ゆきちゃん通信++日記++

自閉症の娘、由紀子の毎日を
母親(tomi)の目を通してお伝えします。

終わりの確認作業

2014年03月31日 | ゆきちゃんの日記
最近、笑っていいとも!の
ネタばっかりで恐縮ですが・・・(笑)


今日でいよいよ終わりましたね?!


由紀子が昼間の放送を
とても気にしているようだったので
録画をしておくからと
約束をしてから
デイへと送っていきました。


そして、夕方に迎えに行くと
私の顔を見るなり

「笑っていいとも!は?」
(◎`・ω・´)ゞ




どんだけ、気にしているんだ?!(笑)




帰宅後にさっそく録画をチェックして
ビートたけしに感激してました。
( *´艸`)フフフ


そして、夜は特番!


11時まで放送があるので
寝る時間が遅くなってしまいます。


いつもならば録画して
休みの日に見せるのですが

今日は、由紀子に
終わりの確認作業をさせなければと
思っていたので
最後まで一緒に観ることにしました。


正直言って
今夜の放送の内容は
由紀子には理解できず
あまり楽しくもなかったと思うのです。

ゲームがあるわけでも
お笑いのネタがあるわけでも
ありませんでしたから!


でも・・・
由紀子は最初から最後まで
ずっと目を離すことはありませんでした。


この姿勢のまま・・・。



何を思っていたのでしょうか?


番組のエンディングで、私が


「みんな終わって淋しいって、泣いてたね?」

と、声をかけると



「いいとも・・・終わるって!
増刊号ももう無いって!
さびしいね?!」



と、言いました。




これで、由紀子の中に
区切りができていればいいなと思います。





5年前、この家に引っ越しをするとき
中学部の時の担任の魔女(※1)から


荷物を運び出した後の
家の中を見せておいた方がいいですよ。
ゆきちゃんに、
もうこの家には戻れないという
心の区切りを付けさせてあげてください。

と、メールをもらって

当時通っていた施設からの帰りに
空っぽになった家を見せに行ったことを
思い出しました。



由紀子は今までに
何度も引っ越しを経験していますが
この確認作業は初めてでした。


玄関に入って
何もない部屋を見た時の
由紀子の驚きの顔・・・

その顔がとても印象に残っています。

あの時も由紀子は
何を思っていたのでしょう?



いつも引越しの時には
新しい場所に馴染ませることばかりに気を取られて
由紀子の心の区切りなんて
考えもしなかったけれど

これって大事なことだったよな・・・
と、すごく反省をしました。


言葉での理解が難しい子ですから
どんなに説明をしても
理解できないことがたくさんあります。


その事を解っていても
ついつい普通の人と同じように
節目を通過させてしまいがちですが


なるべく由紀子にも理解できるように・・・

心の区切りができるように・・・


配慮をしてやりたいと思います。




たった一つの番組が終わるだけなのに
いろんなことを考えさせられた
年度末でした。


明日から新年度!

転勤族だった私は
お正月よりも4月の方が
気が引き締まる気がします。(笑)

来年度もよろしくお願いします!


※1・・・由紀子を魔法にかけたように動かせる人だったので
わが家では魔女とあだ名を付けました。(笑)

=END=
コメント
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