わくわく活動日記

山本ゆきこ~子どもこそ未来

金沢で「イクメン」に遭遇!

2010-08-28 20:48:49 | 子育て支援
 連日猛暑が続き、日差しが痛く感じます。

 8月28日、行きつけのクリニックの待合室にいると、4歳前後の男の子を膝に乗せ、本の読み聞かせをしている若いパパの姿がありました。
 そのあと、男の子が治療室に一人で入り、一瞬、痛くて泣く声が聞こえてきました。すぐそのあと、男の子が治療室からかけ出て来ると、パパが男の子をぎゅっと抱きしめ、
「痛かった?強い子だね」と、やさしく声をかけていました。
 そののち、「これからマックへ行こうか?」とパパが男の子に話しかけていました。

 お父さんと子どもの自然なかかわりがとてもすてきでした。育児をする男性「イクメン」を間近で見ることができ、なんだか幸せな気持ちになりました。

 待合室で見かける親子がほとんど「お母さんと子ども」という姿に見慣れているため、新鮮に映ったのかもしれません。複数のお子さんをクリニックに連れてきて大変そうなお母さんの姿をよく見かけます。「イクメン」がもっともっと増えてほしいものです。

「ブックスタート」事業スタート!

2010-06-15 00:57:35 | 子育て支援
 3年前、議員になった当初から実現したいと思ってきた「ブックスタート」がいよいよ10月から始まります。市内3か所の保健所で開かれる三か月児の健康診断で、マンツーマンで絵本の読み聞かせを行うという内容です。

 6月6日(日)、韓国訪問団を玉川こども図書館へご案内した際、「ブックスタートルーム」とプレートがかかった部屋ができたのを知り、うれしくなりました。(写真)親子で紙芝居などを楽しんでいる様子がうかがえます。

 また、新聞報道によると、13日(日)、「金沢ブックスタートの会」の設立総会が玉川こども図書館であり、第1回研修会でNPO法人ブックスタート(東京都)の松居直会長の講演があったそうです。

 松居直さんは福音館書院の会長(確か)で、月刊絵本「こどものとも」の編集者であります。私は教員時代、「こどものとも」が大好きで定期購読し、教室に置き、子どもたちに読み聞かせをしていました。玉川こども図書館設立前に「小松空と子どもの図書館」主催の松居さんの講演をお聞きし、とても感銘を受けました。

子育て支援メッセ

2009-10-06 17:27:34 | 子育て支援
 10月3日(土)、日本・親子の絆プロジェクト2009「日本海・子育て支援メッセ」がいしかわ総合スポーツセンターであり、出かけてきました。

 県内の子育てにかかわる様々な団体や企業などが約80のブースで活動紹介・展示を行い、多くの親子連れでにぎわっていました。改めて、県内にはずいぶんたくさんの子育てにかかわる団体があるものだと思いました。

 私は、日ごろからかかわりのある、子育て生活応援団、おやこの広場あさがお、北陸農政局(食育)、いしかわ緊急サポートネットワークなどのブースに立ち寄ってきました。

 新政権の目玉ともいえる「子ども手当」に大きな関心が集まっています。子育てを社会全体で支え、子育てにやさしい社会を実現するために、これからも取り組んでいきたいと思っています。

緊急サポートネット事業のその後

2009-07-05 00:28:43 | 子育て支援
 12月議会で、緊急サポートネットワーク事業(緊サポ)廃止に伴い、自治体が行っているファミリーサポートセンター事業(ファミサポ)でも病後児の受け入れ等行うべきではないかとの質問をしました。12月末、厚労省より、スムーズな移行のために、緊サポ廃止まで2年間の猶予期間を設けるとの通知がありました。

 その後、金沢市ではどのような対応を行っているのか気になっていましたが、担当課に尋ねたところ、着々と移行しつつあるとのことで、一安心しました。

 中日新聞記者が私に「緊サポのその後はどうなっていますか?」と尋ねてくれました。関心を持ってくれていたことにうれしくなりました。

 新聞記事は、6月26日付の北陸中日新聞ものです。加賀市では完全に移行済みとのことです。
 自治体間で制度が異なると、自治体の垣根を越えて利用する場合困る、など、いくつかクリアしなければならない問題がありそうです。仕事と家庭の両立支援のために、1日も早く制度が整うことを願うものです。

