ゆきちゃん通信++tomiの日記++

自閉症の娘、由紀子の毎日と
母の生活を綴っています。

どこの自閉症児も・・・

2007年05月28日 | ゆきちゃんの日記
最近の母(tomi)は学校の研修部の仕事で
多忙な毎日を送っています。 

7月に行われる研修会の準備に追われているのですが、
忙しいといいながらも学校で
いろいろな人と話をする機会が増えて楽しかったりもするのです。 
 

今日も同じ中学部のお母さんたちと
校長室やら事務室にお邪魔して
打ち合わせを済ませた後、
駐車場で井戸端会議でした。 

偶然にも居合わせたのが全員自閉症児の母。 

一緒に暮らす自閉星人の奇行について
話が盛り上がってしまいました。 

ネタは嫌というほどありますからね・・・。(笑) 
 

最近、帯状疱疹ができたA君。 

お腹にぶつぶつができたので、
ただの湿疹だと思っていたら帯状疱疹だったらしいです。 

帯状疱疹ってかなり痛いんですよね。
 
でも、彼はその痛みを訴える事ができず、
突然イライラしてパニックを起こしたり、
叫んだりしていたらしいのです。 

やっと、お腹の湿疹が只者ではないと解かって、
病院に連れて行って薬をもらったらしいのだけど、
その薬をつけた途端にケロッとして上機嫌になったとか!
 
「そんなに早くは効かないだろう?!って感じよ!!」

と、A君ママ。 

すると、全員が 

「そうそう!!あるある!!
からだの異変が不安でパニックになるんだけど、
病院に行ってたいしたことがないとわかると
すぐにケロッとするんだよね!!」 

「痛みに鈍いから、わかりにくいんだよね!」 

「痛い時にはパニックになる前に痛いといってくれ!!」 
 

いずこも同じってことね!
o(*^▽^*)o~♪ 
 

他にも、ペットボトルを見るとラ
ベルを剥がさずにはいられなくて、
口にくわて、飲みながら
ラベル剥がしに悪戦苦闘する子・・・ 

飲み終わってからすればいいと思うけど、
本人は気になって仕方がないのです。 

悲しいサガって奴です。(笑) 
 

他人の持ち物でも、
バックのファスナーがちょっとでも開いていると気になって、
そっと忍び寄ってファスナーを閉める子・・・ 

下手をすれば、スリや泥棒と間違われて
警察沙汰になりかねません。 

側にいるとハラハラしますよね。 
 

由紀子だって、
他人が食べている時に
こぼしたご飯粒や、
箸や茶碗の淵に着いたご飯粒が
許せないんです。 

誰のであれ、
気になったらそのご飯粒をつまんで
自分の口に入れてしまいます。 

これも、知らない人がやられたら怒りますよね! 
 

他にもいろんな問題行動がゾロゾロ・・・・ 

どこの家庭でもかなり苦労があるようです。 
 

でも、こんな苦労話をする時でも、
母親たちは笑いながらあっけらかんと話します。 

まるで我が子の自慢話をしているようです。 

自閉症の子どもと10年も付き合えば、
それなりにいろんな経験をします。 

めげてばかりはいられないんですよね!! 
 

自分で言うのも変ですが、
私たちはかなりたくましい母親です。(笑) 
 
そんな事を話しながら笑っていたら、
向こうから担任の先生がのびた君と一緒に歩いてきました。 

クラスでウォーキングをしているようです。 
 

「まずい!!由紀子が来る!!」
あせ (◎◎;) 

予告なしに学校で出会うと
どんな反応をするかわかりません。 

慌てて車に乗って学校を出ようとした時・・・ 

バックミラーに由紀子の姿が写りました。 
 

のんびり、トボトボ・・・・ 

まるで、亀さんのような由紀子の姿でした。(笑) 

でも、歩いているだけでも上出来!!
グー♪(*゜ー゜*)b 
 

この、のん気さも自閉っ子を育てる為には必要な事です。 

な~んてね!!(笑) 


=END=

 
コメント
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