わくわく活動日記

山本ゆきこ~子どもこそ未来

こどものたべもの基金・畠山 浄さんの講演

2012-03-20 17:06:10 | 食の安全・農業
 3月17日(土)、県教育会館で「瑞穂と一緒に国会へ行こう会・石川」定期総会の記念講演として、「子どもたちの健康を守るために、私たちができること」と題する講演をしていただきました。
 畠山さんは真宗大谷派・常福寺(七尾市)候補宗徒であり、こどものたべもの基金代表を務めていらっしゃいます。

 畠山さんは、昨年6月から福島県・二本松市へ足を運ぶ中で、東電からも行政からも何の補償もない中、避難することもできずに被ばくし続ける子どもたちの姿、そして、そんな現実に対して立ちあがり、子どもたちの生活環境の放射線量を少しでも減らすために除染活動に取り組む大人たちの姿を目の当たりにしました。また、食品品汚染により子どもたちがどんどん内部被ばくしていく現実がありました。
 そんな現実を目の当たりにする中で、具体的な支援方法として食品の放射能測定機を購入するための基金を立ち上げ、募金を呼び掛けることを決心されたのでした。
 8月初旬には当初の目標額500万円に到達することができ、10月にはNPO法人TEAM二本松が設立され、食品の放射能測定活動が始まりました。

 11月上旬には、この自主測定活動の中で、明治ステップという粉ミルクからセシウムが検出されました。明治に40万缶回収、測定頻度・情報公開の改善などの対応をさせることができました。
 NPO法人TEAM二本松の活動は①放射能測定活動 ②子どもたちの生活環境の除染活動 ③子どもたちの遠隔地での保養活動
 今後、ホールボディカウンターによる内部被ばく検査体制の構築、さらなる食品測定体制の充実などをめざしていきます。

 畠山さんは、住職であるご自身のお父様が反原発運動をする中で、原発が地元の人を分断してきたことをつぶさに経験されてきたそうです。そして、今、福島では人々が分断されている。福島の子どもが孤立している。こんな状況では、外からの支援が必要だとおっしゃっています。一人一人に寄り添うことの大切さも強調されました。

<お問い合わせ先>
こどものたべもの基金
926-0044 七尾市相生町90 常福寺内 電話:0767-53-1392
e-mail:shiminsokuteijo@nanaoarchive.com

<募金の振込先>
ゆうちょ銀行 記号番号 00730-0-76803 こどものたべもの基金
他行からの振込の場合 店名:〇七九店 預金種目:当座 口座番号:0076803

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