Creating yourself

「自分発見の旅から自分創造の旅へ」  

Day trip to Kanazawa 金沢日帰り旅行

2010-12-06 23:57:09 | 旅行

朝10時15分発の小松行き飛行機に乗り、夜8時5分小松発で帰って来た。小松から金沢駅行きのバスは飛行機の到着時間に合わせるので、11時22分には小松空港を出ていた。金沢ではどんな回転寿司でも美味しいと聞いていたけど、とりあえず地元の人に聞いて、駅ビルの2階にある回転寿司の店に入った。私は回転寿司って回ってくる寿司を食べるのだと思っていたので、回ってきた寿司をとって食べたがさっぱり味がない。韓国語でまずいというのを「味がない]という表現を使うがまさに味がない。だから美味しくない。どうやらみんな一個一個注文している。回ってるのってもしや単なる見本?注文して作ってもらうのはさすがに味がある。さっき見本のお寿司食べてまずかったからまけてと言いたかったけどぐっとこらえた。

Kanazawa Castle 金沢城

Below: Kenroku-en photos 以下は兼六園

Pine trees supported with Yukizuri ropes 松の木には雪吊が施されている。

 兼六園はもみじがあまりないので、秋でもほとんど緑の木だけだ。そんな中で南天が彩りをそえている。

Nandin trees showing a vivid colour among mostly green leaf trees  

The base of a huge tree looks like a human hand 人間の手のような古い木の根元

 Gold carp 金色の鯉


Lake Okutama 奥多摩湖

2010-11-19 22:11:09 | 旅行

天気予報を見て今日は紅葉狩にはPerfect dayだと思ったので、急遽奥多摩に行くことにした。青梅にいる友人に電話して途中合流することにする。自宅から約2時間半で奥多摩駅に着く。7年ぶりの再会。控えめな友人は私から質問しないと話が広がらない。でもごつごつして荒れた手を見ると苦労しているんだと思った。

こうして写真に収められたものを見ると美しい湖にしか見えないが、この人造湖を作るにあたり、87名の殉職者がいたらしい。慰霊碑が目に留まる。

奥多摩湖には奥多摩駅からバスが1時間2本ぐらいの割合で出ており、道すがら動く絵葉書を見ているようなきれいな風景が楽しめる。家に閉じこもっていると運動不足になるので、天気のいい日には色々歩いてみるといいね。今度は高尾かな。

              

               

               


Autumn leaves in Kyoto 京都の紅葉

2010-11-16 14:57:21 | 旅行

秋の京都へ行って来た。朝10時発の飛行機で伊丹に着き、そこからバスに乗って京都駅へ。宿泊は新都ホテル。紅葉の季節は普段より高いようだが、それでも朝食付、税込みで14000円。本館で予約だったが都合でと本館より高いはずのサウスウィングにお部屋をもらった。こういうことってたまにあるんだけど、サプライズで嬉しい。

街中はまだ紅葉真っ盛りというほどではなかったけど、山の方は十分あざやかになっていた。来週はさらに見ごろになると思う。高雄へはバスが便利。嵯峨嵐山は電車で一本。天龍寺の庭園も大河内山荘も見ごたえあり、さすが世界の観光地ってところである。人の数もあまり気にならず楽しめた。季節外れは京都の宿も安いみたいだし、足腰を鍛えるためにちょくちょく京都に足を運ぶのもいいかなと思う。

              

嵐山              大河内山荘          天龍寺にて          天龍寺にて 

              

天龍寺にて白花露蕗   天龍寺ー野宮神社間の竹林  天龍寺にて       野宮神社の苔のカーペット

                 

高雄にて           高雄にて            高雄にて           神護寺にて


旅行は五感を鍛える

2010-10-17 08:21:45 | 旅行

マニアックなマイルをためるだけの旅行や追っかけの旅行はいざ知らず、旅行は全般的に五感を鍛えると思います。私みたいな突発的に思い立った旅行は、感覚的なところが六感までも使っていると言えるかもしれません。

