先ほどに引き続き、『ソルフェージュ』の話。
ジュニアオケなどで教えていて、ここにきてメチャメチャ大切だな…と思うこと。
それは『音階』と『リズム』。
『音階』については『革命的音階練習』の影響がハンパなくあると思う。
何しろ、絶対音感な私としては、微妙に『何調でも関係ない』というところがある、いや!あった!と言う方がいいかな?!
高校生の頃、『倍音聞こえないの?』と言われても全く聞こえなかったことと、『3度のハモりとか分かる??』と言われても、ピアノのピッチこそすべてだったので「何?!違うのか?!」とビビったことがあった。
それ以来、いろんなマシーンを使ったり、勝手にチェンバロを調律してみたりして、日夜研究。
遂に5度や3度の「ビート」の違いが分かり、和音を聞いただけで、どうすればハモるか(何の音が第何音なのか、響きのコントロール)が分かるようになった!
というわけでまあ非常に後天的に、ハモることや調性感を身に着けた!
あ!ちなみに、昔は和音を聞いても、構成音1音ずつは聞き取れるんだけど、コードとして聞こえなかった!
例えば「ファラレ」かぁ…「ラレファ→レファラ…あ!デーマイナー!!」みたいな…かなり不便!ようやく、サクサク聞けばコードも機能も分かるようになってマジでよかったよ…('◇')ゞ
おっと!脱線!
とは言え、基本的には「始めに音ありき」なのだ。
調号とか臨時記号とか関係なかった!
しかーしっ!!革命的音階練習がそれじゃー譜面読めてないじゃん?と言うことを私に教えたもうたのだぁーー!!
調号…これって、必ずしも「ヘ長調」とか「ニ短調」とかだけ示してるわけではない。中には「モード」の曲もあるし、我々トランペットの場合は読み替えなんかもあるので、調号は曲の調性と無関係ってことも多い。
だから勘で読んでると、痛い目に会う!モードの場合は音が取りにくくなる。
まず、五線のどこが全音でどこが半音なのかを確実に覚える必要がある。いわゆるミファとシドの間は半音だ。それに調号を合わせて考えていく。音階で言うと、半音の位置が調号が増すごとに規則的にずれていく。
これを何の音からでも分かっているようにすると、譜面からの音程情報がハンパなく素晴らしくなる。曲の調性判断、転調の有無がハッキリ見えてくる。
そういうのが見えるようになってくれば、譜面を読むときにシャープがいくつついていようとどってことなくなる。
なので、それを子供たちに教えたい!
そしたら、譜面を読むのがヘッチャラになる!ヘロヘロの音程で、ユラユラ音を取りながら演奏しなくてよくなる(はず)!
それともう1つ、譜面を安心して読むには、リズムの仕組みを分かっている必要がある。
生徒に、「四分音符1つに16分音符は何個はいるの?」と聞けば、「4つ!」と答える。でも譜面を読むときには、そういうのがぶっ飛んでいる気がする。16分音符が8個続いてるのを見て、きちんと1拍に4つずつ入れて演奏する子はなかなかイカす!
大抵は8つ急いで弾く!「16分音符は速い」というイメージ。
もしも8分音符1つに16分音符2つ…というのがきちんと「理解」できていれば、4分音符単位では自分にとって速すぎる曲は8分音符を単位にとって読んでもいいわけだ。
そういう原理でいけば、どんなに黒々とした目がチカチカしそうな譜面も読み解くことができる。
まあ、「できる」と「やる」は違うかもしれないけど、少なくとも「歯も立たない」状態から「時間をかければ読める」状態にはなる。
そのことも教えたい。
そうすれば、人と合わせるときの精度も違ってくる。
各自がリズムを1小節単位で何となくこんな感じかな、とやってるよりも16分音符単位で理解している方がずれたとしても微調整ができる。
昔、芸大の先輩にアーバンのリズムについて、「違う!そうじゃない!」とたくさん怒られ、しかも何が違うか全く分からなかった私は、とりあえず聞こえた感じで練習はしたものの、結局全然できてなくてまた怒られ、「あーぁ!アーバン、地球から無くなれ!」と祈ったものだ。
だからきっと、今教えてる子たちも、「違う」のポイントが分かってないと思う。直しようがないに違いない。
いや、こっちはもちろん説明してるつもりだけど、実感としてリズムの仕組みが分かってないんだよな…きっと。
なんとか自分で読み解けるようになってもらわにゃー!
