Creating yourself

「自分発見の旅から自分創造の旅へ」  

Jonathon Lee

2006-07-30 23:20:20 | 音楽
Jonathon Leeは1953年9月にカリフォルニアのRedwood Cityに生まれました。4才の頃から祖母にピアノを習いました。しかし若年性の糖尿病を患い、数年前には両足膝から下を切断。視力もほとんど失いました。それでも自活するために自作のピアノ曲を世界中に広めるべく独力で販売してきました。視力を失い、歩くことができなくなっても、彼は自分の曲を作り演奏することに全身全霊をささげてきました。「私の音楽は私の心が感じるすべてを表したものです」と言うJonathan Leeのピアノ曲は、彼の愛するCarmelの海のように澄み切って、短い命を予感したかのように物悲しく心に響いてきます。

2年前に亡くなったそうです。生きているうちにファンメールを送れなかったのが残念です。友人宅で聞いたのがきっかけで好きになりました。

ゴスペラ-ズ

2006-07-27 19:13:41 | 音楽
友人に誘われて代々木国立体育館にゴスペラーズのコンサートを見に行った。あの広い会場が満席になるわけだから、すごい人気なんだ。みんな立ちあがって、リズムにあわせて手をふったり、手をたたいたり、演奏する側も観客も一体感を作っていた。みんな楽しそうでいいなと熱い人たちを見て羨ましく思ってる私。私達の前の席の女性は、めりはりのある小気味のいい動きでのりにのりまくっている。手や身体の動かし方がきれいなので、この子バレーかダンスやってるんじゃないかななんて思う。一体何を見てるんだろう。

どちらかというとクラシックとかブルース調の音楽好きな私はアカペラで歌うゴスペラ-ズが、好きだが、色々な前座のアーティストを含め盛り込みすぎて、途中からもうたくさんと思ってしまった。会場を出たときは10時近く。6時半に始まったのに。こんなに長いコンサートは初めて。ゴスペラ-ズファンにはたまらなかっただろう。


使わなくなった言葉

2006-07-23 10:41:13 | 人生
いつの間にか使わなくなった言葉がある

「いつか」という言葉と「約束」という言葉
いつかというあてにならない将来の話は語らない
何が起きるかわからない将来のことは約束しない
果たされなかった夢、約束の歴史を作りたくない

いつの間にか「今」に焦点を合わせることが好きになった
自分が生きられるのは今しかないから
今 "now”に比べていつか"some day"はなんて
ぼやけてうそっぱちぽく聞こえることだろう

だから、今度なになにしようっと言われ
「いつかね」という返事が来たら
それは忘れることを期待する返事と思おう
漠然とした未来を語ることがむないしいと思うのは
自分の経験からでもあるが、
未来がたくさんある若い人にもいえること

未来は自分の今の積み重ね
よい今を生きたいと思う


川に落とされた子

2006-07-22 09:31:54 | 日記
メーテルリンクの青い鳥を引用して読売新聞の編集手帳が書かれていたが、その記事が心にひっかかりしょうがない。以下引用。

--- 生まれる前の子供たちが、地上に降りる順番を待っている。「時の番人」から呼ばれた子供は船に乗り、おのが命の誕生に向けて旅立つ。メーテルリンク「青い鳥」の一場面である。皆が希望を胸に乗船していくなかに、ひとり、ぐずる子供がいた。「いやだ。いやだ。行きたくないんだ。生まれたくないんだ。ぼく、ここに残っていたいんだ」(新潮文庫)。理由は語られていない ---

私も若いときさらっと読んで、[そうか、青い鳥はすぐ近くにいるんだ。でも、近くにいるのがわかったのは、遠い旅に出かけたからわかったんだね。人生は簡単な真実を悟るためには大きな回り道が必要になることが多いのかもしれない。人によってもその旅の長さや労力は異なるだろう」と、その程度の印象しか今の自分には残っていなかった。

この編集手帳を書いた人は、本当にいい作品を引用したと思う。加えて言うなら、ある本には理由が書かれているようだ。

--- Now and then, something happened, as when the hero who was to fight against injustice refused to go. He clung to his playfellows, who called out to Time: "He doesn't want to, Sir!"

"No, I don't want to go," cried the little fellow, with all his might. "I would rather not be born."

"And quite right too!" thought Tyltyl, who was full of common-sense and who knew what things are like on earth.

For people always get beatings which they have not deserved; and, when they have done wrong, you may be sure that the punishment will fall on one of their innocent friends. ---

世の中のinjustice (不正)と戦わなければならない宿命の子どもは生まれたくなかったのだ。またある本には(どれが原文に忠実な訳かわからなくなった):

--- でも、ある子は「ぼくが代わりに行くよ。あの両親は年をとっていて、長い間子どもが生まれるのを待っていたんだから」と果敢に申し出るが、時の番人は「お前の番はまだ来ていない。さぁ、ぐずぐず言わずに自分の順番が来たら行くんだ。一人一人の事情を聞いてるひまはないんだ ---(Yuko訳につき少々乱暴)

青い鳥の解説が長くなってしまったが、このような宿命を背負って死んだ子は、時の番人になんと言われたのだろう。「お前は、世の中のもっとも卑劣な行為を耐え忍ばなければならない」「何故、私なのですか?それにどういう意味があるのですか」時の番人は自分の仕事の1番嫌なところを成し遂げなければならなかった。自分だって、いやだと言えるならこんな仕事はやめたい。これも自分の宿命なのだ。答えは書かれていない。。。