今回釜山に2泊3日で行って慶州まで一日バス旅行をしました。

駅名をきちんと耳をそばだてて聞く。人の話しを聞くのが苦手な私も注意して聞きましたね。道を覚えるよう方向音痴の私も要所要所目で見て確認作業を行う。ただし、観光バスのデザインをぼうっとして覚えておらず、どのバスに帰っていいかわからず、大あせり。

トイレに入ったとき慶州の観光地の手洗いはとて上品な香りの芳香剤を使ってましたね。一体どんな芳香剤なんでしょう。韓国に行ったら必ずアカスリとパックをしてもらうのですが、今回きゅうりパック、きゅうりの匂いがすがすがしくさっぱりしました。

つたない言語能力でもカムサムニダだけは音楽のようになめらかに発音よく覚えておくと笑顔の返事が間違いなく返ってきますね。今回一人旅だったけど、色々な人とコミュニケートできて旅してるって実感がわきました。個性の強い友人と旅するときはこの人といるという印象がより強くて旅行地の印象がうすれることがあります。

相手の文化に合わせるよう人々の行動を観察します。電車の中ではシルバー席は若者はまず老人がいなくても極力避けてましたね。若者がこじんまり座っている感じが印象的でした。日本は非老人が座っていて、本当に必要な人が来ても寝たふりして知らん振りという光景よくあります。シルバー席ではいつでもどけるよう寝るなといいたいときがありますよね。電車の中にいやらしいポスターがないのはよかったです。日本は迷惑行為防止と謳いながら、地下鉄はなぜあんなに無神経にエロチックなポスターを貼るのでしょう。こういう矛盾て許しがたいですね。

釜山の方言はドラマで見て知ってましたが、生で聞けてちょっと嬉しかったです。片言話すと容赦なく色々話してくれるけど、残念ながらほとんど意味わかりません。そういえば「ピアノ」というドラマでチョ・インソン君が使う釜山弁、今思えばそれなりに魅力的に聞こえました。

慶州の名物に皇南パンと慶州パンがあります。パンというよりあんこのはいった饅頭とドラ焼きという感じですね。和菓子好きには美味しいおみやげです。ドラ焼きといっても皮がうすく粉が全粒粉を使っているとみえて上品な味なのですよ。日持ちがあまりしないのでおみやげに送れないのが残念。色々なおみやげやさんが立ち並んでるわりには売っているのが多分同じメーカーのこの饅頭とドラ焼きだからなんか不思議な感じ。

韓国は交通費が安いのがありがたいです。釜山から慶州まで1時間ちょっとで市外バスが4500ウォン(約400円)。一般タクシーは西面から空港まで30分で12400ウォン(約1100円)。地下鉄は距離によって1100ウォン~1300ウォン。3号線までしかないから覚えやすいです。ちなみに空港で買った黒砂糖アメ6000ウォン。

紅葉はまだ早かったですね。日本よりは寒くフリースのジャケットでもちょっと物足りないくらいでした。

そうそう日本を出るときは気がつかなかったのですが、無傷のはずのショルダーバッグがポケットのあるあたりがボロボロになってることに気づきました。どうも犯人はうちの猫たちです。細い肩ひもが肩に食い込んで痛いなぁと思ってたので、ミリオレで似たようなデザインで肩ひもが幅広い新しいバッグに買い換えました。 



瞻星台の前で、はいキムチー!



東洋最古の天文台-瞻星台


 

鮑石亭 この木は樹齢1000年だそうな。新羅王室の離宮として建てられ、歴代の王たちが宴会を開いた場所。いくつかの石溝があるが杯を浮かべその溝に杯が止まる前に詩を作って遊んだといわれる。長い年月にはその溝も削られ、止まる場所が少なくなった。また、神聖な儀式が執り行われた場所ではないかという説も浮上し歴史的解釈が変わるかもしれないとのこと



古墳公園より



一足早く色づき始めた木たち



世界遺産 仏国寺



世界遺産 石窟庵 この中に1年に1回お釈迦さまの誕生日にしか
入れないという釈迦如来像がガラス越しに拝観できます。


旅行

2010-08-30 00:03:02 | 旅行

この夏実家に帰った。父のいない初めてのお盆。存在がないってやはり寂しいもんですね。なんだか去年の遭難事件が本当に用意されたもののように感じられてしょうがない。遭難事件によって生まれて初めて親子らしい会話をし、そしてその後3ヶ月もしないうちに簡単な会話すらできない状態になったのだから。

兄の性格がここ1年のうちに変わって父のような話し方をするようになっていた。おかげで私は父に対してだったように兄とも会話をしなくなった。父の魂がのりうつったのかな。

小2の甥は私を見るや、二つのことを確認してきた。「今日泊まるの?」と「いつ帰るの?」2つ泊まるんだねと嬉しそう。一緒に寝てくれてかわいかった。こんなになついてくれるのもあと1・2年かな?

