Creating yourself

「自分発見の旅から自分創造の旅へ」  

娘との春休み―ソウル ニ日目の昼

2007-03-23 23:10:07 | 旅行

議政府北部駅は大長令のテーマパークのある1番近い駅だ。地下鉄一号線に乗って終着駅がこの駅だ。乗る前と乗ってからも人に聞いて確認するが、この電車でいいということだ。安心して寝ることに。50分ぐらいで着くと聞いたが目をさましたときはすでに1時間が過ぎていた。なのに終着駅にはまだ着いていない。近くの人に聞くと、「もう過ぎたよ」という。えーっ、終着駅じゃなかったの?と聞くが、通じてない。どうすればいいの?と念のため聞くと(この電車で本当に良かったのか確認のため)、もどればいいよとのこと。私の地図では議政府北部駅は終着駅になってるので、どうも自分のおかれてる立場が把握できていない。

こぎれいな身なりの男性に具体性を問うため、何駅もどればいいのか聞くと7駅だという。その男性は英語で話してくれというが、英語でもあまり理解しあえていない。何故終着駅がこの駅でないのかを説明して欲しかったのだが。その代わりにこの男性はにこにこしながら今日ひまか?と聞いてくる。どうやらある教会の宣教師とのことで、教会のフェスティバルに行かないかということだ。ごめん、私は忙しいし(2泊3日の旅行でこんなロスタイムをしてるからね)、うちの祖父は仏教のPriestだからと断った。

電車を乗り換えて、近くのおばぁさんにこの駅に着いたら教えてねとお願いした。親切なおばぁさんは色々話し掛けてくれるが、言ってることがよくわからない。ただおばぁさんもその駅に行くところなんだということ、連れのおじいさんがそこの病院に行くということは理解できた。議政府北部駅という駅はなく議政府という駅で降りるということもわかった。あの子(娘のこと)とはどういう関係かと聞くので、娘だというが、娘という言葉が発音が悪いらしく通じない。あなたはあの子の先生か?と聞く。めんどうなので、そういうことにしといた。

議政府北部駅からはテーマパーク駅行きのバスがあるのは調べていたが、議政府駅からはないだろう。タクシーを利用するしかない。停まっているタクシーの運転手が15000ウォンというので、10000ウォンにまけろと頼むが絶対まけてくれない。片道なら15000ウォンで往復なら40000ウォンという。要するに現地で待つ時間をいれてということだ。後にも先にもこのタクシー以外やってきそうないし、他の人に議政府北部駅にはどう行くのか聞いたら、ただややこしいことになるだけなので、そのタクシーを使うことにした。

道すがら、クォンサンウが今日この街にくるんだと教えてくれた。ファッションイベントに出演するようだ。彼も夕方見に行くんだとのこと。私も見たいと思ったが、無理だし。

結局、議政府北部駅という駅はカヌンという駅に名前が変わったそうだ。さらに路線が延長されて新しい駅がいくつかできたとのこと。それも開設は去年の暮れからだったらしい。大長令テーマパーク敷地内の食堂でトッポギを一人前頼んだとき、中にいた日本人通訳の方が教えてくれた。お店のおじさんとおばさんと片言韓国語で会話をしたが、乗り過ごしたことも話の種となり、会話がはずむきっかけになった。方向音痴の私はしょっちゅう色々な人のお世話になる運命にあるが、そのおかげで土地の人の親切に触れることができてよい思い出ができる。まわり道の人生も悪くはないかもと思う。


娘との春休み―ソウル ニ日目の朝

2007-03-23 22:17:50 | 旅行
ソウルニ日目の朝

クレジットカードからお金が引き出せない

翌朝は大長令のテーマパークに行くつもりだったが、まずは現金を手にいれないとね。ホテルの前にある銀行はウリウンヘ。ああぁぁぁ~不安が現実に。何度やっても現金が出てこない。係りの人を呼びいっしょにやってもらうが、「だめみたいですね」「どうしよう~」「磁気不良じゃないかしら?」別のカードも同じ結果。なんたって私の片言の韓国語じゃこれ以上このお姉さんと話しても埒があかないことは火を見るより明らか。

