Creating yourself

「自分発見の旅から自分創造の旅へ」  

東中野へ行く

2006-04-30 21:09:24 | 日記
私は夢でよく見る場所がある。その夢を見ると切ないような幸せなような不思議な気持ちになる。が場所が特定できない。今日は夢探検に行こうと思いたち、東中野に行った。昔住んでた所だが、夕べ友人と飲んでいたらとてもなつかしい気分に駆られたからだ。

東中野に着いた自分は浦島太郎になったような気分。タイムスリップしたのになつかしい人がいない。。。あっ、いたいた。たった一人。美容院のおばさんだ。なつかしさがこみあげて来た。「私は美容院を開業してから火曜日以外一日たりとも休んだことないのよ」とその当時自慢していたが、今も記録はやぶっていないらしい。だからこそこうして細々とながら存続しているのね。

おばさんのところを出て大久保に向かい、ソウルという韓国料理屋でチヂミとトッポギを頼んだ。トッポギは辛くて食べられなかった。チヂミを少し食べたら飽きてきたので、残りを包んでもらった。この頃辛いのがめっきり苦手になったなぁ。

総武線の電車って少しこわいと思った。急行でもないのにものすごい速さでホームに入ってくるので、吸い込まれそうな気分になったのだ。もしかして自殺と思われてる人の中には単に気持ちがうつのときとか沈んでいるとき、体調が弱いときに吸い込まれていく人もいるのではと思った。

家に入るとき足を中に入れる前にドアを閉めて足をはさんでしまったドジな私。

(シャクヤクの白さに見とれました)

花の不思議

2006-04-27 01:44:38 | 日記
壷井栄だったろうか。気持ちがむしゃくしゃするときはありったけのお金で花を買うって話を読んだことがある。ありったけといっても恐らくお財布の中のという意味だろうけど。若い頃はそんな気持ちは到底理解できなかったし、花より団子以外の何物でもなかった。

最近その気持ちが少しわかるようになってきた。外に咲いてる花だけでは物足りなく自分のすぐ近くに花を飾っておきたい。それも鉢植えはいや。切花がいい。めんどうくさいからだけの理由かもしれないが。切花でも水切りしたり熱湯消毒したり、水を替えたり、10 円だまを入れたりと最後まで大事にする気持ちだけはある。(私の優しさは花と猫で使いきってる気がする)花があると幸せな気持ちになる。気持ちがダウンのときは花がたくさんたくさん欲しくなる。入院している人に花を持っていくのはなるほど意味があることなのだと納得。

(怪しい猫影) 

いちばん大切なこと 

2006-04-25 23:00:27 | 人生
友人に言われた。1番大切なことをおろそかにしているのではないかって。心当たりがある自分に彼女の言葉はずしんと響いた。仕事をしていれば自分は大切な義務を果たしていると思い込んでいたが、仕事に心をくだき自分の時間をたくさんさくことが人間として一番大切なことなのか。

もっと大切な自分の家族をほったらかしにしている自分は実は仕事に逃げていたのではないのだろうか。娘のことを考えるより仕事のことを考えるほうが結果が見えやすいから。子は親の背中を見て育つという言葉を信じて自分なりに一生懸命頑張って生きてきたと思ってた。しかし、何に対して頑張ったというのだろう?

人間は年をとった分だけ賢くなるとも限らない。年を重ねて生きてきた自分の人生にどういう意味を見つけることができるのか。


新大久保へ行く

2006-04-24 01:10:30 | 日記
朝うとうとしてて今日は何の目的のために起きるのだろうなんてぼんやり考えていた。なぜか私は東中野とか新宿方面の夢をよく見る。昔しばらく住んでたからだろうか。駒場や神山町、西麻布、豊島園、高田馬場、西船橋、鷺宮にも住んだことがある。若い頃はよく引っ越した。引越し貧乏とはまさに私のこと。東中野に住んでた頃は幸せではなかったのだが、よく大久保を通って新宿や四谷まで歩いたものだ。大久保などは何もなくてヴェトナム料理の店が一軒あったくらい。そこにはほとんどヴェトナム人のお客だけで日本人は入りにくい雰囲気だった。好奇心の旺盛な自分は一人でその店に入り、しまいにはその店の娘の家に遊びに行ったこともあった。