今回は娘が残ったから猫たちの心配はなかったけど、9月は猫をおいてニューヨークに行く予定。猫たちをおいていくのがかわいそうだから旅行はあまり気がのらないのだけど、娘がどうしても行きたいというから、連れて行くことに。パスポートを更新したり、スーツケースを買ったり、重い腰をあげていくので準備だけは少しずつしないと疲れてしまう。いつものパターンは気がむいたら翌日出発なんてことが多かったけど、体力がなくなってきている上に5匹も猫がいると瞬発力が出ませんね。

ホテル一つ予約するにも色々調べなければいけないし、ペットシッターだってね。一日1回じゃすまないし。今回はいつものシッターさんが病気なので友人にたのむことにした。友人が二つ返事で引き受けてくれたので感謝感謝。がんばって行ってきます。

 

 

 

 


ソウル一泊旅行と里親探しその後 Part2

2009-06-13 15:18:23 | 旅行

友人と一泊でどこかへ行こうということで国内旅行も考えたが、やはり韓国がいいということになったというか私はやはり海外旅行がわくわくする。国内は宿泊代が高くつくし。

前回できたてのホテルに泊まったが、金浦空港からの便がいい上、きれいだし、ハイテク機能がついているのでそこに決めた。特に部屋代がこの季節お得になっていたこともある。

ところが友人の父上が病気になって結局迷った末一人で行くことにした。一人で行くのは全然平気だが、1泊で買い物以外の何ができるかが問題である。ソウルに限られるのであまり冒険もできないし。友人とならただぶらぶらおしゃべりしながら楽しむだけでもいい。一人でどう充実させるかがポイントである。

結局、「パリの恋人」のロケ地の一つである、ナクサン公園とベジタリアンの友人が薦めてくれたレストランで「山村」という所に行くことを目標にした。

空港から地下鉄5号線で孔徳(ゴンドク)駅行きの切符を買う。切符はプラスチックカードに進化していて、切符代のほかに500ウォンのデポジットが含まれる。到着地でリファンドしてもらうのだ。きっとカードは使いまわしでごみを減らすのとキセルをなくす効果をねらってのことか。確かにKorailなど利用していると切符を回収するところがなかったりするから、不正をどうやってとりしまるのか不思議に思ったことがある。

I can do it! とどこかで聞いたことのあるようなメッセージ。「外国へ行こう!産業人材公団がグローバルリーダーとしての力を共に発揮していきます」

地下鉄ではよく物売りが登場する。けっこう私はそこで買うのが好きで、今回はUVケアのスポーツ用ひじあてを買った。2000ウォン(160円)。

韓国の地下鉄はにぎやかだ。携帯電話は鳴らし放題。日本のバスで乗客が私を含めて二人なのに携帯電話で話したことでバスの運転手に注意されたことがある。悪いけどバスの運転手の音の方がずっとうるさかったし、私の周りには誰もいなかったし静かに話し手短かに終えたのである。おまけに緊急性もあった。友人もまったく同様の経験をしたことがあるという。携帯電話がなぜいけないのかを考えれば注意すべきケースとほっておいていいケースがあることを考えない日本人の画一化した考えがこわいと思う。

ロッテシティホテルでは、まだチェックインの時間になってませんねと言いながらも12時に到着した私を部屋に入れてくれた。部屋でガイドブックを見ながら、半日でどこを周れるか検討した。

まず、地下鉄4号線ヘファ(恵化)に行って、マロニエ公園で道を聞くと、案の定後についてきてと途中までアジュモニが案内してくれた。公園を後ろにして坂を上っていく。真夏のような暑さだ。