日本へ電話

そこで、携帯で日本のUCカードに電話する。そこのお姉さんも何も知恵がないらしく、さんざん待たされたが、磁気不良だとすると再発行するしかないですねって。磁気不良といったって、ついこの間まで使っていたのが何も今このときに磁気不良になるのかしら。。。。ある機械には通って、ある機械にはだめっていうのがあるのかしら。。。このお姉さんと話しても埒があかなさそうなのでありがとうと言って切る。得意のインターネットで何かわかるか調べようと思ってホテルのビジネスセンターへ。ネットにも磁気不良だと悲惨だから海外にはクレジットカードは数枚持っていこうというアドバイスぐらいしか見つからない。しかし、キャッシングを薦めるクレジットカード会社のカードが一生に2度目ぐらいにしか必要としないときに使えないってどういうことだろうと考えた。

諦めの悪い私はまだどっかに希望をもっていた。というかもし2枚持っているクレジットカードが磁気不良ならホテルの支払いだって問題になる可能性がある。自分で言うのもなんだが、私は危機に陥ったときはいつもなんとかなると念ずる。そうするとたいてい何かがひらめくことが多い。ビジネスセンターを出ると目の前に新韓銀行のATMが。うまくいくような気がする。さっきウリ銀行でやったのと同じように2枚のカードでためす。やっぱりダメという答えが返ってくる。もう一度だけやってみるとウリ銀行にはなかったInternational cardという文字が目に入ってきた。それを押したらめでたくキャッシングができた。ウリ銀行はウリナラのカードしかダメだったのかしら。。。





娘との春休み―ソウル 2泊3日旅行

2007-03-23 22:08:03 | 旅行

春休み

娘の春休み。とはいえ合宿があるのでその日をさけての旅行というと3月21日から3日間しかない。1番フライトの混む時期。スタンバイ旅行の身の私たちにとって調べてみた3社はほぼどの便もすべて満席。娘には朝に行って夕方の便になることも覚悟しているように釘をさしておく。最悪を覚悟しておけば後はこわくはない。

羽田空港にて

羽田のゲートエリアの待合室に座っていると隣から旅慣れた感じの人々の会話が聞こえる。なにげにちらりと彼らの方をのぞくと一人の横顔がi知人に似ている。さらに大胆にのぞくと「あれっ、Yukoさん!」と私を認識する声が。やっぱり私の友人だった。つい一ヶ月ぐらい前彼女のうわさをしていたけど、こんなところで会うのね。前回ソウルに行ったときも、数人の知り合いに会ったけど、日本で知人に偶然会うよりソウルの方がだんぜん確率が高いみたい。

機内にて

娘と私は別々の席。私の隣に座った女性は日本に住む韓国人で1960年代にジュリア―ドで声楽を勉強。彼女の娘さんも同大学でチェロを勉強して今はプロのチェリストとして活躍されているそうだ。ネットで調べると色々なサイトに登場している美しいお嬢さんだ。韓国と日本の文化についておしゃべりしたが、韓国人は日本人よりスキンシップが多いというところで納得。ドラマでもよくお母さんがだんなさんや子どもにしっかりしなさいよという感じでたたいているところを見る。現実の世界でも、電車の中でかわいい赤ちゃんに近づいていきなりチュ―をしているおばさんを見た。娘の隣はアメリカ人の男性で荷物をあげてくれたりおろしてくれ親切だったーと感激していた。

ソウルに到着。友人とタクシーをシェアして私はホテルプレジデントへ。友人らは、コリアナホテルへ。タクシーの中では数年ぶりに会った友人が面白おかしく近況を話してくれた。

梨花大学駅周辺娘の希望で若者向けのファッションの街に行きたいということで、地下鉄2号線に乗って梨大駅に行く。韓国語ではイデと発音し英語ではEwhaと表記されている。地名が英語でも日本語でも現地語とかけはなれて発音されるのがややこしい。

どうも韓国のファッションはあまり趣味ではないらしく、もっぱら立ち寄る店はお化粧品やアクセサリーを扱う店。ドラッグストアでお化粧品を2・3品買うと買った品以上の色々なサンプルやおまけをくれるのでそれで気分をよくしている。さすが大学の街らしくおしゃれなカフェが多い。こういうカフェは日本と同じくらいの値段だ。でも、味は美味しい。絶対期待をうらぎられない。