その上で、時代やらスタイルなどといったこと(例えばヘンデルの符点やらドイツのマーチ、スイング…)が生きてくると思う。
何でもそうだろうけど、自ら興味を持っていろいろやって初めて、身についたり、意味が分かったり、いろいろなことが結び付いたりすると思う。
言われたことやってるだけじゃ、「理解」は深まらない。単に情報が増えるだけ。
我々的には「興味」を持たせることが必要だと思うし、同時にもっとワクワク生きてほしいよね!!
そんなことを思うのであった!!
譜面が読めるって、本が読めるのと同じ幸福なことだと思うんだよね!
聞いたことのない音楽でも、自分で再現して見ることができる。
知らなかったことを本で知ることができるみたいに!
また演奏するって、朗読するとか演技するとかっていうのと似てると思うんだ!
同じ物語でもどう表現するかで、全く違ってくる。そんなワクワクさがある。
でも字が読めなかったら、人がやったものを聞いて覚えるしかない。
自分の力で、筆者の思いを読み取れたらとっても楽しい!
行間も読んじゃうよ!
深まるねー!
その上で、その物語の時代やら、書いた人の癖なんか調べたりして、そういうのを取り込んで練っていく…そして人様に聞いてもらう…おー!!表現(再現?!)って感じじゃん!!
そういうワクワクさを伝えたいな~!!うん。
ジュニアオケなどで教えていて、ここにきてメチャメチャ大切だな…と思うこと。
それは『音階』と『リズム』。
『音階』については『革命的音階練習』の影響がハンパなくあると思う。
何しろ、絶対音感な私としては、微妙に『何調でも関係ない』というところがある、いや!あった!と言う方がいいかな?!
高校生の頃、『倍音聞こえないの?』と言われても全く聞こえなかったことと、『3度のハモりとか分かる??』と言われても、ピアノのピッチこそすべてだったので「何?!違うのか?!」とビビったことがあった。
それ以来、いろんなマシーンを使ったり、勝手にチェンバロを調律してみたりして、日夜研究。
遂に5度や3度の「ビート」の違いが分かり、和音を聞いただけで、どうすればハモるか(何の音が第何音なのか、響きのコントロール)が分かるようになった!
というわけでまあ非常に後天的に、ハモることや調性感を身に着けた!
あ!ちなみに、昔は和音を聞いても、構成音1音ずつは聞き取れるんだけど、コードとして聞こえなかった!
例えば「ファラレ」かぁ…「ラレファ→レファラ…あ!デーマイナー!!」みたいな…かなり不便!ようやく、サクサク聞けばコードも機能も分かるようになってマジでよかったよ…('◇')ゞ
おっと!脱線!
とは言え、基本的には「始めに音ありき」なのだ。
調号とか臨時記号とか関係なかった!
しかーしっ!!革命的音階練習がそれじゃー譜面読めてないじゃん?と言うことを私に教えたもうたのだぁーー!!
調号…これって、必ずしも「ヘ長調」とか「ニ短調」とかだけ示してるわけではない。中には「モード」の曲もあるし、我々トランペットの場合は読み替えなんかもあるので、調号は曲の調性と無関係ってことも多い。
だから勘で読んでると、痛い目に会う!モードの場合は音が取りにくくなる。
まず、五線のどこが全音でどこが半音なのかを確実に覚える必要がある。いわゆるミファとシドの間は半音だ。それに調号を合わせて考えていく。音階で言うと、半音の位置が調号が増すごとに規則的にずれていく。
これを何の音からでも分かっているようにすると、譜面からの音程情報がハンパなく素晴らしくなる。曲の調性判断、転調の有無がハッキリ見えてくる。
そういうのが見えるようになってくれば、譜面を読むときにシャープがいくつついていようとどってことなくなる。
なので、それを子供たちに教えたい!
そしたら、譜面を読むのがヘッチャラになる!ヘロヘロの音程で、ユラユラ音を取りながら演奏しなくてよくなる(はず)!
それともう1つ、譜面を安心して読むには、リズムの仕組みを分かっている必要がある。
生徒に、「四分音符1つに16分音符は何個はいるの?」と聞けば、「4つ!」と答える。でも譜面を読むときには、そういうのがぶっ飛んでいる気がする。16分音符が8個続いてるのを見て、きちんと1拍に4つずつ入れて演奏する子はなかなかイカす!