ベンチに座ると犬を連れたおじさんが話しかけてきて、韓国語上手だね、頭がいいねなんてなことを言ってくれた(これは頭の問題じゃないけど)。10分の一ぐらいしかわからなかったけど、うちにも犬がいて死んだよなんてな会話はできた。それにしてもこんな暑い日に散歩はいけませんよ。犬がはぁはぁ言ってるじゃありませんか。おまけに地面は靴をはかない犬にとっては熱くてやけどしちゃいますよ。ということまでは言語能力がついていかず言えなかった。

この二人は俳優。たまたまドラマのロケをやっていました。

遠くにソウルタワーが見えます。

ナクサン公園を後にして、地下鉄1号線で鍾路5街(チョンノオーガ)に行き、広蔵市場(クァンジャンシジャン)に行く。市場ではおじさんおばさんたちが楽しそうにお店のそれぞれの席に座って食べている。私もせっかくだから何か食べようと思うがどの店にしていいかわからない。何かちょっと気恥ずかしい。どこの店がいいかなと迷っているうちにお汁粉みたいなものが目に止まり、お店のお姉さんに入んなさいと言われ、吸い込まれるように入った。本当はチチミが食べたかったのだけどあまりたくさんお店があるのでかえって決められなかった。お汁粉みたいなのはあずき粥(パッチュ)といい、小豆の汁の中にご飯も入っていて、お砂糖を自分で好きなだけ入れて食べる。冷たい辛いスープがつけあわせてあって甘いものを食べた後にすっきりする。

お店の人が話しかけてくれ、あなたも冬ソナが好きなの?と聞かれる。私はチャンヒョクが好きなの。コッチというドラマも良かった。チャンドンゴンは?好きです。お客さんの一人が「私のいとこがチャンドンゴンの弟と結婚したの。式にはチャンドンゴンももちろん来てたわよ」とちょっとうらやましいお話。

あずき粥。全然甘くありません。自分で砂糖を入れて調整するのです。

広蔵市場を後にして、鐘路のチムジルバンに向かう。地下2階の入り口はどう見てもやくざが二人いて怪しい雰囲気だ。ドラマでしょっちゅうやくざを見てるせいか、やくざにもなんらかの愛嬌を感じてしまう。お店の人もけだるそうに受付をしている。浴衣つきで6000ウォン。せっかくだからマッサージをつけてもらう。2時間で60000ウォン。あまりおばさんの力が強いので痛い。こんなに痛いマッサージは初めてだ。特に腕がめちゃくちゃ痛い。それだけ凝っていたということだ。

次は、仁寺洞の「山村」というレストランへ。丁度運良く韓国舞踊をやっている時間帯でファン・ジニで見たような静かな踊りを楽しむことができた。食事はいきなり20種類以上の野菜のオードブル。続いて豆腐料理ときのこの天ぷらがメイン。こんなに食べられません。韓国ではおかずの数が多ければ多いほどいいのだそうだ。残すのが悪いので、一皿の量を少なくしたらどうでしょうかと提案してみる。

ホテルに帰ってインターネットをしたいので聞いてみるとビジネスコーナーというところで無料で使用できる。地下には先月オープンしたばかりのスーパーマーケット(ロッテマート)が夜11時まで開いている。品数はあまりなかったけど、ちょっとしたものは買える。なんて便利なのだ。駅には直結してるし。

翌朝は金浦ではなく、仁川国際空港に初めて鉄道で行ってみる。金浦まで地下鉄5号線を使い、そこからAREXという電車で仁川国際空港まで行く。7時51分にコンドク駅を 出て9時13分に到着。AREXは乗客が少なく、新しいのできれいだ。景色もよく、バスよりゆったり感がある。今なら料金も安い。仁川空港には何度も行ったことがあるのに、植物園があるのを初めて知った。これもAREXに乗ったおかげだ。2年前にできたのだそうだ。世界の空港に何度か選ばれたことがあるようだがそれも無理ない。