出生率2.0のフランスの政策

2009-06-17 00:54:18 | 子育て支援
「フランスの子育てが、日本よりも 10倍楽な理由」横田 増生(洋泉社)の題名に惹かれて読んでみました。

単なる少子化対策ではなく、子どもを持ちたいと思う人が、子どもを育てる喜びを感じることができるという、極めて「普通」の、そして、「人間らしい」希望が実現できる社会システムが構築されていることにその理由があります。

フランスでは、日本と対照的に90年代から出生率が上昇し、2.0の大台に乗せて注目を集めています。日本では3年連続出生率が上昇したといっても1.34が1.37になったにすぎません。

シングルマザーでも所得が高くなくても4人の子どもを育てられる国(フランス)と、共働きでも子育てに経済的な不安を感じてしまう国(日本)の違いとは?

①フランスでは欧州一手厚い家族支援制度(児童手当)や税の優遇制度があり、所得格差を縮めている。3歳から大学まで公立学校の授業料は無料で、所得の多寡にかかわらず、子どもを育てやすい環境が整っている。

②職場における男女格差が小さいため、女性が仕事か子育てかの二者択一を迫られることがない。同一労働同一賃金が確立しているため、正規・非正規の格差がなく、短時間勤務制度も利用しやすい。

③「週35時間労働制」と労働時間が短いため、男女ともに育児や家事に参加できる。

しかし、これらの手厚い権利は、5月革命によるフェミニズム運動、労働運動の結果勝ち取られたものである。フランスでは今でもデモやストが日常的に起こり、市民は不便を忍んでもそれらを支持しているという。

そこには、日本やアメリカの「自己責任」とは対極の「社会連帯」が存在している。

今後、どのような社会のあり方を望むのか、それは、近々行われるであろう衆議院選挙の大きな争点になります。

いのちの講演会

2008-11-30 19:08:17 | 子育て支援
 11月30日、石川県女性センターで、ワン&オンリー石川いのちの会主催の「第14回いのちの講演会」がありました。

講演「親子に架ける橋ーはぐるまの母さんと呼ばれてー」
 講師:はぐるまの家代表 坂岡 嘉代子さん
 <プロフィール>
 16歳で脳脊髄膜炎発病以来、青春を闘病生活に生きる。点字・手話等を取得し、県手話通訳会に属する中、ろうあ者の少年との出会いを通じ、太鼓グループを結成。和太鼓はぐるまとしてプロデビューさせる。親子の駆け込み寺としての「はぐるまの家」を開設、以来カウンセラーとしての役割を果たしている。

 坂岡さんご自身も筆舌に尽くしがたい壮絶な人生を歩んでこられたことにまず圧倒されました。そして、その体験を元に、虐待や家庭の事情等で心に傷を負った少年・少女、犯罪を犯した少年・少女を自宅に引き取り共に生活するという、これまたなかなかできないことを実践されています。

 授かった命を大切に育む、子どもが「自分は生まれてきてよかった」と思えるようにするということがいかに大切かということを力説されていました。

 「ワン&オンリー石川いのちの会」は「おなかの赤ちゃんとお母さんが安心できる社会へ!」をモットーに、「円ブリオ基金」の運動を展開されています。

「親子よろこびの広場 あさがお」訪問

2008-11-28 05:25:33 | 子育て支援
 11月27日、地域との連携など運営上高く評価されている「親子よろこびの広場 あさがお」(白山市)を訪問してきました。この広場は、「NPO法人おやこの広場あさがお」が、白山市から受託して運営しています。

 運営方針は、「子どもの日常を大切にしながら関わりあうすべての人が手をつなぎ、支えあい、子育てのすばらしさや大切さ、子どもと共にある暮らしに喜びを感じ、地域で共に育ちあう子育て環境づくりをめざして活動する」です。

 スタッフが6人、ボランティアスタッフが38人と大変多いと思いました。ボランティアスタッフの年齢幅も広く、最高齢は85歳の方だそうです。私が訪問した際も70歳前後の方が元気にお子さんとかかわっていらっしゃいました。

