Creating yourself

「自分発見の旅から自分創造の旅へ」  

ほれぼれする文章

2005-11-23 10:59:06 | 英語/韓国語
休日で遅くまで寝ていられるはずなのに、目覚まし(けたたましい音がなる)をセットしてしまって、いつもの時間に目がさめてしまった。朝からご飯も食べずにコーヒーだけで、あるプロジェクトのためパソコンに向かっている。私の左腕に体をもたれかけている猫のことも気がつかないほど夢中になっていた。

今朝、ある友人の文章を読んでほれぼれした。分かち合うことができないのが残念だが、なんでこんな美しいかっこいい文章を書けるのだろうって芸術作品を見てるようだ。惚れ直すとはこのことだなと思った。もともと書くことの大切さを学んだのは彼の文章を読んでからだったのだが、同じことを言うのでも、表現の仕方で相手に伝わる威力がまったく変わって来る。

仕事でプロポーザルをあげるときに特に感じるが、相手が動きたくなるように短く効果的かつ前向きである文章が必要になってくる。問題をだらだら書き綴り、読むのもうんざりするような長文で相手に「なんとかしてくれー。困ってるんだ。お前のせいだぞ」という泣き言的な文だとまずほとんど返事が来ない。

仏の哲学者ブレーズ・パスカルは手紙で「今は時間がないので短い手紙は書けません」と書いたという。

"The present letter is a very long one, simply because I had no leisure to make it shorter."

なんだこりゃと思ったが、今思えば、短い文に言いたいことを含めるというのは長い文をだらだら書くことよりもっと熟慮が必要で時間がかかるってことだったのだろう。納得。