ゆきちゃん通信++日記++

自閉症の娘、由紀子の毎日を
母親(tomi)の目を通してお伝えします。

合わせ鏡

2012年07月05日 | 自閉症者の網膜剥離
私と由紀子は
合わせ鏡のように
影響しあう関係だと
よく言われています。

どちらかが落ち込むと
一緒に落ち込んでしまう!


今回も一緒に
どっぷりと奈落の底まで
落ちてしまいました。(笑)


まだ、その底で
もがいている状態ですが
気持ちだけは上を向いています。

そんな私の心が
由紀子の鏡にも写ったのか・・・

こんな姿が見られるようになりました。



本を読んでいるんですよ!(見てる?)



(  ゜  ▽  ゜  ;)エッ!


退院してきた日、
うれしそうにパソコンの前に
座ったのに
画面がよく見えなくて
大きなショックを受けた由紀子。

手術の前は
視野は欠けていても
その狭い視野の中で
文字やパソコンの画面は
綺麗に写っていたはず・・・

それを奪われてしまった!!



もちろん、本を見ても読めなくて・・・

一日中、
何度も挑戦しては
落胆して・・・

ダメだと解かってからは
昨日まで
パソコンはもちろん
本を手にすることなど
一度もありませんでした。

それが、自分で
本棚からセーラームーンの本を
選んで持ってきて・・・

こうして眺めるようになりました。


多分、細かいところは見えていないと思います。

でも・・・
きっと、自分の頭の中にある記憶で
カバーしながら
見ているのではないでしょうか?

それでも、
こうして自分で
何かを始めたことが
本当にうれしいです。


昨日もプールに行ってきました。

昨日は笑い声が出ました。(笑)
仰向けに浮かしてやると
15分はそのまま浮いています。

重力から解放され・・・
耳も水の中なので
雑音も緩和され・・・

由紀子にとっては
至福の時間になっています。

今日は、さつき園の七夕会に
参加してきます。

由紀子がどんな反応をするのか
解かりませんが、

なんでもやってみないと解かりません!!

ダメなら帰ってくるだけです!(笑)




以前、由紀子が
思春期に押しつぶされて
うつ状態になってしまったことがあります。

その状態から
立ち直った後にも
一度、みなさんに
お伝えした事がありますが・・・

ここで
もう一度、書きます。



子どもが何らかの原因で
つぶれてしまった時に

専門家の先生たちは
子どもへのフォローは
いろいろしてくださいますが

忘れがちなのが
その子の側にいる
親へのフォローです。


子どもが立ち直れば
親も大丈夫だと
お思いでしょうが

それは、逆です。

発達障害の子どもは
親の心を敏感に感じ取ります。

まずは親の心を
前向きにすることが大事です!!


子どもは
親の心の変化を感じ取って
一歩を踏み出すのだと思います。


悲しいことですが、
親は子どもの立ち直りを
願っていながら
自分が沈み込んでいる時は
子どもの足を引っ張ってしまう時があります。

どんなアドバイスをもらっても

今のこの子には無理!
そんな刺激を与えて
もっとひどくなったらどうする?!

(≧_≦)乂無理!無理!




そんな言葉で
外界からの救いの手を
遮断してしまいます。


親はお城の堀のようなもの
普段は外敵から守っていますが

篭城している時は
その堀を埋めなければ
本丸を攻めることは
できません。


これは・・・
全て、私自身の経験からの
教訓です。

( ̄▽ ̄;)アハ


=END=
コメント
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