幸せではなかったけど、自分の青春の色々な経験をした町が東中野だったのかもしれない。もう一度行ってみたいと思った。

今日は私の美しい友人が2つ返事でOKしてくれたので新大久保の韓国料理店で長い昼食をとって色々お話しした。職場はいっしょなのになかなかゆっくり話す機会がなかったので楽しかった。彼女は聡明で見た目もそうだが人間として美しい人。いつまでも大切な友人としてリスペクトしていきたいと思う。

来週もう一度カメラをもって大久保にもどりたい。今度は足をのばして前住んでたところがどうなってるのか見てみたい。同じアパートに一人ぐらしのおばぁさんが住んでいた。ある日たおれていたのを私が発見して、医者を呼んだことがある。いつか彼女はそのアパートをおい出されて引っ越したが、道で偶然会った。たわいのないあいさつをしたが、「
いつでも困ったときは声をかけてくださいね」と電話番号を残そうと追いかけたらもう姿は消えていた。しばらくして、気になって近所の八百屋さんにあのおばぁさんの消息を尋ねてみた。「あぁ、あのおばぁさんならとっくに亡くなったよ」という返事だった。兄弟がたくさんいるのに誰も会いに来てくれなかったおばあさん、色々な事情があったのだろうけど。20にしてあのおばぁさんのテレビだけが友だちの孤独な生き方を見て考えさせられたものだった。


桃源郷を求めて

2006-04-22 21:36:26 | 日記
仕事と日常の雑事に頭がパンクしそうになっているこの頃。鎮静剤と功鬱剤を処方されたら、なんと今日は午後4時半まで寝てしまってわれながらびっくり。これじゃ家事がたまりすぎてますますうつに。。。娘もご飯を作れとは言わなくなってきた。なんという母親。。。。

今行きたいところは韓国のポソン茶園。一面が茶畑で緑一色。しかし、仁川から光州、そして宝城までバスで総計7時間近くかかる。そして、ポートランドのローズガーデン。花の香りに包まれて一日ボーッとしていたい。

飲み友達

2006-04-21 00:18:27 | 日記
飲み友達がいる。仕事上ではぶつかることもあるのに、その人と飲むと和むし、心が素直になれる。年だって一回り以上はなれているし、育った環境も趣味も全然違うのに何故だろう。彼女といると私はいい人間であるように錯覚する。そして体育会系の彼女もとても素直に優しくなる。不思議な関係。いつ飲みに行こうねなんて約束なんて決してしないのに、ある日残業でたまたま一緒になって、一緒に帰ることになり、のろのろ駅に向って歩く。話が止まらない。ちょっと一杯だけ(という条件で)といい、そして必ずお互い財布の中身をチェックして向う行きつけの店。彼女はビール私はワイン。ほとんど仕事の話以外しないのに、彼女とだと仕事の話が楽しい。彼女とだと前向きの気持ちになれる。

Dramatic Game

2006-04-09 00:09:26 | 日記
千葉のマリンスタジアムでロッテマリーンズと楽天イーグルズの試合を観戦。12時ごろは天気がよく、タンポポが陽だまりの中にまぶしく輝いていた。しかし、試合開始の1時近くになると雲行きが怪しくなり、風が吹き始め食べていたお弁当のおかずも吹っ飛んでいきそうないきおい。

やがて雨が降り始め、我々は1階のネット裏から2階の自由席に逃避するが、激しくなる雨に開始が延長。寒さにふるえていたが、30分もしないうちにまた日がさし始め、風も止み、さっきの天気がうそのようにまた明るさがもどってきて無事試合が開始される。

