ゆこちんのトランペット

トランペット奏者 藤井裕子のコンサート情報、トランペット談義のつもりが…こぼれ話や大きな声では言えない話も…毎日更新中♪

ソルフェージュは大切だー!

2010年03月21日 22時18分20秒 | Weblog
先ほどに引き続き、『ソルフェージュ』の話。


ジュニアオケなどで教えていて、ここにきてメチャメチャ大切だな…と思うこと。

それは『音階』と『リズム』。

『音階』については『革命的音階練習』の影響がハンパなくあると思う。

何しろ、絶対音感な私としては、微妙に『何調でも関係ない』というところがある、いや!あった!と言う方がいいかな?!

高校生の頃、『倍音聞こえないの?』と言われても全く聞こえなかったことと、『3度のハモりとか分かる??』と言われても、ピアノのピッチこそすべてだったので「何?!違うのか?!」とビビったことがあった。

それ以来、いろんなマシーンを使ったり、勝手にチェンバロを調律してみたりして、日夜研究。

遂に5度や3度の「ビート」の違いが分かり、和音を聞いただけで、どうすればハモるか(何の音が第何音なのか、響きのコントロール)が分かるようになった!


というわけでまあ非常に後天的に、ハモることや調性感を身に着けた!

あ!ちなみに、昔は和音を聞いても、構成音1音ずつは聞き取れるんだけど、コードとして聞こえなかった!

例えば「ファラレ」かぁ…「ラレファ→レファラ…あ!デーマイナー!!」みたいな…かなり不便!ようやく、サクサク聞けばコードも機能も分かるようになってマジでよかったよ…('◇')ゞ


おっと!脱線!

とは言え、基本的には「始めに音ありき」なのだ。

調号とか臨時記号とか関係なかった!

しかーしっ!!革命的音階練習がそれじゃー譜面読めてないじゃん?と言うことを私に教えたもうたのだぁーー!!


調号…これって、必ずしも「ヘ長調」とか「ニ短調」とかだけ示してるわけではない。中には「モード」の曲もあるし、我々トランペットの場合は読み替えなんかもあるので、調号は曲の調性と無関係ってことも多い。

だから勘で読んでると、痛い目に会う!モードの場合は音が取りにくくなる。


まず、五線のどこが全音でどこが半音なのかを確実に覚える必要がある。いわゆるミファとシドの間は半音だ。それに調号を合わせて考えていく。音階で言うと、半音の位置が調号が増すごとに規則的にずれていく。

これを何の音からでも分かっているようにすると、譜面からの音程情報がハンパなく素晴らしくなる。曲の調性判断、転調の有無がハッキリ見えてくる。


そういうのが見えるようになってくれば、譜面を読むときにシャープがいくつついていようとどってことなくなる。

なので、それを子供たちに教えたい!

そしたら、譜面を読むのがヘッチャラになる!ヘロヘロの音程で、ユラユラ音を取りながら演奏しなくてよくなる(はず)!


それともう1つ、譜面を安心して読むには、リズムの仕組みを分かっている必要がある。

生徒に、「四分音符1つに16分音符は何個はいるの?」と聞けば、「4つ!」と答える。でも譜面を読むときには、そういうのがぶっ飛んでいる気がする。16分音符が8個続いてるのを見て、きちんと1拍に4つずつ入れて演奏する子はなかなかイカす!

大抵は8つ急いで弾く!「16分音符は速い」というイメージ。

もしも8分音符1つに16分音符2つ…というのがきちんと「理解」できていれば、4分音符単位では自分にとって速すぎる曲は8分音符を単位にとって読んでもいいわけだ。

そういう原理でいけば、どんなに黒々とした目がチカチカしそうな譜面も読み解くことができる。

まあ、「できる」と「やる」は違うかもしれないけど、少なくとも「歯も立たない」状態から「時間をかければ読める」状態にはなる。


そのことも教えたい。

そうすれば、人と合わせるときの精度も違ってくる。

各自がリズムを1小節単位で何となくこんな感じかな、とやってるよりも16分音符単位で理解している方がずれたとしても微調整ができる。


昔、芸大の先輩にアーバンのリズムについて、「違う!そうじゃない!」とたくさん怒られ、しかも何が違うか全く分からなかった私は、とりあえず聞こえた感じで練習はしたものの、結局全然できてなくてまた怒られ、「あーぁ!アーバン、地球から無くなれ!」と祈ったものだ。