その後、一旦ホテルにもどり誰かが美味しいといっていた景福宮という焼肉の店に予約をいれる。タクシーで行こうか歩きにしようか迷っていたが、ホテルの人が歩きを薦めてくれたので歩いていくことに。ところがいくら歩いてもなかなかその店にたどり着かない。ひとり、ふたり、3人、4人と道を聞く。どの人も親切だが、さすが4人目になると、こんなに苦労していく甲斐があるのかしらと思ってくる。明洞聖堂の近くで白病院の向かいのはずなのだが、聖堂という発音も白という発音もわからない。教会は英語でChurchだよね。いやもっと格調高い言葉が(Cathedral)という言葉が出てこない。多分日本語で言ったほうが通じてたかも。到着するまでには聖堂はソンダン、白病院はペクピョンウォンと発音することがわかった。4人目の女性が携帯電話で道を聞いてくれてその店の前まで連れて行ってくれた。娘はその都度「今の人やさしー」と感動しっぱなしだ。途中道を教えてくれた若い男性が映画館の前で彼女と会っているのを見て、娘が「あっ、さっきの人ここで待ち合わせしてたんだね」午前中は韓国は自分の肌に合わないなんて言ってたけど、この時間になると韓国の人のやさしさにふれてだいぶ好感度が高くなっていたはず。

お店に着いてからいかに苦労してついたかしきりに話したら、「そんな遠くから来てくれてありがとう」といっぱいサービスしてくれた。よく見るとマネージャーがイビョンホンに似ている。最初、メニューを見たら、一人前の料理が20,000ウォンから50,000ウォンなので高いなと思って1番安い方のカルビにした。でも、結局ほかに飲み物以外なにも頼まなかったが、美味しいかぼちゃとナッツのおかゆや、チジミ、サーモンのピーナツであえた野菜巻等色々なおかずを出してくれる。美味しいというとすぐお代わりを持って来てくれるし最後に出してくれた自家製梅のデザートドリンクも美味しかった。それで二人で41400ウォンだったので、かえって申し訳ないくらいだった。

その後明洞の街をぶらぶらして娘はまた化粧品を買い、私は色々カードを買った。カードは800ウォンぐらいからかわいいのがあり、日本の3分の1ぐらいの値段だ。それから地下鉄に乗り東大門へ。目的の市場に行くのに苦労した。横断歩道がほとんどなく向かい側のとおりに行くのが地下をもぐらなければならないから大変だ。目的の光熙市場にたどり着くのにまたもや多くの人に道を聞いた。娘は別に皮製品に興味がなかったようだが、白いジャケットを着たらものすごく良く似合っている。で、結局2枚買うことに。しかし、ここは現金でなければディスカウントをしてくれないとのこと。で、あり金全部はたいて私の分は買えたが、娘のものはクレジットカードで。

困った、お金がない

海外に来て、現金が交通費分として30,000ウォンをのぞいて、まったくなくなるという経験は今回が初めてで、急に不安になった。なんとなかるという気持ちがあったけど、万が一クレジットカードから現金を引き出せなかったらどうしようと。日本でもクレジットカードでキャッシングなんて一度ぐらいしか経験がない。地下鉄のATMは全部韓国語。明日、銀行に行こうと、その日は疲れていたけど、タクシーに乗りたがる娘をたしなめてまたもや地下鉄でホテルに向かう。


野菊

2007-03-17 12:36:39 | 英語/韓国語

以前見た韓国ドラマで引用されていた詩の日本語訳をメモっておいていました。その後誰の詩なのか、どういう題名なのか知りたかったのですが、日本語訳からだけでは知りえませんでした。しつこい私は、とりあえず全体を韓国語翻訳機にかけ、韓国語のキーワードをいくつかサーチにかけてみました。結局 私の好きな千祥炳の詩ということがわかりました。

「秋はまたくるだろう」と言いながら「またくるだろうか」と言い直しているところがドラマの訳でははしょられていて、ただ「またくるだろうか」だけになっていました。ここの言い直しの部分がキーポイントなのに。

 

野菊

尾根の人里はなれたところに小さな野菊

風もないのにむやみと体を揺らす

秋はまたくるだろう

またくるだろうか

私とお前の寂しい心が

今のように素直に重なったこの瞬間に

들국화

산등성 외따른데, 애기 들국화

바람도 없는데 괜히 몸을 뒤뉘인다

가을은 다시 올테지

다시 올까?

