畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

六万騎山に家族で登る(その1)

2019-04-27 04:18:54 | 登山

 ここ何年か毎年登っている南魚沼市の「六万騎山」に登ったのは一週間前の土曜日。

昼食を山で食べようと言う事で出発は11時過ぎ。でも、駐車場は満杯状態でした。

 関東圏、他県ナンバーの車の方が多く見受けられました。結構メジャーになったのですねー。

今年は待望の孫も入れての家族登山。孫はその昔、娘たちを背負ったベビーキャリアで背負われます。

 

  ここは一番スベルべジーさんも背負ってみようと思ったけれど出番なし。

娘と婿の夫婦が交代で背負いましたが、誕生日を過ぎたばかりなのに10キロを越える体重はジーさんには無理だったか。

 

  日陰などの位置関係も有るけれど、全体的には見たかったカタクリの花は盛りを過ぎていました。

代わりに花盛りだったのは、「イカリソウ」でした。白と紫が有るけれど、この山は紫が主体。

 

  手前のピントが甘くなっちゃったけれども「錨」の形が分かりますよね。

この「イカリソウ」は、全草が滋養強壮の特効薬として知られています。今年は久しぶりに焼酎漬けにしてみようかな。

 

 山の中腹あたりから展望が開け、眼前に南魚沼の盆地が広がります。

向こうの山の木々が生えていないところが五日町スキー場です。昔は「農民スキー場」なんて呼ばれていましたよ。

         (続く)

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連載194「畑の苦労が報われるとき」(その1)

2019-04-26 05:17:06 | 

 初めの頃は「スズキチグループ」のオーナーシェフ鈴木将氏が直接畑に。

今は7店舗も展開する実業家の顔もあり、中々本人が仕入れに来ることは難しくなった。

 

 スズキチグループの社員の皆さんが研修名目で畑の手伝いに来る。

野菜中心メニューの飲食店とは言え、畑仕事など見たことも無い若者も多いですから。


     畑の苦労が報われるとき(その1)

 畑仕事に夢中になっているうちに、いつの間にかと言う感じで年老いてしまった。

それでも楽を追い求めるでもなく、就農当時と大きく変わったことは、トラクターや畝建て機を購入した程度。


 相も変わらず、かたくなに農薬を嫌い、肥料の大半を堆肥に託す畑作を続けている。

サツマイモは父祖の代から何十年も作り続けている作物だけれど、同じ畑の一定の場所で、

土中の虫に食われ、深い傷の穴が付いたり、肌が荒れたりする場所がある。


 これはその一定の場所に細長い害虫が生息し、収穫の際にサツマイモに半分身体をめり込ませた状態で、

見つかることさえ有る。

 毎年「土壌消毒をしたら虫は居なくなるのだがなー」と、消毒をすべきか、主義に従って使わずに行くか、

心の中に葛藤が生まれる。いえ、結果として未だ土壌消毒さえ実施せずに今日まで来ているのだが。


 畑の作物の生産量が増えるに従い、あちらこちらと出荷せずには家族や親族だけでは消化しきれなくなり、

出荷さえ始めてしまった。縁あって長岡の野菜中心のメニューの「スズキチ」グループと付き合いが始まり、

その付き合いも10年近い、信じられないような長い期間になった。

         (続く)

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あっ!やっちゃったー!(その2終わり)

2019-04-26 05:09:11 | 山菜

 ようやくヘルメットにたどり着いた。

でも、ここで仕上げの失敗。斜面から沢に飛び降りたらスリップして転んでしまったのでした。

 

 たどり着きヘルメットの回収です。

少し上に小さな雪椿の花が見えます。侍は首から落ちる椿の花を縁起が悪いと嫌ったという。

 ま、スベルべも首は落とさずに済んだけれどやはり、左側頭部と首が痛む。

一種の首の鞭打ち状態になったのでしょう。一晩経たないと結果は分かりませんが。

 

 さて、ヘルメットのたどり着いた先から上を見上げます。

沢は急斜面。滑り落ちるブロック雪崩のため、氷河のような様子を見せるのです。

 

 これは左腕に着いた、落下の痕跡の泥の跡。

足、ズボンもこんな風に汚れていたから、作業着用の洗濯機で洗わなくては。

 実は午後に鶏糞の大袋が110袋届き、自家用の33袋を除いて注文者に配達。

これはその配達の後に、この朝入った山の方向を写した風景。一見なんてことの無い山の見えるけれど実に危険な山。

 自然、登山、山菜採りの危険性がこの写真でお判りになったらベテランですね。

今も雑木を掴んでいた両手の握力が落ちて、満足に握りこぶしが作れない状況です。

         (危ない話終わり)

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北国魚沼の春

2019-04-25 05:35:16 | 自然

 数日前、孫とスベルべママを伴い背山の先輩を訪れました。

先輩のお宅は同級生の隣り。残念ながら同級会は不在の様子でしたが、庭の桜が満開。

 

 さて、先輩の庭の目立つ花は何でしょう。

国道からも目立つ白い花は、「コブシ」かと思ったら「ハクモクレン」だそうです。

 

 さて、我が家の農天市場の畑です。

ジュンベリーの花が八分咲きかな。間も無く美味しい実を着けてくれるはずですよ。

 

 こちらは真っ白な花が一面に咲く「プラム」です。思わず「雪解け~せせらぎ~♪」なんて鼻歌も。

本当は二種類を混植したら実付きが良いのでしょうが、残念ながら一種類。それでも美味しい実が着きますよ。

 

 こちらは開花前の「八重桜」です。

スベルべママが桜湯や、料理ケーキの材料を目的として植えた物。

 今年は少し不思議な年で、暖冬小雪だったと言うのに気温が上がらず春が遅い。

でも、一気に気温が28度に上がってみたり、寒波の襲来が予報されたり不思議な春です。

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あっ!やっちゃったー!(その1)

2019-04-25 04:56:04 | 山菜

 本格的なゼンマイ採りを続け三日目。

雨の天気予報に躊躇したけれども身体が我慢できず朝から山に入った。

 うーん、思った通りでこんなに伸びていると言うのに、人の入った気配は無し。

さて、それではと、斜面を降り始めた途端に握った木が折れて真っ逆さま。

 

 一瞬、天地がひっくり返り、下に空が見え上にカタクリの群生が見えた気がした。

しっかりと顎紐をしめたヘルメットが素っ飛び、数秒だけれど茫然自失。

 人の気配が無いと、こんな大きな株のゼンマイも独り占めになる。

そうだよなー、もうこんな急斜面を攻める人はほとんど居なくなってしまったからなー。

 

 雪国の斜面の木は雪に押されてこんな風に曲がります。

でも、ゼンマイは垂直方向に延びるから斜度が分かるってもので、ほぼ45度くらいかなー。

 

 転落した原因はしかと記憶に無いけれど、こんな木を掴んだに違いない。

木は折れていても、枝先は最後の生命力で青葉を付ける。

 それを、信じて丈夫な木だと思って体重をかけると折れて素っ飛ばされる。

タニウツギなど木質が軟で、生木でも折れることも有るし、生木だか枯れ木だかの判断も難しい。

 

 無帽状態で、それでもゼンマイを採りながらしばらく下降するとヘルメットが見えた。

ズームアップしているから近くに見えるけれども、まだ大分下の方ですね。うーん、頑張ろう。

 四肢を踏ん張り、ボルダリングのようなスタイルで、慎重に手掛かりと足場を探して降りる。

でも、こんな風に落下したのは数年ぶり。やはり老化現象で注意力も衰えたのかも知れない。

       (続く)

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