猫のしあわせ

最近、猫の話が続いているが、どうも私は完全に猫おばさん化している。韓国語も勉強したいし英語もbrush upしたいし、通信教育のレポートも今年は一枚も仕上げてないし（今日仕上げるつもりであるが）、今の職場におけるジレンマをどう打破するかもあるし。。。カウンセラーの勉強も面白そうだしと。支離滅裂は自分の代名詞かも。そういいながら猫に目が向く今日この頃。

昨日猫Lが、失踪して帰ってきたばかりなのに、また今朝見当たらない。おかしいな。ドアの外にしめ出したわけではないのに。さがしに行ったら、下の階の部屋の少しあけてある玄関のドアから、まるでそのうちの猫のように顔をのぞかせている姿を見つけた。懲りない奴だ。かといって家の中にずっと閉じ込めておくのもかわいそうだと思い、朝の１０分ぐらいはドアをこあけにして、出している。猫Lは見かけはアメリカンショートヘァーだが、歩くのもとつとつと音がするし、あまり高いところにも飛び上がれないし、どんくさい感じだが、せみをつかまえるのが（特に死にそうな）趣味のなかなかのhunterである。今朝も２匹つかまえてきた。この間はつかまえるだけではなく、食べているのを発見。

猫Mはのら猫の代表だが、最近少しかしこくなって、姿が見えないとき名前を呼ぶと姿をあらわすようになった。抱くと両手を私の肩にかけるのかわいい。

そういえば、新聞に子猫殺しの直木賞作家の話が出ていた。どうせ死ぬんだから、避妊するもがけから落とすのも同じよなんて考えをよくもぬけぬけと（怒りの感情）。
社会的に影響及ぼす地位にある人がそういうことを言うにはよほどの覚悟があってのことだるう。だから、その言った言葉には責任をとるべきである。私のもっとも親しくしている親戚が猫が産んだ子どもを川に流したという話を聞いたときは、今までの親愛感情はさーっと血がひけるようになくなり、その後どんなにいい言葉を言ってくれてもその言葉はむなしくしか響かないしすっかり疎遠になった。私は猫を川に流す人やがけに落とす人とは絶対に友だちになれない。食料のない貧しい時代だったらともかく、経済的には豊かになっても心は貧しくなっているのかもしれない。

私だってM猫を避妊させたときは痛々しくてとても辛かった。猫を飼うということはなんらかな痛みをともなうこと。また、猫Nは、LとMにいじめられて、かわいそうすぎたから、拾って１週間以内に里子に出したけど、健康診断と、避妊を済ませ、それで出した。たった一週間一緒にいたN猫を引き離すのはとてもつらかった。情が移ってしまっていたから。（この場合の情は英語でattachmentだろうな。この言葉はこのような場合の感情を日本語よりよく表しているように思う。）

N猫のたった一枚の写真。デジカメ買うまえだったから携帯写真です。

見つかった猫

夕べ、よりによって飲みに行っているところへ娘から猫がいないとメール。急いで帰っても１１時。懐中電灯を片手に１階から１４階までの階段をチェック。以前踊り場と一段目のスチール製階段の奥の１３cmぐらいのすきまに潜んでいたのを近所の人が発見してくれたからだ。次に自分の居住している１２階の各部屋のメーターボックスの下をチェック。ワンフロアだけでも二十数部屋ある。その後、家のドアを少しあけてえさと水をドアの外に出して２時近くまでそのままにしておく。

朝になってまた１階から１４階までの階段を同じようにさがす。その後各フロアの自分の部屋と同一位置の部屋のメーターボックスの下をさがす。次にポスターを作製し、かわいく写っている写真を貼る。仕上げに会社の電話番号と携帯電話を書いたシールを数枚ポスターに貼って、出勤。朝一番に電話がくる。えっ、もう成果あり？と思ったら、メーターボックスを捜した方がいいよとの近所の猫好きな方からのアドヴァイス。その後なんの連絡もなく５時近くになってやっと２度目の電話。うちのメーターボックスの下に棒が突き出ていると思ってみたら、猫の尻尾だったという連絡があり。ふー。ありがたきしあわせ。見つけてくれた方はどっちかと言えば日頃苦手だと思ってたおばさんだったが、これを機に仲良くなれそうだ。花とお菓子をお礼に持っていったら、花だけでいいと言った。女性はいつになっても花をもらうのは嬉しいものなのね。よかった。声だけ聞いて花より団子タイプの人かもなんて勝手に解釈しないで。そういう私も声が低くなったなぁ。昔KDDのオペレーターしてた頃は鈴のような声ですねなんて外人に言われたことがあったけど。

２４時間飲まず食わずで縮こまっていたわりには、もどって来た猫ちゃんは元気で歩きまわっている。でも首輪がゆるゆるだ。やせたかな。かわいそうだったね。でも、もどってこれてよかったね。

猫がいなくなった

猫が行方不明になってしまった。娘が宅配便屋さんが来てあけたときにいなくなったようだ。仕事から帰って汗だくになって捜したが、見つからない。今ごろのどを乾かしているだろうな。おなかすかせてるだろうなと思うとかわいそうだ。明日中には見つかりますように。

古いアルバム

母は10人兄弟の末っ子。祖母が50のときに生まれた。24才で戦死した兄がいる。その人が残したアルバムを今年も見た。お盆に帰省する度つい見てしまう。自分と家族、友人の写真にはそれぞれコメントが加えられてある。全体的に明るくユーモアすら込められたコメントの中には切ないほどに家族を思うおじの気持ちが感じられる。苦しいとか悲しいというメッセージだけだったら、恐らく繰り返し開く気になれなかっただろう。極力親や兄弟を悲しませないためか、淡々と語られている。

どんな思いで二度ともどらぬ戦争に出かけたのか。母を含めた兄弟との写真には「二度と会うことのない兄弟」と書かれていたが、その言葉が1番悲しかった。

写真でしか知ることのない叔父に親近感を感じるのはアルバムを通して彼の気持ちを汲み取ることができたからだろう。だれに知られることもなくひっそり消えた一つの命。忘れ去られただろう命が今アルバムを通して蘇る。

お茶目な猫

ドイツのゾリンゲン社のスメルキラー。猫２匹と犬１匹いるのでどうしても匂いが気になる。スメルキラーはセラミックと水の作用で匂いを消し、半永久的に繰り返し使用できるというもの。飛びつかないわけはない。

水は常に補充しなければならないが、このところ水の減りが激しい。エアコンつけてるし、蒸発しちゃうのかなと思いきや、発見、発見。うちの猫が水飲んでるところ。短い足でまたいでる。

出会い

ある人が言った
あなたに会えたことは奇跡的なこと

その言葉の意味をその場では深く考えなかったけど
なんて素敵な響き

あなた会えてよかった
それは奇跡的な出会い

今かみしめてみる

時はいつも遅れてやってくる

どれだけ多くの人が後悔を口にしただろう
後悔の言葉も謝罪の言葉も
愚かさを認める言葉にすぎない

どれだけ多くの人が同じ間違いを繰り返しただろう
人は学ぶまで間違いを犯し続ける

どれだけ多くの人が反省という言葉を口にしただろう
反省という言葉ほどむなしく響くものはない

どけだけ多くの人が一瞬の気持ちのために
一生という代価を払わねばならなかっただろう

どれだけ多くの人が時計の針をもどせたらと思っただろう
時は容赦がない

時は友だち
でも、いつも時は遅れてやってくる