나와 네 외로운 마음이

지금처럼 순하게

겹친 이 순간이

‐천상병


新入社員

2007-03-13 20:10:31 | ドラマ
韓国ドラマ「新入社員」の中で歌っているチェ・ジンヨンの歌が好きです。自分なりに訳してみました。いきなり「他の人をさがしてくれ」と始まるところが好きです。歌は悲しいけど、ドラマはコメディ、たくさん笑えてすごーく楽しいです。
 
부족한 사랑 ( 최진영 )
  
다른 사랑을 찾아가렴
더 좋은 사람을
모자라기만 한 나이기에
널 감당치 못해
깊어질수록 사랑 아닌 집착이
너와나 모두를 지치게 하는
운명이 서글퍼라
 
널 만난 이후로 행복해도
난 웃을 수 없었어
오늘이 힘들어 붙잡으면
영원히 울거야
 
꿈에서도 나로선 어쩔 수 없어
너에겐 부족해
사랑은 사랑만으로는
지켜줄 수 없는 거야
날 사랑해줘서 고마웠어 
 
넌 좋은 사람이야 
널 보낸 후에도 어떻게든
살아는 지겠지
날 떠난 후에도 영원토록
행복하길 바래
 
満たされない愛
 
別の愛をさがしてくれ
もっといい人を
つまらない僕のような人間には君はふさわしくない
深まるほど、愛とは違う執着が僕と君そして
すべての人を苦しめる運命が悲しい
 
君と会ってから僕は幸せだったけど
笑うことができなかった
今日がつらくても引き止めたら
永遠に泣くことになるだろう
 
夢の中でさえも
僕にはどうすることもできないのさ
君には僕ではだめなんだ
愛では愛だけでは
守ってあげられないんだ
 
僕のことを愛してくれて
ありがとう
君はいい人だよ
別れたあとでも
なんとか生きていくだろう
君と別れたあとでも
永遠に君が幸せであるように
見守っているよ
 
 

冬を乗りきるこつ

2007-03-10 08:59:43 | 日記
一度風邪をひくと1週間は寝込んでしまう私。電話に出るのも大変だし、立ち上がるのさえままならぬ。熱が治っても咳が延々と1ヶ月以上も続く。だから私は風邪を引くのを止めた。自分でコントロールできるの?私はできるみたい。気合かな?いつも気持ちを明るくすること。さむっと思ったら首にマフラーをまいて早めに寝るとか。いや、今年はさむっと感じたこともなかったかな。冬はちょっと太ってもいいやと思ってよく食べるのもいい。ラブちゃんが死んだり、サンフランシスコ出張だったり、風邪なんてひいてられないというのも気を張り詰めていられた要因だったかも。お医者さんなんて風邪ひいたから今日は休診なんてないものね。

それでなくても冬は、社員のEvaluationがあるのでかなりゆううつになって、逃避してしまいたい。そういうときは心をおとなしくして、謙虚に謙虚に毎日が流れるのを見つめる。そしてひとりひとり誠心誠意を込めて評価表を仕上げる。いやなものにぶちあたったときは、逃げようとするから余計いやになるのだ。だから、いやなものに面したとき、いやなことをしなければならないときは、真正面からがっちりと大きく受け止めるしかない。生きることのこつかな。そして相手に対して愛情を持つ。愛情が根底になければ人に注意なんてできない。愛情がむずかしければ少なくとも敬意を持つ。

時々、こんちくしょーと思うこともあるけど、その気持ちは瞬時にとどめ持続させない。マイナスなエネルギーは即、プラスの自分のためのエネルギーに使う。Energy Managementだね。それを乗り越えたとき、少し快感を感じる。

週に一回楽しい予定を入れておくのもいい。何もなければ花を買うのもいい。誰かにプレゼントを考えるのもいい。もうそろそろ冬も終わり。最後まで油断をせず、つつましく冬を乗り切ろうと思う。