くて旅行地の印象がうすれることがあります。
相手の文化に合わせるよう人々の行動を観察します。電車の中ではシルバー席は若者はまず老人がいなくても極力避けてましたね。若者がこじんまり座っている感じが印象的でした。日本は非老人が座っていて、本当に必要な人が来ても寝たふりして知らん振りという光景よくあります。シルバー席ではいつでもどけるよう寝るなといいたいときがありますよね。電車の中にいやらしいポスターがないのはよかったです。日本は迷惑行為防止と謳いながら、地下鉄はなぜあんなに無神経にエロチックなポスターを貼るのでしょう。こういう矛盾て許しがたいですね。
釜山の方言はドラマで見て知ってましたが、生で聞けてちょっと嬉しかったです。片言話すと容赦なく色々話してくれるけど、残念ながらほとんど意味わかりません。そういえば「ピアノ」というドラマでチョ・インソン君が使う釜山弁、今思えばそれなりに魅力的に聞こえました。
慶州の名物に皇南パンと慶州パンがあります。パンというよりあんこのはいった饅頭とドラ焼きという感じですね。和菓子好きには美味しいおみやげです。ドラ焼きといっても皮がうすく粉が全粒粉を使っているとみえて上品な味なのですよ。日持ちがあまりしないのでおみやげに送れないのが残念。色々なおみやげやさんが立ち並んでるわりには売っているのが多分同じメーカーのこの饅頭とドラ焼きだからなんか不思議な感じ。
韓国は交通費が安いのがありがたいです。釜山から慶州まで1時間ちょっとで市外バスが4500ウォン(約400円)。一般タクシーは西面から空港まで30分で12400ウォン(約1100円)。地下鉄は距離によって1100ウォン~1300ウォン。3号線までしかないから覚えやすいです。ちなみに空港で買った黒砂糖アメ6000ウォン。
紅葉はまだ早かったですね。日本よりは寒くフリースのジャケットでもちょっと物足りないくらいでした。
そうそう日本を出るときは気がつかなかったのですが、無傷のはずのショルダーバッグがポケットのあるあたりがボロボロになってることに気づきました。どうも犯人はうちの猫たちです。細い肩ひもが肩に食い込んで痛いなぁと思ってたので、ミリオレで似たようなデザインで肩ひもが幅広い新しいバッグに買い換えました。
瞻星台の前で、はいキムチー!
東洋最古の天文台-瞻星台
鮑石亭 この木は樹齢1000年だそうな。新羅王室の離宮として建てられ、歴代の王たちが宴会を開いた場所。いくつかの石溝があるが杯を浮かべその溝に杯が止まる前に詩を作って遊んだといわれる。長い年月にはその溝も削られ、止まる場所が少なくなった。また、神聖な儀式が執り行われた場所ではないかという説も浮上し歴史的解釈が変わるかもしれないとのこと。
古墳公園より
一足早く色づき始めた木たち
世界遺産 仏国寺
世界遺産 石窟庵 この中に1年に1回お釈迦さまの誕生日にしか
入れないという釈迦如来像がガラス越しに拝観できます。
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