6回裏までマリーンズが2点先制・無失点の余裕でのんびり試合が進むが、7回表でイーグルズが2点返し、さらに9回表で2点追加で逆転の危機。9回裏で2点を挽回しないとロッテは敗戦というところで、筋書きされたドラマのように2点奪取。結局延長戦になり10回表は無失点で、ワンアウト2塁のところにベニーのさよならホームランでロッテが勝利。

応援にもかなりの気迫が感じられ飛び跳ねる応援は某宗教を連想しないでもなかったが、最後まで気を抜かない応援は試合を盛り上げてくれた。小林投手の150キロ近くの速球も美しくラストをしめていた。グリーンフィールドに舞うボールと選手のむだのない動きはスカっと日常を忘れさせてくれるひとときだった。誘ってくれた友人に感謝。 

(写真は私のHP、marine stadiumにuploadしました)

Eva Cassidy

2006-04-02 20:57:48 | 音楽
友人がEva Cassidyの”Danny Boy"の歌を送ってくれた。私は彼女の名前を知らなかったが、とても美しい声なので、何度も繰り返し聞いた。世の中には本当に天が与えた贈り物としかとらえようのないような美しい音楽を作りだす人や奏でる人、また歌う人がいる。そういう意味で私は英語の才能という意味のgiftという言葉が好きである。才能のある人がその才能を自分以外の人に披露し、感動と喜びを与える。これは天から才能を与えられた人の宿命ではないか。

彼女は骨の癌で33歳の若さでこの世を去った。天に愛された子供は早くに天に帰らなければならなかったのだろうか。彼女がAmazing Graceを歌ったらさぞ素敵だろうと思いnet上を捜してみたが、見つからなかった。若くして去っている人はあまり残すものも多くはなかったのかもしれない。

彼女がAmazing Graceをアカペラで歌うのを聞いて彼女の歌声にくぎ付けになったというコメントを見つけた。The first time I ever heard her was in my office. She sang an a cappella `Amazing Grace' and I was just nailed to the wall. I made a very bad mistake. I should have signed her. . . . She was a kid. Who knew?と言ったこの人は、Blue Note Recordのトップの人であるが一生の不覚と思っているに違いない。才能を引き出すのも才能ということか。

日本舞踊

2006-04-01 22:45:41 | 日記
友人の日本舞踊の発表会を見に国立劇場に行った。正直のところ日舞は興味が持てなかったので、誘われたときは一瞬ひいてしまったが、お世話になってる人だしと思い直して行くことに。彼女の出番が終わったらさっさと帰り花見でもしようと友人を誘って出かけた。花束を用意して受け付けに行くと、彼女の自慢のダンディーなご主人がおみやげを持たせてくれた。

恐らく彼女に誘われなかったら一生日舞なんて見ることはなかっただろう。長唄や三味線に合わせて踊る踊りも真面目に見るとそれなりに情緒があってよいものだと思った。彼女の踊りが終わって、もう一人だけと思って見たら、その都度舞台装置や、音楽の担当者も入れ替わり、着物もあでやかで、目の保養になり、結局、5人ぐらいの舞踊を見てしまった。一人あたりが20分程度だったので見始めたのは2時半だったけど、終わったときは5時ぐらいにはなっていた。

つつみや三味線を演奏する男性陣には若い男性も数人いたが、和服姿がきりりとして端整な面立ちで、美しいと思った。内心よくこんな地味な楽器に興味が持てるなぁと不思議でもあったけど。

発表会を後にして、私たちは国立劇場の前の桜を楽しんだ。駿河桜は花がぎっしりついていて同じ桜でもゴージャス感がある。また、利休梅という花も、普通の梅よりも桜に近く、つぼみがなんとも愛らしい。九段下の駅は花見人たちでごった返していたけど、あんな行列を作って見るような花見に比べて、今日の国立劇場の前の静けさの中の花見の方がどれだけ充実感があることかしれない。お得感のある一日だった。

(利休梅)