たった1日だったけど、色々な所に行くと長い印象的な時間になるのがいい。人と行くのもいいけど、一人旅は気を遣わなくていい分だけ楽だ。一人で寂しいでしょと言われるけど、ごめん、全然て感じだ。だって私のように一般観光客が行かないようなへんな所(韓国語しか通じない銭湯みたいなところとかPCパンとか韓国といっても焼肉ではなくベジタリアンレストラン)なかなか一緒に行けないものね。

         ***************

今日は残った2匹の子猫を友人がひきとった。老夫婦が寂しそうだった。小さくてやせた1匹ぐらいは彼らの元に残るだろうと思ったらしい。友人は一匹はもらいたいと言ってたが彼女の友人も欲しいということで急遽2匹ひきとることになったのだ。前の晩お母さん猫ともらわれるだろう猫には言い聞かせていたらしい。子猫もなんとなく異変に気づいて緊張気味だ。もう一匹の猫もおしりをこちらに向けて窓を見ている。猫の後姿は風情がある。3ヶ月近くも一緒に住んでいた猫を里親に出すのはさすがに寂しいだろう。ちょっとぐらい無理しても本当は引きとめておきたかったに違いない。うちには大人の猫が5匹いますからとは言ってたけど、いきなり2匹というシナリオにちょっととまどいと寂しさが伝わってきた。 

飼い主もそうだけど、いくら猫でも親子を引き離すのはかわいそうな光景だ。子猫はすぐ過去のことは忘れて新しい環境で幸せになると思うし、そしてそれはほんの一時の感傷だとは思うけど。

すでに黒白ちゃんの里親になった二人の男性からは近況が知らされてきた。一匹は「キラちゃん」もう一匹は「なずなちゃん」と名づけ、どちらも元気いっぱいだそうだ。あとの2匹は猫おばさんが近所の人にもらってもらった。なんたって小さくてかわいいうちに貰い手を見つけるのが一番。と言いながらも老夫婦のため息が聞こえてきそうだ。猫のためと言い聞かせながらも今晩は寂しい気持ちをおさえるのがつらいときだろう。 私だってかわいくてもらいたいくらいだったから。猫ちゃんたち幸せになってね。

アメ太ときなこ。うまい具合に2匹並びました。本当にいつもモニターの前でじゃれあうのでじゃまでしょうがありません。最近のアメ太ときなこは→アメ太のしっぽで遊ぶきなこ


記憶の片隅から

2009-05-04 09:16:19 | 旅行

田舎の街を花見がてらに散歩していたら、ある線路の脇に来て心地よいなつかしさがよみがえってきた。この道を通るのは何十年ぶりだろう。誰かの家が近くにあってそのうちに遊びに行ったことがるのを思い出した。誰の家だったんだろう。ふとI先生の名前が浮かんできた。I先生には教わったことがなかったけど、兄が2・3年教わったことがあり、母や兄からいい先生だったことをよく聞かされていた。残念ながら私は自分の小学校の時代の先生にはあまり好ましい思い出はなく、I先生だって兄のつてで何十年も前に遊びに行った私のことなどわかりもしないだろう。母に聞くとI先生は父と同じ年で80になるという。

せっかくだから先生のうちに田舎らしく、何の約束もなく立ち寄ってみることにした。耳が遠く、記憶力の弱まったか弱いおばぁさんの姿を覚悟していた。庭で植木の世話をしていたI先生は私と母の姿を見るなり、いきなり「あらYuko-chanじゃないの」と呼びかける。「よくわかりましたね。」「だって、あなた有名だったもの」つつましく(?)生きてきた私にも有名という言葉があてはまる時期があったのだろうか。それにしても、I先生の記憶力の明瞭さ。話し方も動き方もぜんぜん衰えを見せていない。

私は○十年ぶりにお会いしたのだが、私についての話は10分程度であとは母の、ほとんどテーマが誰のことなのかいつのまにか変わっているとりとめのない世間話で2時間は過ぎた。先生は本当は私の話の方を聞きたかったのにと苦笑しながらも、母のつまらない話につきあう優しさを持っている。心地よいなつかしさは、I先生の大きな包容力だったのかもしれない。直接教えをいただいたことはないが、2学期間のみ同じ学校の屋根の下にいたことがある(これも私は先生に言われるまで忘れていた)。私の担任の先生の名前まで覚えてらした(私は忘れていたけど)。転校生だったが田舎では転校生が珍しくていつも注目の的になり、それで先生が有名だったとおっしゃったのだろう。

