Creating yourself

「自分発見の旅から自分創造の旅へ」  

樂に寄せる

2006-11-29 22:00:13 | 音楽
仕事で電話する
待っている間聞こえてくる葉加瀬太郎のAnother sky
つかの間の幸せを味わう

音楽は不思議な生き物
一瞬にしてこんなに人をいい気持ちにさせる

もし、才能を一つ与えられるなら
私は音楽を作る才能を願う
多くの人を幸せにできるなんて
それはもっとも素敵なギフト

昔あるデパートでアルバイトをしていたとき
開店と同時に流れた音楽が
レハールの「金と銀」
その曲を聴いているだけで気持ちが昂揚してきた
今でもその思いは変わらない

仕事に行き詰まり人生の
行き場に悩んでいたとき
沈んだ気持ちをささえてくれた
ベートーベンのバイオリンコンチェルト

そして明日はどんな音楽と
出会うのだろう

「ラストダンスは私と一緒に」 

2006-11-22 21:06:33 | 旅行
마지막 춤은 나와 함께

ソウルから汽車に乗りヨンムンへ1時間。ヨンムンからタクシーに乗り「ブルーマウンテンペンションへ」と言うが、知らないという。有名じゃないの?困った。そうだ電話番号がありますよ。ところが電話には誰も出ない。仕方なく某レストランまで行ってもらう。そこはドラマのクルーがよく利用していたらしい。きっとそのレストランの近くに違いないから。

レストランに到着すると、誰もそのペンションを知らない。つたない韓国語で説明すると知っている女性が現れたが、遠いからタクシーで行きなさいという。今、タクシーできたばかりなのに。運転手も知らないからと説明すると、「来なさい」と言って、レジの女性が車に案内した。車に乗って20分すると、さがしてたブルーマウンテンペンションに到着する。お礼の言葉だけでは足りなくて、日本から手紙書きますと言って、住所を聞き一人降りた。

迎えにきたのは2匹の犬。やけに吠えまくる。ほかには人が出てくる気配がない。こんなところで犬にでもかまれたらそれこそ心配する友人にそれみたことかと言われそうな気がする。犬には自信があるけど、甘くみてはいけない。犬を手なずけているうちにお腹をひっくり返してなつくまでになった。かわいい。それにしても人っ子一人いない。この寂しい山里で私は帰るときにどうやって帰るのだろう。だんだん不安な気持ちが募ってきた。ロケ地として有名だとばかり思っていたのに冬ソナロケ地と違ってまったく普通の商売気一つない所だ。宿泊客の気配もない。

しばらくすると、まるでユンソクホ監督のようなやわらかい物腰の教養深げで優しい目の素敵なおじさんと二人の若い男性がやってきて、「どうしたんですか?」と聞く。「あのね」と話し始めると、可愛い顔をした一段と優しい顔のペンションのおばさんが、「お待たせしてごめんなさいね」と言って小走りで外出先から戻ってきた。なんとかかんとかなんとかかんとかと言って喫茶室に案内してくれた。「私は今日日本人のお客様を迎えなければならないけど、だんなを携帯で呼び出すから待っててね。コーヒー飲む?」「はい、ではカプチーノお願いします」こんな山里のペンションでカプチーノをいただけるなんて。

しばらくするとご主人がやって来て写真をとってくれる。そしてユジンが頭にのせていたのと同じ花輪を頭にのせ、花束を持たせ、写真をとってくれた。奥さんは「お腹すいた?」と聞いて、「はい」と答えると饅頭と柿とお茶をご馳走してくれた。彼女は私と同じくらいの年齢で実にかわいらしく魅力的な女性だ。以前は小学校の先生をしていたという。ソウルで「帰天」というお店に行った話をすると私もソウル出身でその店はよく知っていると言った。

どうやってこのペンションがドラマの舞台として選ばれたのか聞くと、インターネットで調べて話がきたとのこと。ドラマを見て多くの人がこのペンションを訪れてくるらしい。と言ってもこのペンションは始めてまだ3年ぐらいしか経っていないとのこと。

そうそう、最後にコーヒー代(喫茶室のメニューには6000ウォンと書いてあった)をお払いしようとしたら、お友だちからお金はとれないわといってとってくれなかった。いくら素敵なペンションで、有名な観光地でもない場所にそうひっきりなしにお客がくるわけではないだろうに申し訳ない気持ちになった。

自分のつたない韓国語でもよくコミュニケーションがとれたものだと思う。韓国語を勉強しているおかげで世界がまた少し広がった。よその国の言葉がわかるってなんて素敵なことなのだろうと思った。God bless this house.

風が吹く

2006-11-06 23:33:21 | 英語/韓国語
風が吹く 生きていかねば
風が吹く 生きていかねば
風が吹かない
それでも生きていかねば

바람이 분다 살아야겠다
바람이 분다 살아야겠다
바람이 불지 않는다
그래도 살아야겠다


남진우 ナムジヌ
「ロートレアモン伯爵の彷徨と挫折に関する7つのノートもしくは絶望の練習」より7つめ目のノート

帰天

2006-11-05 21:50:03 | 英語/韓国語
これも千祥炳の詩です。ナ ハヌロ トラガリラ (私は空へ帰ろう)で始まるこの詩も好きです。

空へ帰ろう
夜が明けてさしこむ光にふれたとき
零れ落ちる朝露と手と手をつないで

空へ帰ろう
日暮れの光とたった二人きりで
ふもとで遊んでいるとき
雲が手招いてくれるなら

空へ帰ろう
美しいこの世界での旅を終える日
行ってみたら美しいところだったと
いおう



나 하늘로 돌아가리라
새벽빛 와 닿으면 스러지는
이슬 더불어 손에 손을 잡고,

나 하늘로 돌아가리라
노을빛 함께 단 둘이서
기슭에서 놀다가 구름 손짓하면은,

나 하늘로 돌아가리라
아름다운 이 세상 소풍 끝내는 날,
가서, 아름다웠더라고 말하리라 …….


千祥炳の詩

2006-11-04 23:25:55 | 英語/韓国語
韓国ではとても有名な詩だそうです。一度聞いて心に響いてきました。


외롭게 살다 외롭게 죽을
내 영혼의 빈 터에
새 날이 와, 새가 울고 꽃잎 필 때는
내가 죽는 날,
그 다음 날.

산다는 것과
아름다운 것과
사랑한다는 것과의 노래가
한창인 때에
나는 도랑과 나뭇가지에 앉은
한 마리 새.

정감에 그득찬 계절,
슬픔과 기쁨의 주일(週日),
알고 모르고 잊고 하는 사이에
새여 너는
낡은 목청을 뽑아라.

살아서
좋은 일도 있었다고
나쁜 일도 있었다고
그렇게 우는 한 마리 새.

鳥 (千祥炳)


わびしく生きてわびしく死ぬであろう
私の魂の隙間に
新しい月が来て鳥が鳴き
花が咲いたのは
私が死んだその次の月

生きること美しいこと
愛することの歌が響き渡る
私は小川に沿う木の枝に
とまっている一羽の鳥

情感のあふれる季節
喜びと悲しみの週末
わかっていることも
わからないことも
忘れてしまう前に
鳥よ昔のように
鳴くがいい

生きていていいことも
悪いこともあったと
鳴いている一羽の鳥

(あやしい訳であることを断っておきます)