ようやくヘルメットにたどり着いた。
でも、ここで仕上げの失敗。斜面から沢に飛び降りたらスリップして転んでしまったのでした。
たどり着きヘルメットの回収です。
少し上に小さな雪椿の花が見えます。侍は首から落ちる椿の花を縁起が悪いと嫌ったという。
ま、スベルべも首は落とさずに済んだけれどやはり、左側頭部と首が痛む。
一種の首の鞭打ち状態になったのでしょう。一晩経たないと結果は分かりませんが。
さて、ヘルメットのたどり着いた先から上を見上げます。
沢は急斜面。滑り落ちるブロック雪崩のため、氷河のような様子を見せるのです。
これは左腕に着いた、落下の痕跡の泥の跡。
足、ズボンもこんな風に汚れていたから、作業着用の洗濯機で洗わなくては。
実は午後に鶏糞の大袋が110袋届き、自家用の33袋を除いて注文者に配達。
これはその配達の後に、この朝入った山の方向を写した風景。一見なんてことの無い山の見えるけれど実に危険な山。
自然、登山、山菜採りの危険性がこの写真でお判りになったらベテランですね。
今も雑木を掴んでいた両手の握力が落ちて、満足に握りこぶしが作れない状況です。
(危ない話終わり)
急斜面や、その斜面が切れて崖のような状態になっている先ほど、太いゼンマイが有るのですよ。
でも、最近は結構慎重になって、「これは目の保養、見るだけにしておこう」なんて事も多いのですが。
ヘルメットの落ちたところまで下るのに、ゼンマイだらけなんですよ。
無帽状態ですから、今度は慎重です。剥き出しのスベルべの頭は「けがなし」ですから(大笑)。
実は身にまとった「ゼンマイブートー」と言う衣装の中には、足場を切ったりするための小鎌を入れていました。
それが転んだ際にどこかに素っ飛んでしまい、ヘルメット回収後は探しながら登ったのでしたが見つかりません。
ま、自分の腰を刺したりしないで笑い話にはなりませんでしたが。
いや、良い年をして落ちたこと自体が十分笑い話になるのかも知れませんが。