なつかしさをひもどく甘美なひとときだった。


遠い路

2009-04-30 01:21:32 | 旅行

早池峰山を臨む

「遠い路」という韓国ドラマがありましたよね、イ・ビョンホン主演の。いいドラマでした。今回、私流遠い路を旅してきました。勤務先の関係で鉄道より飛行機の方が安く行ける身、なんとか花巻に飛行機を使っていく方法がないかと検討した結果、これしかないという方法が見つかった。それは、羽田から千歳空港に行き、そこから花巻空港に乗り換えることだ。これをBackhaulという。

朝、9時半に家を出、リムジンバスに乗り羽田へ。12時半に千歳に到着。花巻まで時間があるので、電車で札幌に行く。時計台の近くに花まるという美味しいお寿司屋さんがあると聞いたからだ。1200円のランチセットにはにしんのにぎりやズワイガニのなんとかと言った黒いキャビアみたいなものがのったにぎりがあったけど、あれってなんだったのかしら?お寿司をいただいて時計台の写真を撮ってまた空港に向かうが、線路内に異物がからまってそれを除去する作業とかで電車が止まったまま。。。花巻行きはこれに乗れなかったら明日しかないのに。25分遅れで到着してぎりぎり飛行機に間に合う。

花巻に着いてさらにバスで花巻駅へ。そこから釜石線に乗り換えるが、ほぼ30分待ち。遠野に着いて今度はタクシーで。到着したのは午後7時。長い一日だった。


今度は釜山へ

2009-03-30 18:07:45 | 旅行

ソウルに行って来たばかりなのに、友人と休みが重なってるのをみて、一緒に韓国に行く?ってなことになり、再び韓国へ。今回は釜山にでも行ってみようかとあわててホテルを予約し、観光スポットを調べる。ソウルはサボイ、釜山はノボテルアンバサダー、3泊目のソウルは今月10日にできたばかりの孔徳にあるロッテシティホテルに予約する。ノボテルもロッテシティホテルもとてもきれいで豪華のわりに一万ぐらいで予約できたから超リーズナブブル。夜10時ごろソウルに着き、東大門の市場を歩き、屋台のおでんを食べる。前皮のジャンバーを買った卸問屋に行ったらジュースをご馳走してくれた。二日目はKTXで釜山へ。3時間ほど乗って到着した釜山は大きな街だった。四国みたいなところだと思ってたのに、大きな都市ねぇーと友人。ここは大阪みたいなところよ、韓国第二の都市なんだからという私も実は港町ということと釜山映画祭があるところぐらいしか知識のない街だった。天気が良いせいか、ドラマ「ピアノ」で見た暗い感じとはだいぶ違ってた。

ホテルを予約し観光スポットを調べるだけで何の前準備のゆとりもなかったので、ホテルがどこにあるかもわからず、とりあえずタクシーに乗り込む。意外と時間がかかり、韓国にしては珍しく3000円近くタクシー代を払うことに。帰りは絶対地下鉄を使おうと心に決める。早速有名なチャガルチ市場へタクシーで。あわびと、さざえと、ひらめとかにとたこを60000ウォンでというのを40000ウォンに値切って料理してもらう。ちなみに私の友人は値切りの天才だ。

またまたタクシーで、太宗台へ。灯台が見える絶景の景色のところというが、まさかあんなに歩くはめになるとは。30分以上も歩いて帰る頃には絵のような夕日を拝むことができた。

 

帰りは公共の交通機関を使おうと思って地下鉄を探すが、地下鉄がなくバスに乗り込む。どこでもいいから地下鉄の近くになったら教えてととなりのアジュマにお願いする。日本語の上手な銀行に勤める女性が案内してくれると申し出て、途中まで一緒に歩きながら地下鉄の道とホテルまで帰る方法を教えてくれた。途中新世界デパートでお弁当とビールを買ってホテルまで帰る。ビールを買ったけど栓抜きがないと大騒ぎ。アメリカだと壁にくくりつけの栓抜きがあることが多いからといって部屋中探してみるがそれらしいのがない。あきらめてホテルの人に持ってきてもらう。