だからきっと、今教えてる子たちも、「違う」のポイントが分かってないと思う。直しようがないに違いない。

いや、こっちはもちろん説明してるつもりだけど、実感としてリズムの仕組みが分かってないんだよな…きっと。

なんとか自分で読み解けるようになってもらわにゃー!

その上で、時代やらスタイルなどといったこと(例えばヘンデルの符点やらドイツのマーチ、スイング…)が生きてくると思う。



何でもそうだろうけど、自ら興味を持っていろいろやって初めて、身についたり、意味が分かったり、いろいろなことが結び付いたりすると思う。
言われたことやってるだけじゃ、「理解」は深まらない。単に情報が増えるだけ。

我々的には「興味」を持たせることが必要だと思うし、同時にもっとワクワク生きてほしいよね!!


そんなことを思うのであった!!


譜面が読めるって、本が読めるのと同じ幸福なことだと思うんだよね!

聞いたことのない音楽でも、自分で再現して見ることができる。

知らなかったことを本で知ることができるみたいに!

また演奏するって、朗読するとか演技するとかっていうのと似てると思うんだ!

同じ物語でもどう表現するかで、全く違ってくる。そんなワクワクさがある。

でも字が読めなかったら、人がやったものを聞いて覚えるしかない。

自分の力で、筆者の思いを読み取れたらとっても楽しい!

行間も読んじゃうよ!
深まるねー!

その上で、その物語の時代やら、書いた人の癖なんか調べたりして、そういうのを取り込んで練っていく…そして人様に聞いてもらう…おー!!表現(再現?!)って感じじゃん!!


そういうワクワクさを伝えたいな~!!うん。
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ソルフェージュ

2010年03月21日 21時21分21秒 | Weblog
新潟大学の1年生のとき、「ソルフェージュ」という授業があった。

先生が2人いて、40名ほどいた音楽科の同級生が半分に分かれて授業を受けた。

私が習った方の先生は、イタリア歌曲やドイツリーとを中心にやっていて、伴奏法やら歌い方、発音なんかを習った。

もう1人の先生の方は、ヨガやらリズムやら、またその先生が独自に開発した階名を歌うとか、ワープロのブラインドタッチを応用したピアノの弾き方などをやっていたらしい。



というわけで、私にとって「ソルフェージュ」っていうのは、具体的には一体何なんだろう?!と謎のまま卒業するのであった。

その後もリトミックやソルフェージュとは何なんだ?!としばらく調べたりしたもんだ…。

今となれば、ソルフェージュの「何たるか」より、「基本だろうよ!」と自分に突っ込みいれたくなるなぁ。


本当の本当のところは分かっているか分かんないけど、今のところ自分では、

譜面から音程関係やリズムを読める(再現できる)力、聞いたものを譜面に書き出せる力…くらいに思っている。

合ってるのかな?!('◇')ゞ
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増刷o(^o^)o

2010年03月21日 19時02分42秒 | Weblog
今、ドルチェ楽器からメールがきて、『ティーチング・ブラス』、今月末に増刷されて入荷するとのこと!

やったね!ついにゲットできるわぃ!
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3月20日(土)のつぶやき

2010年03月21日 01時07分53秒 | Weblog
01:13 from web
さーて、寝てみよう!明日は5:50起きるぞー!
06:30 from movatwitter
おはようございます。西武線に乗った!新潟にレッツゴー!
07:22 from movatwitter
大宮、新幹線混んでそう…でも今日はスキー客じゃないなぁ…年齢層と装備が明らかに違う!今日は一体何が?!
13:07 from movatwitter
りゅーとぴあにお昼食べに来た!今日はアンサンブルコンテストの全国大会なんだ!ロビーに人が半端ない!
by YukoTrumpeter on Twitter
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