 中学生のわく・ワーク活動、高校生の職場体験、金城大学の実習などをきっかけにその後も自然な交流が続いているそうです。また、商店街や利用者以外の方から賛助会員を募り、地域の商店街のイベントにも参加したりして交流いるそうです。

 その場で、偶然お子さんを連れたボランティアスタッフの方から、「先生!」と呼ばれ、びっくりしました。私が以前担任したお子さんのお姉さんでした。金沢市在住ですが、フラットな目線、みんなで自然につくり上げる楽しい雰囲気が気に入ってこちらに通っているそうです。

 いろいろな子育て支援の場に出かけていき、いろいろな方のお話を聞くことはとても興味深く楽しいことです。まだまだ一部しか知りませんが、「孤独な子育て・つらい子育て」から「子育てにやさしいまち」になるように取り組みたいと思っています。

元町こども広場訪問

2008-11-28 03:24:55 | 子育て支援
 11月26日、元町福祉センター内にある元町こども広場「ぞうさんらんど」を訪問しました。昨日訪問した駅西こども広場同様、毎日50組前後の親子(祖父母とお子さん)の利用があるそうです。他郡市からのリピーターもいらっしゃるそうです。

 すぐ近くに元町第一児童公園(幼児プール付公園)があるので、室内に飽きたら公園・・・という利用者も多いそうです。

 床の仕様については、泉野こども広場は床暖房、駅西こども広場はフローリング、元町こども広場はカーペット敷きとさまざまです。ベストは、フローリングの床暖房。ただし、コストもかかります。カーペットは、床暖房のないフローリングに比べれば暖かいですが、吐いたりしたときは衛生上配慮する必要があるそうです。

 乳幼児健診をする保健福祉センター内にこのような「こども広場」がある自治体はそれほど多くないそうです。

駅西こども広場

2008-11-26 00:05:32 | 子育て支援
 金沢駅こどもらんどでいろいろお話をうかがってから、駅西福祉健康センター内にある「駅西こども広場」を訪問しました。泉野、元町福祉健康センター内にも同じようなこども広場があります。

 広くて開放感たっぷりの遊び場で、毎日50~60組と、多くの乳幼児を抱えるお母さんたちでにぎわっているそうです。保育士さんが常駐していて育児の相談ができます。また、隣接して乳幼児向け絵本1,000冊を備えた絵本ルームがあります。

 床暖房はなく、ちょっとひんやり感じましたが、子どもは遊び回るので大丈夫だそうです。靴下は危ないので脱いでもらうそうです。

 金沢市の子育てひろばは、現在5か所あり、来年4月には「近江町ちびっこ広場」が開館予定です。乳幼児とその保護者がいつでも気軽に集い、交流や相談のできる無料の遊び場です。

教育プラザ富樫を訪問

2008-11-23 00:21:34 | 子育て支援
 11月21日、金沢市教育プラザ富樫を訪問しました。教員時代はここでよく研修を受けたものです。

 「金沢子ども条例」の実現のため、教育と福祉が連携を図り、乳幼児から中学生までの子どもたちの健全育成を一貫して推進するための施設として開館しました。

 子ども育成活動支援の拠点であり、子どもや子どもの育成にかかわる活動をしている人、グループなどを多方面からバックアップしています。親子の遊び場、育児相談、育児サークルや家庭教育学級の場など、子どもに関わることであれば無料で利用できます。

 金沢市における子育て支援策の実情を統括施設長、こども総合相談センター所長さんから伺い、そののち、施設を見学させていただきました。
 写真は、子育て広場「ぞう」で、親子がいつでも自由に遊べる広場です。みまもりスタッフがいるので、初めての方でも安心です。広場に隣接してランチ室と授乳室、子ども用の便器があります。

 児童虐待の相談件数は年々増加し、ネグレクト(養育放棄)が最も多く、身体的虐待、心理的虐待と続いているそうです。育児支援の必要な親子にどうしたら相談の場や育児サークル、子育てサロン、子育てひろばなどの場へ出てきていただくかが課題だそうです。

 ポリオの予防接種の会場にしたところ、それをきっかけにプラザの存在を初めて知り、それ以来利用するようになった方もいらっしゃるそうです。