大抵は8つ急いで弾く!「16分音符は速い」というイメージ。
もしも8分音符1つに16分音符2つ…というのがきちんと「理解」できていれば、4分音符単位では自分にとって速すぎる曲は8分音符を単位にとって読んでもいいわけだ。
そういう原理でいけば、どんなに黒々とした目がチカチカしそうな譜面も読み解くことができる。
まあ、「できる」と「やる」は違うかもしれないけど、少なくとも「歯も立たない」状態から「時間をかければ読める」状態にはなる。
そのことも教えたい。
そうすれば、人と合わせるときの精度も違ってくる。
各自がリズムを1小節単位で何となくこんな感じかな、とやってるよりも16分音符単位で理解している方がずれたとしても微調整ができる。
昔、芸大の先輩にアーバンのリズムについて、「違う!そうじゃない!」とたくさん怒られ、しかも何が違うか全く分からなかった私は、とりあえず聞こえた感じで練習はしたものの、結局全然できてなくてまた怒られ、「あーぁ!アーバン、地球から無くなれ!」と祈ったものだ。
だからきっと、今教えてる子たちも、「違う」のポイントが分かってないと思う。直しようがないに違いない。
いや、こっちはもちろん説明してるつもりだけど、実感としてリズムの仕組みが分かってないんだよな…きっと。
なんとか自分で読み解けるようになってもらわにゃー!
その上で、時代やらスタイルなどといったこと(例えばヘンデルの符点やらドイツのマーチ、スイング…)が生きてくると思う。
何でもそうだろうけど、自ら興味を持っていろいろやって初めて、身についたり、意味が分かったり、いろいろなことが結び付いたりすると思う。
言われたことやってるだけじゃ、「理解」は深まらない。単に情報が増えるだけ。
我々的には「興味」を持たせることが必要だと思うし、同時にもっとワクワク生きてほしいよね!!
そんなことを思うのであった!!
譜面が読めるって、本が読めるのと同じ幸福なことだと思うんだよね!
聞いたことのない音楽でも、自分で再現して見ることができる。
知らなかったことを本で知ることができるみたいに!
また演奏するって、朗読するとか演技するとかっていうのと似てると思うんだ!
同じ物語でもどう表現するかで、全く違ってくる。そんなワクワクさがある。
でも字が読めなかったら、人がやったものを聞いて覚えるしかない。
自分の力で、筆者の思いを読み取れたらとっても楽しい!
行間も読んじゃうよ!
深まるねー!
その上で、その物語の時代やら、書いた人の癖なんか調べたりして、そういうのを取り込んで練っていく…そして人様に聞いてもらう…おー!!表現(再現?!)って感じじゃん!!
そういうワクワクさを伝えたいな~!!うん。
ソルフェージュが大事なのはわかっているのですが、どうやって教えればいいのかわからない。
何かいい教材はないでしょうか?
そして、ソルフェージュってなんだろうな?とさらにあらためて考えてみました。
教材かぁ、、、ちょっとどんなものってパッと言えないけれど、今使っていらっしゃる楽譜とか、例えばティップスとか3Dなどの教本を丁寧に、「楽譜に書かれていることを実際の音にする、そしてそれをその音楽に合った表現を付けながら演奏できる力をつける」のがいいと思うので、
「楽譜」に書かれている音(音と音との関係、という意味での音程)に注意し、ピアノやキーボードなどで弾いた音を参考に耳に叩きこむのがいいかと思います。
部活だと、急に「教材」とか言ってもなかなかゆっくり時間が取れないかと思いますが、これからやる曲などなら一石二鳥かな?と。
案外、演奏できていても適当だったり、分かってなかったりするものです。
かく言う私も、なーんと20年以上暗譜でやってた曲が途中で転調してた、という事実に昨日の本番前に気付きました。吹けるのと、音を理解してるのは結構違ってて、我ながら笑えます。でもここからFdurとか分かって同じフレーズをイメージし直すと、フィーリングも違いますし、とても吹きやすくもなります。
リズムも大事ですよね。それもメトロノームをいろんなカウントで鳴らして、それに対して今の譜面がどんな関係になるか、みたいなのをやってみたりすると、リズムに対する理解が一歩深まるかな~と。
結局、「耳を鍛える」「譜面のデータを頭の中で再生できるようにする」「身体からそれが出せるようにする」ってことができれば、いいのかな?と思います。
「生きた」練習が一番かな。譜面を見て、良い音程を何度も聞いては演奏、聞いては演奏、、、で耳をよくしていきたいですね!!