高原の休日

2006-07-17 22:57:34 | 旅行
最近旅行づいてる私。今度の3連休は家でゆっくりという気持ちに傾いていたが、4・5日前ぐらいから、なんだか家で過ごすのももったいないなぁという気持ちも出てきた。娘は友人と約束があるというので、私はソウルにでもと思ったが、今回はなんとなく一人の旅行気分にはなれなかった。

デジカメがおもちゃになってからは、旅行に行くのは前より楽しくなっていたが、それでも、二駅だけ一緒した友人に「一緒に山に行く?」と誘われ、考える間もなく決めてしまった私はちょっと早計すぎたかなと反省もした。だって、相手は会社の人。お休みの日まで一緒って気を遣っちゃいそう。と、いつものくせで決めてから悩むこと数時間。でも、いざ行ってみれば、きれいな空気と、深緑の美しい自然に迷いは吹っ飛び、心ははずむ思いだった。心優しい彼女のご主人の手料理をご馳走になり、愛らしい娘さんと夜は”Sound of music”のVideoを鑑賞。

蜂が巣を作っていて、ご主人が蜂にさされ、急遽害虫駆除のお兄さんに来てもらうという騒動もあった。さされたご主人には気の毒だったが、私達は事件を少し楽しんでるところもあったかもしれない。別荘もきれいで、一部屋私に使わせてくれ、居心地よく過ごせた。こういう素敵な機会を与えてくれた友人に感謝。

この休暇中に出くわした言葉は、「努力をしない人は不幸を語り、努力をする人は希望を語る」言いえてると思った。

杉田敏先生の講演会

2006-07-07 22:55:51 | 英語/韓国語
立教大学7号館まで杉田敏先生の講演会を聞きに行った。杉田先生にお会いするのはいつの間にかこれで5回目だ。今日は先生の誕生日が自分と近いと知ってますます親近感を覚えた。

杉田先生の好きな言葉はフロイトの"Maturity is the ability to live with ambiguity."だそうだ。大人になるということはグレーな部分を受け入れるようになること。芸術家だったら黒白はっきりさせたくなるのもわかるが、実生活ではグレーな部分だらけ。物事はつきつめればつきつめるほどわからなくなってくるという名言をおっしゃった先生もいた。確かにグレーを受けとめるようになると、人生が少し楽になってくる。

コミュニケーションとは一方的な伝達ではなく、受け手にアクションをとらせること、すなわち人を動かすこと。(ここで疑問、泣いたり、わめいたり、怒ったり、すねて相手を動かすことは?)

もう一つ名言、「誤解の余地のないほど明解なメッセージなどというものは存在しない」人は見たいものを見、聞きたいことを聞く。電話を媒体として仕事をしていると色々な誤解を経験する。言った、言わない。1番やっかいな問題。今日の講演で1番気にいったところがこの言葉だ。

飲み会に言って愚痴をこぼしたり、会社の話しをするより、いい音楽を聴いたり、いいお話しを聞くのが心の栄養になっていいなと思うこの頃。杉田先生ありがとうございました。

ライブ

2006-07-02 21:31:53 | 音楽
ネットで知り合ったRimuzikさんのライブに行った。場所は別府。九州はこれでほんの2度目。日本国内は実はあまり旅行したことがない。Rさんを知ることがなかったら、別府なんてまず行くことはなかっただろう。また、航空券が安く入手できる職業でなかったらこれもまた行く気は起きなかっただろう。

ANAの飛行機では3つ好きな所がある。まず、フライトアテンダントが親切であること。2つ目は葉加瀬太郎の音楽が機内でも電話のon-hold musicにも使われていること。それとスカイショッピング。意外と面白いものを取り扱っている。今回注文したのはドイツ製の部屋の匂い消し。ペットの匂いも消し、半永久的に水だけいれれば効くというおしゃれな形のもの。ちょっと楽しみ。

博堂村のライブの出演者はみな歌と演奏がうまかった。(しかし、こんな小さい所でビジネスになっているのかしらとちょっと心配だった)出演者自身が自分を磨く場所でもあるようだった。Rさんは、キーボードで演奏し歌うのだが、曲もきれいな曲ばかりで、彼女の心が素直に現れている音楽だと思った。ギターで歌うよりキーボードの方がかっこいい。

飛び入りで歌ったEmil君というインドネシアの学生は衝撃だった。彼は即興的に曲をピアノで弾くことができ、レパートリーが広く歌がものすごくうまい。音楽性が豊かなのである。彼はいつかきっと有名になるに違いないと思う。リクエストありますか?と聞くが、じゃぁこの曲歌える?と思ってリクエストしたエルトン・ジョンの”Your song"を感情を込めて歌ってくれた。インドネシアの曲をアレンジしたという”You"という曲も素敵だったし、ミーシャの”You are everything"も滅茶苦茶うまかった。世の中には一回聞いただけで覚えてしまうという天才がいるんだとただただ驚いてしまった。

ところでだんご汁はここの名産のようだが、とても美味しくてこれもまた感激した。だんごといってもきしめんのようなものが具だくさんの味噌汁に入っているだけのものなのであるが、なぜかとても美味しいのである。やっぱり、ダシなのかな?うどん好きの娘に食べさせたかった。今度娘を連れてだんご汁を食べる旅行をしてみたい。