地図を調べるとホテルの付近に温泉があると書いてある。何時からあいているのかまた詳しい道を聞こうとコンシェルジに聞くが理解してくれない。温泉という言葉が韓国語でわからない。英語でHot springというがわかってくれない。Hot waterというと部屋にあるでしょうという。あまり通じないのであきらめて電話を切るとあちらから電話がかかってきてわかったから今から説明に行くと部屋まで来てくれる。

温泉では、アカスリとサウナもありそれもお願いする。アカスリは受付ではなく中で頼んだのでどこでお金を払うのかわからずひと騒動があったが、おかげでローカルの温泉のしきたりみたいなのがわかった。しなにしろ日本語も英語も通じず私のつたない韓国語だけだったからね。英語できる人いない?と聞くとき英語と言う言葉が出てこずなぜかネパール語の英語と言う言葉が出てきたのには自分でもあきれてしまったけどね。それにしてもずっと裸足で歩いてもいいように床がきれいに拭かれている。お湯もきれいだし、ホテルに泊まらず一晩ここに止まるのもぜんぜんオーケーって感じだ。床にごろりと寝れば数百円ですむというお泊り制度もある。

釜山を後にしてロッテシティーホテルに行こうとソウル駅からタクシーに乗ったら場所を知らないのである。ロッテホテルに連れて行かれそうになったので、孔徳駅までと頼む。駅の真上だから。ホテルがとても新しく素敵なので友人に今回の旅行ではあなたの株があがったわよと言われ「あなたにそんなこと言われる筋合いはないわよ」とちょっとむっとする。なにしろ彼女は以前泊まった鶏林荘という質素な旅館のことを引き合いに出しているがそこに予約したのはほかでもない彼女が教えてくれたところだったからである。

友人は本命のショッピングへ私はショッピングは興味がないので、一人で地下鉄に乗ってうろうろすることに。すでに午後5時である。観光といってもどこがいいかなぁと思い、地下鉄マップを見てヨイドというところで降りる。名前を聞いたことがあるというだけなのだがフェリーに乗れるところがあり、道を聞きながら乗り場に行く。いつも関心するのだが、道を聞くと3人中一人はその場所の近くまで歩いて行ってくれる。言葉で説明するよりもということだろうが、優しいよね。「あなたは学生さん?」「僕は会社員です。韓国語が上手ですね」「いやそれほどでも」なんていう会話をしながら歩く。

一時間で行って帰る切符を買ったらなんと出てしまった後。係りの人が一生懸命船を引き戻そうとしてくれたけど、すでに遅し。つぎのは1時間半のコースで金額も4000ウォン高いけどライブショーがあって面白いからそれにしたらと言ってくれる。お金は?というとエクス差額トラはいらないという。ここに座って待っててねと一人でいる私に時々話しかけながら気を遣ってくれる。そのお兄さんも親切だ。僕は坂本冬実が好きでねとちょっと彼女の歌を口ずさむ。

ブルース系の歌声のライブを聞きすばらしい夜景を見るクルーズは、とても楽しかった。最初のクルーズをに間に合わなくてラッキーだった。クルーズから大きなビルが見える。有名な63ビルだ。クルーズが終わるとそのビルに行ってみたくなった。時はすでに9時15分。ビルに着くと9時28分。12000ウォンで切符を買って60階まで昇る。60階はアートギャラリーになっていてとても雰囲気がいい。

行けば行くほど韓国が好きになる。ひとりで行っても仲間と行っても楽しい。

 


いざ鎌倉へ - 猫編 - 

2009-03-21 22:42:37 | 旅行

 

猫ちゃんを見る優しいまなざし。私も猫になりたい。。。

 

ちっちゃく映ってる猫。かわいくてかわいくてたまらない猫ちゃんでした。

この子はかなりの美猫。きれいな毛をしていて、こんな猫がうちにいたらなぁと思います。

 

ただの椿。なぜ撮ったのかわからないんだけど、色がきれいに出てます。